まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

むずかしいこと

2006年09月13日 | Weblog
私にはむずかしいことはわからないけど。

というのは、先輩の奥さんから、よく聴いた言葉。

長男のところに、お嫁に言ったわけだけど、姑さんのくちぐせだったらしい。

彼女は、もともと、文学少女で、表現ということにこだわっていた。

医者の娘で、知的な雰囲気を漂わせていた。

お姑さんも、僕には気さくな人に見えるんだけど。

だれしも、自分の思い決めた役割にはまり込んでしまうと、モード、変わっちゃうからね。

社長、夫、妻、母、父、子、従業員などなど、いろんな役割、あるからね。

お姑さんが、その言葉を発すると、何も言う気がしなくなる、と、かの先輩の奥さんは言っていた。

そりゃ、そうだ、翻訳すると、あんた、なに、えらそうなこと言ってるの、だまりなさい、と意訳する気になればできるし。

実は、あなたと、もう少し、心を通い合わせた会話をしたいの、という具合に、意訳をすることもできるんだけどね。

わが知的な先輩も、お嫁ちゃん、という役割にはまり込んでもいたんだろうから。

人間、おたがいさまで。

蛇足ながら、彼らは、今は、別々の人生を歩いている。
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キャベツ畑の夜

2006年09月13日 | Weblog
井川のキャベツ畑へ行った時。

これは、野○をするところ。

大地に向かってすると、病気もなおる、とは、オーナーのOさんの弁。

その晩、酔った彼は、そこへ泊まっていくことになる。

夜は暗いだろうな。

漆黒の闇。

物音もしないし、人の気配もしないし。

彼いわく、かもしかが口紅つけて、カラオケ歌いに来る、と。

自称大正13年生まれ、ほんとは、10歳くらい若いんだろうけど。

53歳のとき、親友がなくなった。

この間、泊まった時、酒を飲みながら、その彼を呼んだんだって。

でも、来なかったな、とポツリと言う。

朴訥な彼の語りには、哀愁があった。

超能力者ごっこで、実は、そのとき、その彼は、そこにいたよ、なんていう、軽口は言えなかった。



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