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再びロン・カーター・トリオを

2019-09-22 | JAZZ
再びドラムレスによるロン・カーター・トリオのライブを、
といってもCDがあることを知り、早速購入して聴いてみました。
「COCKTAILS AT THE COTTON CLUB」 somethinelse TOCJ-68099
 
1. SATIN DOLL
2. MR. BOW-TIE
3. MY FUNNY VALENTINE
4. WAVE
5. ANNOUNCEMENT RY RON CARTER
6. SOFT WINDS
7. SAMBA DE ORFEU
RON CARTER(b) RUSSELL MALONE(b) DONALD VEGA(p)
録音 2012年12月14,15日
この東京丸の内のコットンクラブでの録音は、「MY FUNNY VALENTINE」や「WAVE」が入っていて、先日のCATALINA JAZZ CLUBでの演奏を彷彿とさせる内容となっていました。
初代ピアニストのマグリュー・ミラーに替わるドナルド・ヴェガは、タッチがとても綺麗なピアニストで、先日のライブの主催者の方も、彼のピアノ・プレイを絶賛していました。
全7曲については、静かにスタートする「SATIN DOLL」から、軽いボサノバ・タッチの「MR. BOW-TIE」、そして美しいピアノ・ソロで始まる「MY FUNNY VALENTINE」と続き、ここでは終盤でも同じような展開になった後、ギターの定型リズムに乗っていつ終わるかともわからない演奏が展開されています。
また、通常はボサノバでの演奏される「WAVE」は、あえて軽いノリの4ビートで始まり、サビからはカーターの4つを刻む音と、マローンのカッティングが躍動感を与え、ドラム・レスであることが良い効果をあげています。
「SOFT WINDS」は、先日のライブの方がよりスイングしていたようにも思いますが、ダブル・テンポになってからは前のめりになりそうなくらい激しく、ピアノのソロではモーニンの一節も飛び出すノリノリの演奏です。
最後の「SAMBA DE ORFEU」は、ゆったりしたテンポで演奏されるベースとギターとのデュオで、カーターのベースが全面的にフューチャーされており、中間部ではベース・ソロも聴くことができます。
全体を通して、マローンのアコースティックなギターの響きが曲の中で上手く溶け合い、ドラムレスであることが成功しています。
このCDは、ライブ録音ということでいずれも長尺演奏となっていて聴きごたえ十分ですが、新しいメンバーを迎えて間もないため、各人のソロは控えめとなっており、先日のライブの方が各人のソロパートが多くありました。

コメント
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