あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

デューク・ジョーダンとアート・ファーマーの共演盤

2022-05-22 | JAZZ
1978年録音のデューク・ジョーダンとアート・ファーマーの共演盤から、
全曲デューク・ジョーダンの作曲よるもので、アートファーマーはフリューゲル・ホーンを吹いています。

「DUKE’ ARTISTRY」 Steeple Chase SCS 1103
  
1. MIDNIGHT MOONLIGHT
2. MY HEART SKIPS A BEAT
3. THINKING OF YOU
4. LADY DINGBAT
5. MIDNITE BUNP
6. DOGGE CITY ROOTS
ART FARMER (flh) DUKE JORDAN (p) DAVID FRIESEN (b) PHILLY JOE JONES (ds)
録音 1978年6月30日

ゆったりとしたテンポで始まる「MIDNIGHT MOONLIGHT」は、アート・ファーマーのフリューゲル・ホーンとのマッチングも良く、途中のピアノ・ソロでは、デューク・ジョーダンのそれと分かるフレーズが飛び出して一旦演奏が終わったと思ったら、その後に4小節のピアノ・ソロがあります。
また、ピアノ・トリオで演奏される「THINKING OF YOU」も一聴してジョーダンの曲だと分かる内容で、9分近いジョーダン節が堪能できます。
そして、冒頭からファーマーのフリューゲルホーンが歌いあげる「LADY DINGBAT」では、次々に出て来るアドリブのフレーズが予想できるような歌心をもっており、それにフィリー・ジョーのブラシによるワンポイントのアクセントが上手く溶け込んでいます。
続く「 MIDNITE BUNP」もフィリー・ジョー・ジョーンズがタムタムでバックを担当する魅力的な演奏です。
全体を通して、フィリー・ジョー・ジョーンズの控えめなサポートが、ジョーダンとファーマーの演奏の引き立て役になっています。


このアルバムを聴いた後で、2人が共演している初期の作品である「ART FARMER QUINTET」(1955年10月録音)も聴いて見ましたが、ハツラツとした演奏の中で、しっとりとしたバラードの「EVENING IN CASABLANCA」や、ヒット・チューンの「NICA’S TEMPO」や「SANS SOUSI」等、こちらのアルバムも好演盤です。

「THE ART FARMER QUINTET」 PRESTIGE LP 7017(OJC-241)
  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マルコ・ディ・マルコの初リ... | トップ | 知人が届けてくれた薔薇 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

JAZZ」カテゴリの最新記事