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ウエイン・ショーターの代表曲

2015-02-28 | JAZZ
ウエイン・ショーターの代表曲である「フットプリンツ」、
“海岸の砂浜などについた足跡” のことを意味するこの曲を取り上げてみました。

最初は、初演となりる自身のアルバムの中から
「ADAM’S APPLE」 BLUE NOTE BST 8432
  
1. ADAM’S APPLE
2. 502 BLUES
3. EL GAUCHO
4. FOOTPRINTS
5. TERU
6. CHIEF CRAZY HORSE
WAYNE SHORTER(ts) HERBIE HANCOCK(p) REGINALD WORKMAN(b) JOE CHAMBERS(ds)
録音 1966年2月3日、24日
曲は6/8拍子で演奏され、ショーター以下、各人が表情豊かなソロを展開しています。

上記のアルバム録音時は、既にマイルス・デイビスのグループに参加していて、下記のアルバムでもショーターがアレンジを担当しています。
このアルバム以降、いずれの演奏もテーマは大抵マイルスとショーターのソリとなっています。
「MILES SMILES」
 
MILES DAVIS(tp) WAYNE SHORTER(ts) HERBIE HANCOCK(p) RON CARTER(b) TONY WILLIAMS(ds)
録音 1966年10月25日
ベースの繰り返し刻まれるパターンは、最初のアルバムと同じですが、リズム陣の2人が入れ替わっただけで、モーダルな演奏に変って来ています。
マイルスが参加していることもあり、演奏時間も7分27秒から9分48秒へと長くなっています。


マイルスは、1966年から1970年の5年間に渡って、この「フットプリンツ」を繰り返し演奏しています。
しかし、スタジオ録音は上記の1枚だけで、後はライブ音源ですが、これらは全てオフィシャルなものではありません。
その中で、年度毎に1枚ずつを掲載してみました。

「NEWPORT」(66年7月8日)
上記のスタジオ録音前の記録です。
グループの纏まりは今一つですが、「フットプリンツ」に続いて切れ目なく「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」へと繋がって行きます。


「LAST EUROPEAN TOUR Vol.1&3」(67年10月31日、11月1日、2日)
Vol.1と、Vol.3にはストックホルム、ヘルシンキ、コペンハーゲンでの演奏が記録されています。
どれも同様パターンの演奏なれど、トニーのドラミングが凄いの連続です。


68年のマイルスは、スタジオ録音に集中しており、暮れになってライブ活動に入ったため「フットプリンツ」の演奏記録は、現在のところありません。

「VILLAGE GATE」(69年5月23日)
ニューヨークのクラブでの演奏です。
リズム陣がチック・コリア(elp)、デイブ・ホランド(b)、ジャック・デジョネット(ds)と全て入れ替わりました。
この3人によるジャズ・ビートが凄いです。


「FILLMORE WEST」(70年4月12日)
今回のお題の主役であるウエイン・ショーターは別のグループに参加してしまいました。
従ってサックスがスティーブ・グロスマン(ss)に替わっています。
ここでの演奏は、大作「ビッチェズ・ブリュー」の後ということもあり、リズムが強調されテーマは単なる素材となっています。



そして最後は、最初のアルバムから35年を経て、カルテットで録音された、その名も「フットプリンツ」
これは、2001年にヨーロッパでの3か所でのライブを収めたもので、ショーターが過去に演奏してきた曲を、再びアコーステックで演っています。
 
1. ASNCTUARY
2. MASQUELERO
3. VALTE TRISTE
4. GO
5. AUNG SAN SUU KYI
6. FOOTPRINTS
7. ATLANTIS
8. JUJU
9. CHIEF CRAZY HORSE
WAYNE SHORTER(ss,ts) DANILO PEREZ(p) JOHN PATITUCCI(b) BRIAN BLADE(ds)
録音 2001年7月14日(ITALY)、7月20日(SPAIN)、7月24日(FRANCE)
ここでの「フットプリンツ」、
最初はソプラノでスタートし、後半テナーに持ち替えての演奏で、これまでのどれよりも圧巻の7分40秒です。


下は今回のお題とは直接関係ありませんが、都内のレコード店が販売したウエイン・ショーターのレコードの特典として配布されたEP盤です。
録音に関する詳細は不明ですが、メンバーは上記ライブと同一でした。
ここでのショーター、SIDE 1 はソプラノ、SIDE 2 はテナーを吹いていますが、かなりフリーな演奏です。
共に4分を超える収録時間となっていますが、惜しむらくはフェード・アウトされているところです。

「THE WAYNE SHORTER 4 / WITHOUT A NET」
 
1. ORBITS
2. UNIDENTIFELD FLYING OBJECTS

コメント
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