まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

子どもできたけど実感ないんです

2018年06月30日 | Weblog

二、三日前だったか、伊勢の地から電話があった。

三年くらい前になるのか、かの地での結婚式で、涙流しながらの祝辞を申し上げ。

という御仁、カッコ元社員、から。

声は弾んでいて、おめでとう、よかったな。

と応じた次第で。

そりゃ、おとうさんは、実感ないんだよ、俺もそうだった。

なんてことも返し、昨夜、飲みながらの相方に、一緒に結婚式に列席した家族と。

11月に、「子ほめ」に行こうか、と決定。

また、楽しい旅になるだろう。

思い起こせば、くだんの御仁、あれは、19歳の頃だ。

父上と喧嘩して家を出て、朝、引っ越し前の事務所に、やってきたんだった。

今年の新入社員さんとほぼ同年代の時期に。

あれから20年は経ったのか。

少々遅がけのおとうさんになるわけだ。

時はめぐる。

そう、昨日は、「柳田格之進」の感想を聴いたんだった。

リアル柳家花緑さんの落語会、彼、夜眠れなかった、と言っていた。

カセットテープでの志ん生とリアル花緑と。

その時間を、こちらも味わったかのような、そんな共有の仕方になった。

その後、くだんの御仁からのお土産は、シルク・ド・ソレイユ。

お台場で、3回目の公演を見てきた、という話。

カナダ発祥のサーカスなんだってね。

全世界からセレクトされた10の演目。

まるで、W杯の予選リーグを突破した16チーム、みたいなものだ。

その話をお聞きしていて、6割方その場に臨んでいたような、そんな錯覚に陥るくらいの。

話だった。

深く味わう、というのか、その瞬間、その場を心底味わう、というのか。

自画自賛でもないけれど、いいもんだ。

たぶん、そんなところに、宇宙の秘密が隠されているのかもしれない。

なんたって、その謎解きが、という表現とも違うけど、勘違いした宇宙、この世界とも違う。

真性の、真実の宇宙、そのデキを発見するのが、生きるテーマでもあるんで。

あだやおろそかにできません、小さなできごとをね。

ところで、予選リーグの突破の仕方で、さまざまな議論が展開されていて。

まんま、各人の世界観が映し出されているようなものだ。

あえて、0−1での負けを選択した事ね。

卑怯だ、とか、レギュレーションに則れば当然だ、とか、侍たるもの負けに向かう選択は信じられん。

とかね。

はいいとしても、これで、日本チーム、強くなるだろうな、と思える。

根拠?ないけどね、感です、第六感。

選手の誰かが言っていたけど、叩かれた方がいい試合できる、なんてのね。

する人と見る人の違いだね。

人生も似たようなもので、人生を「する人」と人生を「見る人」の違い、ってわけだ。

言い古された言葉にすれば、すべての瞬間を主体者として迎える、と。

そこに、進化し続ける集団の要諦がある、とも言えるか。

さて、今日は、茅の輪くぐり。

夏越の祓。

この列島の住人たるわが方も、かつては、舶来だったのかも、というそんな習俗の一員となるわけだ。

 

 

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