端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

虫祈祷祭

2006-05-31 | Weblog
木苺です。 名前は 知りません。 目によさそうなベリー
です。趣味で栽培しておられる方から 頂きました。

田舎では 集落ごとに 神社がある といっても過言では
ありません。
それほど 昔は 自然を 恐れ謙虚に 生活していたのでしょう。
地区内の お知らせに 「虫祈祷祭」が六月十五日に行われると
書いてありました。
作物を作って 生活している 農民にとって 夏に向かっての 
作物の病気や 害虫はとても大変なことで 皆が集まり 神に
お願いしていたのでしょう。

今は この「虫祈祷祭」も集落の区長さんが 代表で 参加し
お払いを 受けたお札を 集落の 入り口や 出口に 竹に
はさんで 害虫を払います。
先日 残留農薬が 厳しくなったことを 新聞で見ましたが
この 「虫祈祷祭」のお札が 役に立つと いいと思います。
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とうもろこし

2006-05-29 | 食べ物
昨日 JAの産直所に 行ってみましたら
スイートコーンがたくさん 並んでいました。
と 言うより コンテナの箱で 収獲したままのものが 
山積みにして ありました。
日曜日で 出荷場がお休みで 都会に行けず 地元に 出荷と
なったようです。

出始めは 高値で たかがスイートコーンに こんな高いお金
を出して 買う人が いるのだろうか と思って 目を
合わせずに いましたが 今日は ぐっと安くなり 一本が 
五、六十円で出ていました。

このスイートコーン収獲が大変なんです。
一本の木と言うか 草と言うか それに一個の実しか結実
させません。
スイート と呼ばれるくらいですので 甘さが売り物で
新鮮さを第一 とします。

そこで 収獲は お日様の出る前に行われるのです。
午前三時ごろから 炭鉱夫のように 頭にヘッドランプを付けて
の 収獲です。
実の先のひげの枯れ具合で 完熟度を 見るのです。
ちなみに あのひげの一本一本は 実の一粒一粒に繋がって
いるのですよ。 知ってますか?
勿論 手伝いの人も午前三時頃から 頼みます。

家には 賄いが一人残り 朝食の準備をします。
お日様が お出ましになる頃 畑から 帰ってきます。
作業小屋 のシートの上で にぎやかな朝食を
済ませ 選別 箱詰めして 午前中には 都会へ旅立ちます。

終戦後の食料のない時代は とうもろこしは 主食の
ようなものでしたが 今は おやつ感覚です。
おいしい 宮崎のスイートコーン 食べてみてください。
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たばこの花

2006-05-28 | 自然
田んぼの 稲も 植えて二ヶ月過ぎました。
緑も濃くなり 株も分けつし始めました。
この時期になると 誰の田んぼが よく出来て
いるか 草がないか 一目瞭然で 畦道で 皆が批評家になります。

稲は 株だけ多くても 実のつきが多くなくては 収量が
上がりません。
しかし 実が多くても 株が丈夫でなければ 支えきれません。
台風など来れば 倒れてしまいます。
穂の重さを 支える株でなければならないし 実も多く収獲
したい その兼ね合いが 米つくりの 面白さであり 努力が
いるのです。

この時期 中干をします。 一週間ほど 水の供給を止め
田んぼを 乾かして 根を強くするのです。
稲をいじめるのです。
その間に 共同で 水路の清掃があります。
草を刈り 投げ込まれた ごみや空き缶を 取り除きます。

終われば 世代を超えて 公民館の庭で ささやかな慰労会
があります。ビールが おいしく飲めるよう 皆頑張ります。

写真は たばこの花です。ピンクの可愛い花です。 
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アジサイ

2006-05-27 | 自然
梅雨に入ったそうです。
道理で ここ二三日 雨ばかりで 洗濯ものが
乾きません。

我が家の アジサイです。ガクアジサイですが 白く咲いて
いるのは おとりの花で 緑の小さいのが花 なのです。
どうゆう魂胆で 咲いているのでしょう。
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意見の一致

2006-05-26 | Weblog
うちの穴熊さんは 大の焼酎好き。
でも 夏に向かって 夕食前の晩酌は
まず ビールが定番です。
それも のどの渇きを止める程度で 本番の焼酎
に 移ります。
そんなわけで ビールは350mlの 缶入りで
十分 なのです。
夏に向かって 先日量販店で ビールをケースで 買って
きましたら 飲めないものの至らなさで なんと 500mlの
缶でした。
喜んだのは 穴熊さん 晩酌の前に まず今日の仕事ぶりを
私に 披露し 小さい缶にするか 大きい缶にするか 聞くのです。

私の 「大きいのにしたら」の声で 意見が一致します。
そして 冷蔵庫から 大きい缶を 出してきます。
冷やした コップで 最高の笑顔で のどを鳴らします。
こんな 穴熊さんを 見ていると 飲ませずには 
いられません。

貧乏庶民には こんな 幸せしかありません。
いつも 無口な 穴熊さんが しゃべりだすと 私の返事も
つれなくなります。
こんな 夕食が 我が家では 二時間続きます。
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たばこ畑

