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フランク・フォスター・カルテット

2019-06-16 | JAZZ
フランク・フォスター続きで、彼が仏ヴォーグに残した初リーダー作品を取り上げました。
「FRANK FOSTER QUARTET」 Vogue LD.209
  
1. MY HEART STOOD STILL
2. FAT SHOES
3. I′LL TAKE ROMANCE
4. ESCALE A VICTORIA
5. THE THINGS WE DID LAST SUMMER
6. JUST 40 BARS
FRANK FOSTER(ts) HENRI RENAUD(p) 
JEAN-MARIE INGRAND(b) JEAN-LOUIS VIALE(ds)
録音 1954年4月4日
フランク・フォスターがカウント・ベイシー楽団に入ったのは1953年7月で、その翌年のヨーロッパ遠征時に、若干25歳で現地のミュージシャンと共演したアルバムです。
フォスターのふくよかな音色とスムースなアドリブは、「 MY HEART STOOD STILL」や「I′LL TAKE ROMANCE」のスタンダードの演奏において顕著です。
2曲目の「FAT SHOES」は、このアルバムで唯一自身のオリジナルですが、A-A´-B-Aの32小節からなる面白い曲想を持った作品で、後半のドラムスとの4小節交換も聴きどころとなっています。
4曲目の「ESCALE A VICTORIA」は、伸びのあるサックスの音が心地よく、一方でデクスター・ゴードンのように豪快な一面ものぞかせています。
また、ミディアム・テンポで演奏される「THE THINGS WE DID LAST SUMMER」は、軽快なサックス・ソロに続くアンリ・ルノーのピアノ・ソロも、その雰囲気を持続した演奏となっています。
最終曲の「JUST 40 BARS」は、ピアニストのルノーの作品で、全6曲の中で一番早いテンポで演奏されています。

これは20年以上前に国内発売されたもので、元は10インチ盤ですが、両面併せての6曲が、いずれも印象に残る演奏となっています。

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