あの頃、すでに老夫婦だったんだから、今頃は、違う世界へ、ってことか。
新婚旅行のハワイで出会ったんだった。
どんな経緯だったか、忘れたけれど、リタイアした大工さん夫婦とおばあちゃん。
こちらは20代だったから、老というわけだけど、実際には、今の僕の年より若かったかも、だな。
ほぼカタコト、身振り手振りのボディランゲージ。
彼たちのホテルまで招待していただいて、観光客としてのディナーじゃなく、本場の、ほんまもんの。
食事で驚いたことは、よく食べる、おばあちゃんも、ってことだったな。
もっとも彼らだって、ハワイへの観光客だったんだけどね。
最初、車を3台持ってる、なんていうから、アメリカはすごいな、なんて感想だったんだけど。
だんだん、話して親しくなると、実は、割とつましく過ごしているようで、車もそんなに持っていなかった。
なんて逸話もあり、だった。
その後、何度か文通みたいなもの、したんだった。
さようなら、の世界だな、さようならば仕方がない、無事を祈る、みたいなね。
なんて、数少ないアメリカの話になったんだけど、なにせ、今のアメリカ、でしょ。
きな臭い、壊れかけたアメリカ、にね、思いを馳せ、ってわけだ。
このところ、また、「murder most faul」を聴いてるんだ、プリウスライブでね。
ボブディランの歌声が、心なしか明るく聞こえるんだけど。
なぜなのかな。
小学校だったか、中学校だったか、アメリカは人種の坩堝、実験国家です、なんて先生が言ってたの。
思いだすな。
アメリカのドラマもあったな、サンセット77だっけ、あと、正しかるべき正義もめしいる時がある、なんていう。
「逃亡者」とか、なんとかフライデーとか、忘れたけど。
バタくさい、なんて言葉も、アメリカナイズした生活への憧れと自嘲みたいなものだったか。
長じるにつれ、パン食、小麦文化ね、あれも、敗戦国への、余剰の小麦を輸出、みたいなことだった、とか知ったり。
あと、落合信彦さんの「2039年の真実」なんて文庫本、読んだりしたな。
まさに、ボブディランの歌う「murder most faul」、JFK暗殺時間の真相は、西暦2039年まで内緒、なんての。
その息子さんが、今をときめく落合陽一さんだね。
なんてことごとが浮かんでくる、アメリカ大統領選。
スターリンもヒットラーも、同時代には、その所業は知られず、まさかあんなことをしていたなんて、と後代の人々が。
ああだこうだと論じる、みたいなことが、今、この時にも、同じように演じられているのかも、ってことだな。
さて、今日は、走りだ。
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