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ジョン・ファデスの初期の1枚

2016-06-11 | JAZZ
ディジー・ガレスピーの再来といわれたジョン・ファディスの作品から

「YOUNG BLOOD」 PABLO 2310 764
  
1. HERE ′TIS
2. GERSHWIN PRELUDE #2
3. ROUND MIDMIGHT
4. BE BOP
5. SAMBA DE ORPHEUS
JON FADDIS(tp) KENNY BARRON(p) GEORGE MRAZ(b) MICKEY ROKER(ds)
録音 1976年1月8, 9日

5曲中2曲はディジー・ガレスピーの作品で、一聴するとディジー・ガレスピーが演奏しているようでもあります。
聴きものは3曲目のラウンド・ミッドナイトで、バースから1コーラスまではストレートにメロディを吹いていますが、後半は御多分に漏れずハイノートをまき散らし、深夜からいきなり真っ昼間へ変わった感じがします。
そして、この曲の締め括りは、意表を突いたファンファーレでのご愛敬です。
これは若干22歳の若者の初リーダー・アルバムですが、ビックバンドで鳴らしてきたせいもあり堂々の演奏で、これをバックのベテラン達がしっかりサポートしています。
とりわけケニー・バロンのピアノ・プレイは絶品です。
それにしても、ここでのファディスはガレスピーの雰囲気そのままです。

なお、こちらの公益財団法人 武蔵野文化事業団のサイトには、デビューからおよそ38年後の演奏が掲載されていました。
小編成とビック・バンドからのもので、後者ではウイントン・マルサリスと共演していますが、いずれも彼の十八番であるハイ・ノートのプレイを聴くことができます。

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