端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

得した気分

2006-10-31 | Weblog
夏の初めの我が家の畑のこだま西瓜 カラスに幾つか食べられつつも 
暑い夏 喉を潤してくれました。
ところが 又こだま西瓜が畑にごろごろ 成っています。
と言うのも カラスの食べた西瓜の種が そのまま畑に落ち 芽を出して
蔓を 伸ばし実をつけています。
多分 時期はずれで ダメだろうと期待はしていませんでしたが
先日 一個収獲し 食べてみましたら 甘く美味しいものでした。

この時期 カラスも西瓜に目をつけませんので 何個も成っています。
まだ 半袖で過ごせる 日中なので 完熟するのが楽しみです。
ちょっと 得した気分です。
でも 西瓜には あの暑い暑い 夏の日差しが一番似合いそうです。


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思いやり

2006-10-29 | Weblog
我が家の柿木 今年も見てくれは悪くても 甘い実を付けてくれました。
食事の後 二人で柿を食べるたびに 何回も 何回も 褒め言葉を 
穴熊さんに言わなければ なりませんでしたが 今朝畑を見たら 
立派なのが一個残してありました。

これは 手が届いても 私が食べるわけにはいきません。
穴熊さんが いつものように 小鳥達のために 残したものです。
思いやりです。
まだ 実が硬いようですが その内 小鳥達が見つけて 食べに来る
でしょう。
そういえば 今朝 ジョウビタキを 見かけました。
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どんぐり

2006-10-28 | Weblog
昨年の秋から 必死でどんぐりを探し 写真のような ブローチを作って
遊んでいます。
お友達に 貰っていただいたり バザーに出したりしていますが 趣味と
言うのも 憚られますが 一つのことを始めると 色々な広がりが
始まります。

まず どんぐりと言っても色々の種類があり ネットで調べて知りました。
そんな木は シイタケの原木になるし 甲虫類の住みかにもなるらしい
のです。
私が使うのは 帽子の部分に細かい角が一杯ある「あべまき」です

この木は 公園木にも使うらしくて わが町は勿論 隣町の公園や 
近隣の市町村の公園に あるのも調べました。
今年は バッチリ 拾ってきます。

このどんぐりの 帽子の部分は ヤスリで削りますが ヤスリを買いに
大きな量販店に行って 驚き。
かかとを 削るのくらいしか 目にしませんが 色々なヤスリがあり 
専門的なものが色々あるのですね。
見るだけでも 量販店は面白い。

このどんぐりの帽子を削るのは 木工用の小さいヤスリです。
小さく立てられた歯は 気持ちがいいほどに 研ぎ澄まされています。
勢い余って 指まで削りそうです。
安全ピンは 沢山買ったし せっせとどんぐり拾いに 行きます。

秋の夜長がたのしみです。
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祈 る

2006-10-27 | Weblog
透明人間なんて 信じていませんが 先日 なんと それが可能になり
そうだと 新聞に載っていました。
物が見えるのは 光が反射して 視覚に入り見えているそうで その反射
を 防ぎそのまま光が抜けていけば 人間の目で見えなくなるとの 記事
でした。
学のない 私には それは何じゃ と言う感じで 何回読み返しても 
分かりません。

そんな 現代と違って 昔の人は 謙虚に生活をしていたようです。
我が家の 田圃は 里山の谷間に先人の作った堤にためられた池の水
が 大事な稲つくりの 水になっています。
その水を使う農家が集まって水利組合を作り 代々受け継がれています。

この秋には 収獲も終わり 神に感謝する 行事があります。
堤を きれいに草刈して 水神様に秋の実りをお供えし 神主様に来て
いただいて 感謝を述べ 役員が代表して こうべを下げます。
お米が 沢山収獲できても それなりでも謙虚に感謝します。

そんな気持ちの持ち方 今の時代に 本当に大事だと思います。
池の感謝祭が 終わると 池干しがあります。
池の水を 全部抜いて 空にします。 役員さんが入れた稚魚の鯉が
大きくなって 跳ねています。

鯉 フナ うなぎ えびなどですが 泥沼のような池を這い回る人達は
真っ黒で 誰が誰かわかりません。

そんな日は朝から 南瓜の葉を何枚も用意します。
うなぎをつかむのは 南瓜の葉のうらのザラザラが一番です。
庭で 大きなまな板の上にうなぎを乗せ キリで一突き 背開きです。
勿論 私がします。
子供の頃から 父が裁くのを 離れず見ていて 覚えたのです。
池干しは 池の掃除と 農村のレクレーションを兼ねたようなものです。

