掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

竹鶴 樽酒の会

2011-10-17 13:33:39 | 出来事
先日の10月3日竹鶴酒造さんから、今年初めて発売された木桶で仕込まれた生もと造りのお酒を樽酒にし、そのお酒を料理と共に楽しむ竹鶴樽酒の会」を、10月のある日・・・地元東広島市西条の某所で、行いました。
何故このような企画を思いついたかというと・・・・・・・。
6月ある日当店のお客様から「この度結婚する事に成りました。付いては清酒竹鶴の純米酒で鏡割りがしたいので、購入したいのですが・・・・」というお電話での注文がありました。
またその時、運んが悪く良い事に竹鶴の石川杜氏がいらっしゃり、その後樽酒談義に成りました。そんな話の中で石川杜氏が「樽酒の木香が好き嫌いも有ろうかと思いますが、私自身樽酒は結構好きなんですよ・・・でも一人で飲む訳にいかず、何人か集まればそれも可能ですがね~」と仰いました。
それって俺に樽酒の会やれって事と思い(笑)私の方から「それじゃ~樽酒の会をしましょうか」という話しをしたところ杜氏が「いいですね~・・」と言う事で即決しました。
よく考えると、完全にハメられた感んも否めませんが・・・・(苦笑)てな事で、会をやる事は決定したのですが、中身を何にするのかと言う事で、考えておりました。一般にはパーティーや式典などで鏡割りで飲むお酒は、ほぼレギュラー酒と呼ばれる、アル添(醸造用アルコール添加)酒がほとんどで、皆さん案外純米酒の樽酒を飲むのは未経験の方がほとんどなので(実は恥ずかしながらしょうせいも・・・・)先ずは、当然純米酒と言う事で・・・(そうでなくても、実は純米酒で行う事は決めておりましたが)。では、何の純米を入れるかと言う事で、はたと気が付いたのは、今年そういえば、木桶仕込の生もと純米が発売になる・・・・と言う事で杜氏に「木桶仕込純米はどうですか・・・・」とお話しすると、二ヤリと何とも言えない笑顔をされ「いいですね~」と言われ、こちらも異議なしで事は、トントン拍子で決まりました。
結局、樽は五升(9L入)樽を3丁。
それぞれに木桶仕・生もと仕込21BY
小笹屋竹鶴 生もと純米
小笹屋竹鶴 生もと純米吟醸
小笹屋竹鶴 生もと純米大吟醸

をご用意する事に致しました。
事は素早く、石川杜氏がその日の内に樽屋さんに問い合わせをして頂き、大まかな段取りは決まりました。
それから4か月、いよいよその日目前にしたある日に、石川杜氏が五升樽を3丁、ご丁寧にすでに湯籠り(樽に熱湯を入れ殺菌、木の灰汁出しをする)をさせた後の樽を持って来て頂きました。五升樽は一見小さく可愛く、本当に五升も入るのかなと思うような感じです。
翌日、その樽の中に各種1.8Lのお酒を5本ずつお酒を詰める作業を行いました。
そして当店のプレハブ冷蔵庫中に、2日後の樽酒の会の日まで保存です。会はどうなるのかまた次回に・・・・・・。