のどの穴があく

うちの母親が、よく言うんだね。

おばあちゃんが、こう言っていた、というわけだ。

曾祖母のおみなばあさんのことですが。

熱いみそ汁なんか飲むと、そういうんだね。

これ、なかなかの名台詞で。

みそ汁を飲むことと自分自身が、一体となって。

飲んでるわたし、ってのが、いるんでものなく、みそ汁がいるんでもなく。

のどに穴があいている、その瞬間を言葉にしているわけで。

そうやってみると、日常のすべてが、そんな瞬間の連続で。

今朝、歯を磨きながら、そんなことを感じつつ。

常に次のことを考えて行動する、というね、なんとも効率的な。

能率的な、近代的な、そんなことが。

スマート、なんて言われる時代なんで、困ったものです。

夕べ、妻が帰るなり、のんきに生きたい、と言っていた。

あれやこれや、空気読んだり、先を読んだり、ってのが、いやになったのかも。

だけど。

帰宅すれば、姑が、お金がなくなった、私の見るところでは、だれそれちゃんが。

と始まるわけで。

なので、暢気に、ってわけだ。

そうそう、昨日ね、電話の向こうで、クリスタルボウル、ってやつの。

音色を聴いたのでした。

その波動が、からだの芯まで染み渡ってきて。

温泉にはいった時、使うフレーズだけど、からだの芯まで暖かくなるみたい、ってね。

どうやら、それは、純粋な水晶だということで。

今度、リアルの場で、聴かせていただこうかな。

遺伝子の傷をなおす、というようなウタイもあるようで。

さて、今朝は、6時前に、事務所到着。

どんどん早くなって、そのうち、家に帰らなくなっちゃいそうだけど。

って、帰宅恐怖症じゃ、ないんですが。

で、窓を開けたら、巴川の川面や道路、家々をたたく雨の音がね。

そうか、おれ、雨の音、好きだったんだ、と思い出した。

商売柄、雨というと、雨漏り、というふうに、意識が飛んでいたので。

あんまり、安穏に聴けなくなっっていたのだけれど、今朝の雨は。

なかなか、素敵な音色で。

どうも、音づいているようだ。

言葉というのにも、意味と肌理（きめ）があり。

なんていうことが、MANAさんという方のブログに書いてあって。

そうそう、なんて、思ってもいたんだけど。

どうしても、言葉のやりとりでは、意味を重視し、あいつはあんなことを言った。

というところで、終わっちゃうんだけど、肌理って言う部分。

これ、たぶん、違う言葉で言えば、って、なんか、自家撞着みたいだけど。

相手の方の本質、なんて言ってもいいかも、ですね。

最近、この「本質」ってのが、気に入っていて。

相手のどこと切り結ぶのか、ってわけで。

切ったはったの江戸前の言葉のやりとり、とか、だけだとね。

めんどくさい、わけで。

とはいえ、本質には、意味はないので、感じるしかないんだろうけど。

ブルースリーですね、考えるな、感じろ、だっけ。

さて、今朝は、お寺の鐘がなる前に、終了です。