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モントルーのナベサダ

2018-07-15 | JAZZ
モントルーの最後は、我らのナベサダさんの登場。
彼のグループのここでの演奏は1970年、73年に続きこれが3回目となり、レコードとしては初回に続き、これが2枚目となります。
「SWISS AIR」 CBS SONY SOPN 159
  
1. MASAI STEP
2. TANZANIA E
3. SWAY
4. WAY
5. PAGAMOYO
渡辺貞夫(sn, as, fl) 本田竹廣(p) 川上 修(b) 守 新治(ds)

これは1975年の録音ですが、当時はアフリカ音楽に傾注していた時期でもあり、ここでのプログラムも全て現地語のタイトルとなっており、ライブともあって、とてもエキサイティングな演奏を展開しています。
サダオさんは「TANZANIA E」において、アルト・サックスでテーマを吹いた後ソプラニーノに持ち替え、本田のピアノ・ソロを挟んで激しいプレイを繰り広げており、この楽器がこの曲に良く合っていると思います。
続く「SWAY」はバラードで、サダオさんのふくよかなアルト・サックスと、本田の美しいタッチの音色を聴くことが出来、そのまま次の「WAY」へと続く構成が、とても自然な流れとなっています。
なお、最後に収録されている「PAGAMOYO」はフルートで演奏されますが、時間の関係でフェイド・アウトとなっています。
解説によると、「TANZANIA E」と「SWAY」の間で演奏されたようですが、サダオさんの要望による収録だそうです。
このアルバムは、当時若かったリズム隊の中で、マッコイ・タイナーにも似た力強い本田のピアノも一聴の価値があります。


なお、山下洋輔トリオも過去にヨーロッパ・ツアーを慣行していた時期に、モントルーにも出場しており、ヨーロッパの山下洋輔として、過去に登場しています。
  
 
コメント
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