杜氏さん来店

最近、よく杜氏の方がいらっしゃいます。地元西条の杜氏の方は、日常お見掛けする事が多々有りますが、先週は違う地域の杜氏さんが、続いてご来訪されました。
先週金曜日には、三次市三和町「美和桜酒造」の金尾杜氏・先週土曜日には、前のブログで紹介した安芸高田市吉田町「有木酒造」岡田杜氏・昨日は広島市安芸区「梅田酒造」土居杜氏と、4日の間に3人の杜氏の方がいらっしゃいました。時期的に中々ゆっくりとお話出来なかったのが少し残念ですが、またこちらの方から襲撃を掛けたいと思っております。皆さん私より歳下なのですが、しっかりとした信念に基いた個性豊かな日本酒を造られ、尊敬して居ります。日本酒を嗜好品と捕らえるならば、同じようなタイプ・方向性の酒が並ぶより、より個性豊かなお酒が出る方が皆さん（お客様）にとっても喜ばしい事だと思います。以前は、版で付いた様に「淡麗辛口」の酒が造られ、全国を席巻し広島の酒もご多分に漏れず、こういった酒にシフトしてしまいまいた。そういった事が、日本酒離れに繋がった一つの理由にもなったのでは・・・と思います。しかし現在では、個性的な杜氏さんにより個性豊かな日本酒が造られ、この様なお酒に触れた方は、着実に日本酒ファンに成りつつ有ります。「日本酒ってこんなに味わいの違いやタイプが有るんだ～」など新たな価値観を見出して居られるお客様も多々いらっしゃいます。
特に広島県では、今我々と同世代位の方々が「量ではなく手間の掛かった個性の有る酒」が色々な蔵で造られる様に成りました。この様な気骨の有る蔵元や杜氏さんと情報交換などしながら、アンテナを立て（五感を働かせ）素晴らしいお酒を皆さんに提供出来る様頑張ります。