asato52gouのスキー&チャリ&アウトドア日記

飛騨高山で、スキーとチャリとアウトドアをライフワークにしています。

13日はほおのき平で、2023モデル試乗会。

2022-03-13 17:35:59 | Weblog
3月13日、ほおのき平スキー場で行われた、来期モデル試乗会に参加してきました。
KEEP-ONE、丸福スポーツなどが合同で開催していて、レース系からファット系まで、バリエーション豊かな試乗板がずらり。
今回は、GSのマスターズ系を中心に、乗り比べてみました。
雪質は、ややザラメのザク雪ですが、思ったほど気温が上がらず、シャビシャビにはなりませんでした。レース系の板がギリギリ試乗できる感じでしたよ。



現在使用しているのは、7〜8シーズン前の、volkl racetiger wc GS 183cm、R>23m。
程よい落差と走りが、私の好みにバッチリのGS板になります。
これに変わるものがあるだろうかと思いながらの試乗です。


1,STOCKLI LASER worldcup GS 184cm r=24m
ストックリの板は、結構評判が良くて、以前に進められたこともあり、まずはこちらから試乗。マスターズ系はr=19mの板が別にあり、これは純競技系のやや短め、という設定。
ビンディングはアトミック・サロモン系のOEM。
やや硬めで、スピードレンジは高め。飛ばすほどに板の安定性を感じられる。
切れ上がりはきつくなく、どんどん落差を取って滑れる板。硬めの整地でガンガン行けそう。


2,ATOMIC REDSTER G9 RS 183cm r=24m
巷では「サロンパス」と言われる(?)振動吸収システムを備えた、アトミックの純競技モデル。こちらも、マスターズ用はr=18mの別モデルがあり、純競技用の短め、という設定。
このプレートとビンディングは特別モデルらしく、開放値は下が14から。板とセットで、25万円を超えるらしい。😅
カズくんから、くれぐれもコケないように念を押されて試乗へ。
純競技用にしてはしっとりした感触で、たしかに雪面に張り付く感じは素晴らしい。
ザク雪でもきちんとたわみ、スーッと抜け出してくれる。
ただ、欲を言えば、ターン出口でガンっと走る感触があまり感じられなかった。
万人受けする優等生であるがゆえに、とんがったところがない、とも言える。
まあ、確実に早く滑れる板であることは間違いないと思います。


3.VOLKL racetiger GS MASTER 183cm r=19m
タキちゃんから「これはいいよ」と勧められて履いてみました。
これは完全なマスター用で、r=19mなので、板の切れ上がりは最初から予想していましたが、たしかにキレイにしなって、板の走りを感じられました。
ザク雪でもきちんと板が走るので、整地ならもっといい感じで走ってくれると感じます。
フォルクルは、今履いてるのがr=23mなんだけど、切れ上がりの快感はこっちが気持ちいいですね。
ただ、落差を取ろうと思うと、ちょっと切れ上がり過ぎかな、という感じもします。


4、BLIZZARD FIREBIRD GS FIS 183cm r=24m
ストックリのGS板と同様に、純競技板なので、ガンガンに落差を取って滑れる板です。
中速までは扱いにくいというか、板がほとんどたわまないので、きちんとスピードに乗って、真上から加重することで、仕事をしてくれる感じ。
スピードレンジは高めの設定なので、ザク雪では性能を発揮できないかな。
それでも、サンドイッチGS板の良さを感じられる、良い板だと思います。


5,AUGMENT GS WORLDCUP RACE PRO 181cm r=21m
実は、今回の試乗で一番気に入ったのは、このGS板。
オーグメントのマスターズ用GS板で、本来はルックのビンディングが付いているのですが、これは試乗会の調整しやすさを考えて、マーカーが付いています。
中速ぐらいから板の扱いやすさを感じられて、そこそこ飛ばしても、安定感を失わず、キレイなしなりで雪面に張り付いてくれます。
また、ターン出口の板の走りも気持ちよく、それでいて、きちんと落差も取れるという、なかなかのスグレモノ。
デザインは、このツートンと、ブラック一色のコスメがあって、私はこっちのツートンのほうがいいかな。
おそらく、そんなに筋力や体重がなくても、扱えると思いますし、ガンガンに飛ばす人であっても、板の安定性を感じながら楽しめると思います。