稲作農家が減った今 今年の池干しはあるのでしょうか。
写真は 穴熊さんの ランです。 寒くなって咲くのですが 珍重されない
物は 早く咲いて アピールしています。
いい香りが するので 咲くと玄関に 移動しています。
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2006-10-26 | Weblog
六月に 我が家の取れたて「ラッキョウ」を漬け込みましたが
唐辛子の利いた 美味しい[ラッキョウ]に仕上がり ばりぱり
食べています。

十月の初めに 穴熊さんが 来年の為に畑に「ラッキョウ」を植えました。
20cmくらいの間隔で植えてありますが このところ 晴天続きで夕方 
毎日冠水しています。
この「ラッキョウ」は 来年の六月ごろまで畑で育って 収獲ですから
約10ヶ月畑を使いますので 割と効率の悪い作物です。
その間 草取りや 土寄せを何回もします。
土寄せをしないと 玉が地表に出て 緑色が出ます。
真っ白い 「ラッキョウ」でないと 商品価格が落ちるのです。

作物によっては 二、三年かかつて収獲するものや 二、三ヶ月で
収獲するものなど色々ですが そこが農業を生業とするものの 
面白いところであり 苦労のようです。
農業も色々な問題を抱えていますが やり方によっては 成功している
方も多いのです。
体を使って 自然を相手に 自分が社長でいいと思うのですが 今の
世の中 通用しないようです。

生まれも 育ちも農家と言う人より 異業種から 農業に転職された方が
頑張っておられるようです。

生まれも育ちも月給取りだった私も 農業の真似事みたいなことを
手伝っていると 驚きや発見のほうが 楽しみです。

写真は 何の花だと思いますか?
[ラッキョウ」の花です。 今を盛りに咲いていますが 誰も見てくれません。
薄紫の可愛い花です。 
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五 感

2006-10-25 | Weblog
朝食を食べる時見る 窓の外の電線には 何も止まっていません。
あの 沢山いたツバメ達は 私が気づかないうちに 南の国に
旅立ったのでしょう。

朝日が沢山入るようになり 少しづつ季節が変わっていくのを感じます。
この秋一番の大根の浅漬けを 歯医者の治療の終わった歯で 思い切り
ぱりぱりと音を立てて食べました。

漬物は やっぱり音を食べるものだと思います。なめるように 
食べるものではないようです。
そういえば 食べ物は 口で食べているようで 五感で食べている
気がします。
うどんに乗せるねぎは 小ねぎのちいさく切ったものがいいし 濃い緑を
目で食べています。

蒲焼のうなぎは あの美味しいにおいで 決まりです。
鼻をくんくんさせて 鼻の奥まであの 甘辛いにおいを食べています。

変化のない毎日は 焼き魚も 鯵のたたきも 同じ皿にもって 出し
急いで 穴熊さんに 焼酎を勧めています。
下手な 料理を 食べてもらう相手のいる幸せ なんて 柄にもないけど
考えを少し 反省して 美味しい秋を 目でも食べてもらうことに
しょう と反省した朝でした。

写真は 醤油差しです。。
頂き物ですが 粗忽な私は 洗うときに割りそうで 眺めるだけの
醤油差しです。


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切 る

2006-10-24 | Weblog
布と糸と針と鋏があれば 一日中でも 遊んでいます。
素人の遊びですが 周りの道具にはこだわります。

特に 鋏などは形やデザインよりも 切れ味が一番です。
大きな 裁ち鋏は「庄三郎」を使っていますが 布を切ったとき
ぞくぞくする切れ味が 背筋を走ります。
道具は 自分の癖に慣らしてあるので 他人に貸したくないのですが
「貸して」と言われれば いやとも言えず いい顔をします。
小さい鋏はともかく 裁ち鋏の使い方を 知らない人が多いようです。

テーブルに 裁断する布を置き鋏を入れますが 鋏の下の刃は
テーブルの上を そのまま動いていきます。テーブルの布が二枚重に
なっていても 鋏の動く所だけ浮かして きれいに切れるのです。

今流行の 百円ショップの鋏もいいですが 何回も研ぎに出し 
使っている 鋏は 愛着があり 分身みたいなものです。

切るに切れない しがらみを沢山抱える年齢になると 大きな裁ち鋏
でも切れないものが 多すぎます。
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時 計

