asato52gouのスキー&チャリ&アウトドア日記

飛騨高山で、スキーとチャリとアウトドアをライフワークにしています。

13日は、めいほうへ。パドルクラブ主催の2017モデル試乗会へ。

2016-03-14 10:33:55 | Weblog
13日は、めいほうプロスキースクールへ出勤。
この週末は、ヘブンスそのはらスキー場の常勤スタッフもたくさんめいほうへ来ていて、賑やかなスクールでした。
生徒さんもたくさん入ってくださいましたが、常勤スタッフがレッスンを担当したので、非常勤の私はフリー。
ということで、同じくフリーのスタッフと共に、快晴のゲレンデを楽しみました。



ちょうど、パドルクラブ主催の、2017モデル試乗会が開催されていましたので、主にSL板を中心に試乗しました。
気温が低めで、あまりザクザクの雪にならず、ありがたかったのですが、ほどほどに荒れた感じの雪質で、純競技用の板を試乗するには厳しめの環境でしょうか。
それでも、それぞれの板の個性を楽しみながら、試乗することができました。



ATOMIC redster SL 165cm
朝イチの固めのゲレンデで、ギンギンのSL板を試乗。
アトミックのサンドイッチは、かなり体重・脚力のある人向けの板だと感じた。フレックスもそこそこ強めで、低速ではたわもうとしない。スピード域が上がってくると、かなり強めのトーションでトップからテールまで雪面をガッチリ掴んでくれる。進む方向をきちんと決めてあげれば、その方向に向かって板が走ってくれる。


HEAD world cup revels iSL RD 165cm
こちらもSL系トップモデル。サンドイッチで、SLフィン付き。やはり低速では板がたわまない。小回りも当然だが、中回りでしっかり圧をかけても板が負けないので、すごく楽しい。リズム変化を交えながら、中速~高速で飛ばしても、安定感はバツグン。



K2 SUPERCHARGER 168cm
サンドイッチで、メタル入りの板。サイドカーブは15.5Mだが、もうすこし大回り系の板のように感じる。エッジングはドッシリしているものの、踏み込んだ際の返りがもう少し欲しいところ。
ラインコブに入ると、この安定感がちょうど良く、気持ちよく滑れた。


K2 CHARGER 168cm
メタルなしのサンドイッチ構造。ディメンションはSUPERCHARGERと同じだけど、性格はかなり違う。板の反応が小気味よくて、より小回りに向いている。踏んだ分だけきちんと返ってくれるので、整地小回りは気持ちよい。コブもいけるが、気を抜くと板にはじかれるので注意が必要。メタルなしのこっちの方が、滑っていて楽しい。


HEAD world cup revels iSL 165cm
サイドカーブがきつめで、R=12mくらいなので、エッジtoエッジで、低速から軽快に滑れる。板の張りもけっこうあるので、踏んだ後の返りも気持ちよい。ただ、低速から中速までは気持ちいいが、スピードに乗ると、若干不安定な挙動をする。カービングからスキッドへの中間的な動きが少なくて、エッジを緩めた際に、カービングからいきなり大きめのスキッドへ移行する感じ。スピードを抑えて滑る分には、とても安定して小回りができる。


ATOMIC SX 165cm
今回試乗のイチオシ。滑る出す前は重量を感じ、重たいイメージだが、実際に滑り始めるとその重さが良い意味の安定感になる。エッジの鋭さがあるのに、スキッドさせたいときには思い通りにスキッドしてくれるので、板のコントロールがしやすい。低速から高速まで、扱いやすさと鋭さが感じられた。荒れた雪面なのに、それを感じさせない板の安定性は素晴らしい。


VOLKL RACETIGER SC 165cm
フレックスが柔らかめで、返りが早めに感じられる板。低速から中速にかけては、気持ちよく小回りができるが、強い力をかけると板がしなりすぎるのか、短時間でエッジングが終わってしまい、じわりとエッジングを続けられない。体重の軽い人だと、ちょうど良い感じで小回りを楽しめるかも。


センターハウス前では、グラインダーを使った簡易ワックスのサービスをしていましたので、私も手持ちのDOBERMANN SLをワクシングしていただきました。
やはり春雪はかなりの汚れがついちゃうみたいで、リムーバーで拭くとタオルが真っ黒になりますね。(^_^;)


そのあとに、ワクシングしていただくと、たしかに板がよく走る!!
この板、3シーズン前の選手用板ですけど、きちんと手入れをしてあげると、まだまだ現役で楽しめます。
他のSL板と履き比べてわかったのは、フレックスがかなり柔らかいけれども、トーションは強めで、まさしく「ムチ」のような特性を持っていますね。
踏み込んだたわみが出やすいので、体重が重くなくても板を扱えます。ただ、テールのエッジが最後まで外れないので、ダラダラとスキッドしようと思っても板が勝手にエッジを噛んじゃいます。エッジを効かせた滑り方を強制されるようなところもあります。
この柔らかいフレックスは、板のヘタリともとれますが、私には逆に扱いやすさ、弧の調整しやすさにつながっているので、メリットかも知れません。