6,BLOSSOM squadra corce Master GS 180 r=23m
ブロッサムの板も、オーグメントと同じくらい珍しいブランドなので、ゲレンデで見かけることはあまりないように感じます。
試乗板は青一色の展開でしたが、市販される板はブラックをベースに、もう少しカラフルになるようです。
ビンディングは、珍しくVISTになります。
板は、マスターズ用の専用設計とのこと。
履いてみると、中速からかなりの操作性の良さが感じられます。
ターン中でも、自分でターン弧を調整する幅が大きく、意のままに操れそう。
ただ、その分、板の切れや走りはおとなしめで、操作性を重視する人には合いそうな板です。


7,STOCKLI LASER WRT PRO 172cm r=15m
お昼休憩をはさみ、ここからはSL系の板を中心に試乗。
ストックリのマスターズ系SL板を履こうと思ったら、「これ、ワックスが切れて、板が走らないんですよ」と言われ、試乗を断念。
その代わり、オールラウンド系の板がおすすめです、ということで、こちらのWRTプロに乗ってみました。
全体がキレイにしなり、中速から扱いやすさを感じますね。
ザク雪でも、キレイにたわんで、そこそこ切れと走りを感じられます。
板のサイドウォールがソールと同じ素材になっているそうで、フォルクルと同様、ガンガンに板を倒し込んだときの滑走性を良くしているみたいです。
中回りから小回りまで、対応幅が広い板だと感じました。


8,VOLKL racetiger SL Master SL 165cm r=13m
これも、タキちゃんおすすめの「走る」板とのことで、期待値高めで試乗。
確かに、中速から板のたわみをきちんと感じられ、トーションがしっかりしているので、エッジの逃げが少ない感じがします。
なので、ターン始動でトップがピタッと雪面に食いつき、踏んだ分だけきちんとたわみ、ターン出口でスパっと走ってくれる、そんなフィーリングが味わえます。
中速域から、しなりと走りを感じられ、そこそこ飛ばしてもいたの張り付きがしっかりしているのは、高評価ですね。
小回り系では、この板が一番気に入りました。


9,AUGMENT SL WORLDCUP RACE 165cm r=12.5m
昨シーズンまで履いていた板です。懐かしのフィーリングを確かめてみました。
この板はビンディング取り付け位置がかなり前で、ブーツセンターが他のSL板より2cmほど前に設定されています。
なので、拇指球でおさえるというよりは、土踏まずからかかとで板を踏んでたわませる、というイメージの滑り方が合う板です。
かなりハリが強く、中速域くらいでは板はビクともしません。
スピードに乗り、土踏まずあたりできちんと荷重すると、恐るべき安定感でターンを仕上げてくれます。
久々に、その感触を味わうことができました。
シンプルで目立つコスメもいいですよね。


10,AUGMENT SL WORLDCUP RACE 165cm r=12.6m
実は、ほぼ同じコスメのSL板に、別バージョンがありました。
こちらは、ビンディング取り付け位置が他の板と同様で、あまり前位置ではありません。
また、テールの接雪点が少し前気味になっています。
先程の板よりも、フレックスの出方が早く、中速域からたわんでくれます。
そのため、扱いやすさ、操作性が上がっていますね。
その分、切れ上がりの鋭さは、若干マイルドになっているように感じました。
万人受けするのは、むしろこちらの板かも知れません。


11,ATOMIC REDSTER S9i 165cm r=12.5m
通称「サロンパス」のSL系小回り板です。
履いた瞬間から、しっとり感が伝わってきます。
アトミックがすごいのは、中速域の扱いやすさと、高速域の安定感を両立している、ということです。
今回のようなザク雪であっても、とんがったところがなくて、板全体がしっとりと雪とコンタクトして、どんどんスピードが上がっても、破綻しません。
また、そこそこのキレと走りを感じられるので、快感度も高めです。
多くのトップスキーヤーが履いている理由がよくわかる気がします。


12,HEAD SHAPE E-V8 163cm r=12m
今シーズンの新しいモデルで、軽くて扱いやすいから是非試してほしい、とのことで、最期にこれを試乗。
セミファットの小回り系オールラウンド、何よりも「軽さ」が一番の特徴でしょうか。
ただ、滑りはしっかりしていて、中速域までの扱いやすさ、安定感は他の板に引けを取りません。
ただどうしても、ガンガンに飛ばしちゃうと、エッジのバタつきはどうしても出てしまいますね。
1級所得、あるいは所得をめざす方、体重軽めの方などにオススメです。
レジャーとしてスキーを楽しむなら、「軽さは正義」ですからね。

以上、試乗リポートでした。
来週も、予定が合えば、試乗会にでかけたいですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