2006-10-23 | Weblog
高齢者二人の生活は 気ままなものです。
時間を気にすることもない生活をしていると 時計を見て
慌てることも あまりありません。

その割には 必ず部屋に一戸づつ時計は置いてあります。
一番大きいのは 丸いのがダイニングの上の壁に あります。

記念品や 引き出物で頂いたものばかりで わざわざ買ったものは
ありません。
置く場所に事欠いて トイレにまで置いてあります。

部屋ごとに時計がある割りには 全部時間が違います。
ここのは 五分進んでいる ここのは二分遅れ と言う具合です。
ずぼらで標準時間に 合わせることもしません。でも体が覚えているのか
なんの 不自由もなく我が家の時間は 通り過ぎています。
引き算をしたり 足し算をしたりして 時間の確認をしています。

若い頃 勤め先の机は T字型に並んでいて 課長がこちらを向いて
平が向かい合わせに座っていました。
五時のチャイムが鳴ると 課長は自分の両袖机の上の立派な 欅の
決済箱を 収納して退庁していました。
私は 持ち論一番下の机。

夏のある日 四時になった時 課長が決済箱を収納し 空の弁当箱を
片手に 退庁して行きいました。
皆 あっけに採られていると しばらくして 戻ってきました。
一時間 間違えていた と照れ笑いをしつつ 自分のすぐ後ろの 高い
所の時計を 眺めていました。

就職してまもない 私は 必死で笑いをこらえていました。
もう40年以上 昔の話です。
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煮 豆

2006-10-21 | Weblog
食欲は不思議なものです。
いつもは そんなに食べたいとも思わないのに 無性に食べたくなる
食べ物があります。

体が欲しがるのでしょうか。
甘いものは お菓子や秋の果物など 沢山あるのに ふと煮豆が
食べたくなりました。
小半日 薄い塩水につけ 厚い鍋でとろ火で煮ます。

豆を煮る時は 決して火を強くしないようにと 母が言っていたのを
煮るたび思い出します。
豆の皮を柔らかくするために タンサンを耳かき一杯ほど入れるのが
私流。
柔く煮えたのを確認して 砂糖と塩をほんの少し 入れます。

今日の煮豆 ほんの少しの塩が 効ききすぎたみたいで いつもの味
「甲の上」に仕上がっていません。

今朝 穴熊さんが 早速食べて 批評しました。
「分かってますよ 猿も木から落ちるときあるのよ」 
と言い返しました。

煮豆が食べたくなったと と言うことは 夏の暑さの疲れでも
出ているのでしょうか。
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ブラシ

2006-10-20 | Weblog
母親が 娘の子供を出産した。と先日ニスースになっていましたが
そんなこと あるだろうなと私は思っていました。

隣は 酪農家です。 白黒のまだら模様の牛さんが 一杯いて忙しい
毎日です。
当然の事ながら 母牛は妊娠して 赤ちゃんを産まなければ牛乳が
出ません。

妊娠できる状態になると 獣医さんが来て 優秀な牛との 人工授精を
します。
あるとき 乳牛ばかりの中に 和牛の赤ちゃん二頭が 生まれていました。
何でも 知りたがりの私が 聞いてみると 優秀な肉用牛の受精卵を
二個乳牛のお腹に 入れ生ませたとのと。

この場合は まったくの借り腹です。
肉用の牛は ある程度大きくして 市場に出せば 肥育だけの農家が
高値で競り落として いきます。
そのとき 人間もそうなるときが 来るだろうと思っていました。

生き物の命は 簡単に人間が手を加えるべきではないような気がします。
優秀な 人間ばかりが 生かされる 世の中になったら どうなるのでしょう。
義父は 元気なとき 和牛を二頭ほど養い 子牛を定期的に生ませて
収入を得ていました。
競り市に 出荷する時は 前日にきれいに牛を洗い ブラッシングして
角は食用油で磨いていました。

当日トラックに載せるときは 必ず背中をなでて 鼻をすすっていました。
毎回 嬉しいけどつらい別れのようでした。

当日は弁当を 重箱に詰め 家畜市場のセリ人のダミ声を 聞きながら
お昼ごはんを食べていました。
「どうだった?」と 牛の値段を気使うのが挨拶でした。

沢山の出店や 屋台も並び 農家の方々の喜びの日 でもありました。
今は ハイテクとかで 静かな電光掲示板のセリ市です。

もう 家畜市場に行くこともありませんし 我が家に牛もいません。
主のいない牛小屋に 義父の使っていた牛のブラシがまだありました。




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