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アイドリュース・シュリーマンのリーダー・アルバム

2021-06-13 | JAZZ
自国のオールスター・メンバーによるオランダでの録音からの1枚です。

「NOW IS THE TIME」 Steeple Chase SCS-1052
  
1. MIRROR LAKE
2. MISTY THURSDAY
3. SATURDAY AFTERNOON AT FOUR
4. A THEME FOR AHMAD
5. NOW′S THE TIME
6. THE BEST I COULD DREAM
7. CARE FREE
IDREES SULIEMAN (tp, flh) CEDAR WALTON (p) SAM JONES (b) BILLY HIGGINS (ds)
録音 1976年2月16,17日

アイドリュース・シュリーマンは、過去にマル・ウォルドロンのアルバム「MAL 1」にも参加していますが、その当時と比べると円熟味が増して、アート・ファーマーに似たソフトな音色に替わっています。
このアルバムでは全7曲中、4曲のオリジナルを提供していて、いずれもが親しみやすいメロディとなっています。
特に3曲目のアップテンポによる「SATURDAY AFTERNOON AT FOUR」のメロディアスで且つ子気味良い演奏や、6曲目の「THE BEST I COULD DREAM」のゆったりしたテンポでスタートし、アドリブに入るとイン・テンポとなる歌心ある演奏等は、曲目通り“ザ・ベスト”に相応しい内容です。
また、唯一ビ・バップの「NOW′S THE TIME」では、バップ魂が湧き出る中でもスカッとした冷静な演奏であり、ビリー・ヒギンズのドラムスによるロング・ソロも挟んで、さすがに王道的な1曲となっています。
全体を通して、シダー・ウォルトン以下の強力なリズム陣を背景に、伸び伸びとしたプレイを展開する素晴らしいワンホーン・アルバムであり、シダー・ウォルトンの澄んでいて、しかも歯切れの良いタッチのピアノが際立っています。

コメント
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