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私の愛聴盤 (第52回)

2014-11-24 | 私の愛聴盤
第52回はフランコ・アンブロゼッテイの「カルテット」です。

Franco Ambrosetti (1941年12月10日 - )  スイス生まれ(イタリア系スイス人)

サックス奏者である父の影響で11歳からピアノを習い、17歳でトランペットに転向、1962年からは父のバンドで活動を開始しています。
65年に初リーダー作を吹き込み、
翌66年、ウィーン国際ジャズ・コンペティションのトランペット部門で1位となり、ジャズ界で知れ渡ることになりました。
クリフォード・ブラウンの流れを汲むトランペッターで、その後は多くのジャズ・ミュージシャンと共演することとなり、ヨーロッパを代表する一人となっています。
70年代のフランコは、来欧の米国ミュージシャンとも共演を重ねる一方で、ジュルジュ・グルンツのジャズ・バンドにも参加していました。
以下は、その共演アルバムです。

「FRANCO AMBROSETTI QUARTET」 PDU Pld 6052
  
1. RUMBA ORGIASTICA
2. THINGS WE DID LAST SUMMER
3. ROCKY MOUNTAINS
4. BUANUARA
FRANCO AMBROSETTI(flh, tp) GEORGE GRUNTZ(fend.p)
RON MATHEWSON(b) DANIEL HUMAIR(ds)
録音 1975年12月1日

ここでのフランコは、トランペットとフリューゲル・ホーンを使い分けていますが、柔らかい音色のフリューゲル・ホーンの方が、合っている様に思えます。
ジュルジュ・グルンツのフェンダーも、アクセントを付けながら、抑えるところはしっかり抑え、フランコをしっかりサポートしています。
1曲目、ヨアヒム・キューンのペンによる「RUNBA ORGIASTICA」は、軽やかなリズムを持ったバウンス曲です。
2曲目、このアルバムのハイライトともいえるバラード「THINGS WE DID LAST SUMMER / 過ぎし夏の想い出」、
フランコはフリューゲル・ホーンで歌い上げ、ベース・ソロを含む12分10秒、良いです。
3曲目(LPのB面)、グルンツのフェンダーに導かれて登場するフランコが好演しています。
4曲目、軽やかなアフター・ビートの曲です。

このレコード、当時新宿のジャズ喫茶で聴いて内容に惚れ込み、薄給の中でやっとの思いで購入した懐かしの1枚です。


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