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ヨーロッパのジャズ・ドラマー(ハン・ベニンク)

2019-10-20 | JAZZ
3人目は、オランダ出身のハン・ベニンク、
「INSTANT COMPOSERS POOL」 I.C.P. 004
  
1. AN OLD WOMAN ・・・
2. SUKI
3. GACHI
4. Kst, Kst
5. GOOD MORNING DEREK
6. CHONKICHONKI
7. Tsk, Tsk
HAN BENNINK(ds, perc, tp) DEREK BAILEY(g)
録音 1969年7月30日

過去に幾度となくここに掲載しているベニンクですが、彼のアルバムはI.C.P.、FMP、それに自身が立ち上げたレーベルなど、多岐に渡ってあります。
ハン・ベニンクとデレク・ベイりーのデュオによるものも多くある中で、この1枚はレコードの両面を一気に聴き通すことが出来、これまでに幾度となくターンテーブルに乗せているのですが、その度に新鮮な発見があります。
まずこのジャケット、何時ものベニンクの手によるもので、とても微笑ましいです。
ここではA面に4曲、B面に3曲が収録され、両面の最初が共に長尺演奏となっていますが、曲目は単なるメモのようで何の意味も無いと思われます。
2曲目からは、インプロビゼーションの様子が一層強くなり、ベニンクは色々な道具やヴォイスを駆使して行く一方で、淡々とギターの弦をつま弾くベイリーとの対比が面白いです。
その中で、短い時間の演奏は互い集中しているようで、強いエネルギーを感じます。
この004番は、I.C.P.レコード中ではディレク・ベイリーのギターの音が非常にクリアに収録されていると思います。

ハン・ベニンクのソロと言えば、以前JAZZ TOKYOで開催されたソロ・ライブを今でも時々思い出します。

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