2006-05-25 | 自然
たばこの葉の 収獲が 始まりました。
大きな 葉を広げて 上へ上へと 葉が付いて
いき ぼつ ぼつ 花がつき始めました。
薄いピンクの花で とても 可愛い花です。
この花は ポキ ポキ折られて 捨てられます。

葉の収獲は 一番下の葉から 一本で一枚づつ 収獲
していきます。
私達には 区別がつきませんが 熟した葉を 見分けつつの
収獲のようです。
昔は 腰の痛い仕事で したが 今は専用の 椅子式の車が
畝の間を 進んでいきます。

乾燥までして 出荷していた昔と違って 今は 共同の乾燥場が
出来て 楽になったようです。
たばこを吸わない私でも 乾燥した葉は いい香りです。

この時期 天候などが悪くなって 雹などが降って 葉に穴など
あくと 等級が下がってしまいます。

一枚一枚 収獲する この作業は 熱い夏まで続きます。

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西 瓜

2006-05-23 | 食べ物
スーパーに 西瓜が沢山並び始めました。
我が家も 昨日こだま西瓜の出番がありました。

私くらいの 年齢のものにとって 切り売りの
西瓜なんて 考えられませんが 糖度まで表示してあり
低い糖度の 西瓜は 買う人いるのかなあーと 心配します。
近頃は 小ぶりの こだま西瓜が出回り 糖度も間違いがない
ので よく食卓にのぼります。

子供の頃 西瓜は 父が買ってくるものでした。
ポンプでくんだ冷たい 水で冷やし 子供達が 輪になった
中で 母が切り分けていました。
縁側に 足をぷらぷらさせつつ 種を飛ばしながら食べて
いました。その間だけは 兄弟喧嘩も休みです。
まだ 赤いところが残っているのに 次の西瓜に手を出す者
母が 漬物にするところまで 食べる者 色々。

母は 皆が食べ終わった 皮を包丁でむきながら 歯型の
残った 薄赤い身を食べていました。 
西瓜の皮は 糠床に入れられ 次の朝 食卓に並んでいました。
きゅうりでもなく 瓜でもなく 西瓜の皮の味でした。

母が 三度目の入院をしたとき 何か食べたいものはないか
聞いたとき 西瓜が食べたいと 言うので 時期はずれの
西瓜を 探して歩いたことを ふと思い出しました。
母の好物は 西瓜だったのかも知れません。
聞かず 終いでした。 
 
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2006-05-22 | 食べ物
昨日 お天気も良かったので 梅の収獲を
穴熊さんと しました。
三本ほどの梅ノ木があるのですが そのうちの 一本だけに
実が付き 残りの二本は つれないものでした。

冬の終わりに 沢山の花をつけ 目も楽しませてくれて
この時期 実もプレゼントしてくれるのです。
この日 の収獲七キロ きれいに洗って 梅味噌 梅ジュース
梅漬け と作業が夕方までかかりました。

毎年 同じような事を しつつ歳をとっていきます。
この歳になると あと何年出来るかとの想いと 今年の
行事が一つ 済んだ安堵感があります。
今年も いい梅干が出来ますように 
 
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ブラジャー

2006-05-21 | Weblog
ブラジャーの話 といっても 年金を頂いている
おばさんに そんな色気のある話 ありません。

牛さんのブラジャーの話です。
我が家の 周りは 動物を育てて 生業をしている
農家が多いのです。
月給とり の家庭で生活していた 私にとって 珍しい
事ばかりですが 周りの人達が普通と 思っているので
一人で 笑ったり 不思議がったり 好奇心を育てています。
隣に 回覧板を届けに 行ったときの話し 牛さんがブラジャー
をしているのです。
それは シーツの四隅に紐をつけ 背中で括りつけた感じ
のようなもので 牛さんのオッパイを 包んでいました。
この時期 雨が多いので オッパイを 汚さない為との事。
決して 寄せて上げる為のものでは ありませんでした。

牛乳の消費が 落ち込んでいるとの事 生乳だけでなく
おいしい チーズも食べてください。
牛さんからの 伝言でした。

写真は 我が家の 栗の花です。
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どくだみの花

2006-05-20 | 自然
どくだみの花が 咲き始めました。
我が家の 雑草の陰や 集落の道端に
一杯 咲き始めました。

終戦直後は 本当に惨めでした。食料は勿論 薬など
なかなか 手に入れることが出来ず 流行性の疾患で
多くの 人達が 苦しんでいました。
衛生状態も悪く 薬品の開発も 進んでいなかったのでしょう。
そんな子供の頃 母は おできが出来ると このどくだみの葉を
五、六枚重ね 南瓜の葉で何枚も包み 竈の熱い灰の中に
いれ 蒸し焼き状態にして 患部に当てて くれていました。
不思議と よく効き 膿を出してくれていました。

どくだみ せんぷリ 言の証拠 イセエビの殻 ひまし油
梅干 にんにく 肉桂 生姜 ほうずき など 
体調の悪いとき それぞれに 薬の代わりに使われていたのを
思い出します。
昔の人の知恵だったのでしょう。

今 古布で バックなど作ったとき アップリケや刺繍のモチーフに
この どくだみの花を使いますが とてもいい感じです。
 
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