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私の愛聴盤(第107回)

2017-06-24 | 私の愛聴盤
第107回は、ビリー・テイラーの「スリーピング・ビー」です。
「SLEEPING BEE」 MPS 15 234
  
1. LA PETITE MAMBO
2. THEODORE
3. PHARAPHRASE
4. BYE Y′ALL
5. DON′T GO DOWN SOUTH
6. BROTHER WHERE ARE YOU?
7. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
8. SLEEPING BEE
BILLY TAYLOR(p)  BEN TUCKER(b)  GRADY TATE(ds)
録音 1969年4月

これといった特徴がないところが特徴かも、というところのピアニスト、
ビバップ時代から長年に渡って活動を続け、多くの作品を残しているビリー・テイラーが独MPSに残した唯一の1枚。
挨拶代わりの1曲目は、調子のいいラテン曲の「LA PETITE MAMBO」、
エロール・ガーナーのこの曲を、ガーナー張りの乗りでプレイし、美しいバラード「THEODORE」へと続いていきますが、この曲は彼の奥さんに捧げたものだそうです。
また、OSCAR BROWN JR.の名曲 「BROTHER WHERE ARE YOU ?」も取り上げていて、ここでは強いアタックでソウルフルにプレイし、彼の別の1面も見せています。
このアルバムの極めつけは、スタンダード・ナンバーの「THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU」で、美しいピアノ・ソロから始まり、トリオ部分は軽快に飛ばし、再び低音部を中心としたピアノ・ソロが登場する構成が見事です。
最終曲のスタンダード「SLEEPING BEE」はサラッと仕上げていますが、バラード以外の3曲のオリジナルは、いずれもミデアム・テンポでスイングする演奏で、ここのところの梅雨空をフっ飛ばしてくれる軽快さがあります。

このアルバム、
オスカー・ピーターソンの好録音で有名な独MPSにしては、何時もの音と少し違うと思っていたら、ニューヨークのRCAスタジオでの録音でした。

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