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八代亜紀の2枚のアルバム

2024-01-12 | 演歌・ポップス
年明け早々に訃報が伝えられた八代亜紀さんを偲んで、彼女の過去に発売された2枚のアルバムを聴いてみました。

1枚目のCDは、演歌歌手が外国のスタンダードを歌っていることから興味があり、2012年の発売と同時に購入しました。
スモール・コンボをバックに歌う中では、「ジャニー・ギター」や、「五木の子守歌~いそしぎ」はまずまずとして、スタンダードにおいては、ビブラートや微妙な歌回し部分において演歌の匂い(コブシ)がしてしまい、出来としてはアレンジに負うところが大きいように思います。
一方、歌謡曲と言われる日本の歌は、八代亜紀の歌として聴き応えがあります。

「夜のアルバム」 UCCJ-2015(CD)
 


続いて2017年に発売されたこちら(LP)は、ジャケットの怪しさに惹かれて購入しています。
A面の6曲は、オンマイクによる収録により彼女の声が生々しく捉えられていて、「フィーヴァー」のように聴いていて「ゾクッ」とする部分もありますが、ピッチのずれがモロにでてしまい、ちょっとつらいところがあるのも事実です。
また、ベースの川上 修とギターの田辺光邦の出番が多く全体の雰囲気をうまく作っています。
B面はビックバンドによるアレンジが中心となっていて、バックのサウンドに助けられている感がありますが、最終曲の「夜が明けたら」は浅川マキの歌とは違ったフィーリングで味があります。

「夜のつづき」 UCJJ-9010(LP)
  


下の2枚は、同じタイプの歌手である青江三奈のオリジナルとスタンダードによるアルバム(CD)です。
「passion mina in NY」は、スタジオ録音をショーのライブ風にうまくアレンジして拍手も入れて、自身のオリジナルと日本の歌を中心に構成していて、彼女の持ち歌も違った雰囲気でうまく歌っています。
また「THE SHADOW OF LOVE」の方は、伴奏にナット・キング・コールの弟のフレディ・コール(p, vo)、マル・ウォルドロン(p)、エディ・ヘンダーソン(tp)、グローヴァー・ワシントン(sax)等の豪華なメンバーを従えて立派なジャズ・アルバムに仕上げていて、デビュー前はジャズ歌手であったことから、青江三奈の歌には表現のうまさに加え安定感があります。

 

コメント
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