という表題が似つかわしい思いで眺める巴川は、風とともに上流へ流れている。
遠くで汽笛が、ならぬ、貨物列車の走っている音が聞こえてくる。
静かな朝だ。
そんな朝に似合うかどうか、だけど、エルサルバドル、サンタリタ農園からのブルボン。
白鷺の群れ、十羽まではいないか、川面で遊んでいる、いや、餌を探しているんだろうな。
彼らの朝食だ。
伊達や酔狂で散歩するのは、人間くらいなものか。
なんて少々斜に構えていると、いつもの女性ランナーが、いつもと同じフォームでその傍を走り抜けていく。
この珈琲は少し甘さがある、なんて味わっていると、彼の国の理想を追い求めた統治、みたいな言葉が。
やってくる。
昨夜は、というのか、朝方早くに目が覚め、ちょっとおどろおどろしい夢で、ね。
珍しいこともあるものだ。
その後は、不安や恐れのような感情に浸り、タバコに火をつけ、の後。
瞑想タイムまで眠った。
だからと言って、寝不足でもないんだけど。
アフターコロナについて、ああだのこうだの、ビジョンがどうで、経営指針がこうで。
なんて昼間の余波なのか。
無意識の領域からやってくる感情を伴った思考、ってのは、やっかいだ。
けれど、それも現実、リアル、まんまにあるので、拒否するわけにもいかず、だな。
なんて夜を過ごした朝、車に乗り込もうとした瞬間に感じたのが表題で。
今は、青の空だ。
ポジにもネガにも振れず、まんまの一日に向かうとします。