端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

タバコ

2007-06-30 | Weblog
世間で肩身の狭い思いをしている タバコ。

畑のタバコは もうすぐ収獲です。
緑色の葉の色が段々 薄茶色になると 下の葉から一枚一枚 暑い
炎天下の中 収獲が始まります。
収獲最中の畑の 脇を通るときは 関係なくても 「大変ですね 頑張
って下さい 出来はどうですか?」と声をかけたくなります。

昔は 耕作農家には土壁の 乾燥室があり個人で 夜も付き
添って 薪を燃やして乾燥していましたが 今は共同の乾燥場に
委託です。

転勤族だった若い頃 ご近所が専売公社の社宅で 奥さんと親しく
していましたが その方のご主人は タバコの葉を鑑定する 技術官
でした。
近所に専売公社の 葉タバコ集納場もあり 集納時期はにぎやか
でした。
タバコの香りの ムンムンする中で 鑑定する台に梱包された
タバコの葉が次々と あがります。 表、裏、色、重量、香りとで
鑑定するのです。

その日 タバコ農家は 大事な収入が決定される日。
重箱に 沢山のご馳走持参で お昼はにぎやかでした。
その 集納場も 合理化やタバコの消費の低迷で 今は更地になって
います。
あの時の奥さん 私より年上で 主婦としてお手本のような方でした。
今ごろ どうしておられることか 時々思い出します。
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社会見学

2007-06-29 | Weblog
県民のための社会見学と言う 呼び込みで 日帰りのバスが
出ると聞き 今日暑い中 行ってきました。

何しろ いつも縁の無い県庁や 知事公舎が含まれていると聞き
ミーハーな気分で参加しましたが 予想道理 オバサンばかり。
まず県庁 本館のレトロな建物は 雰囲気満点。
それもそのはず 昭和7年の建設とか 門柱には「宮崎懸廰」と
書いてあります。 広く県民の声を聴く意味とのこと。
若い職員二人は アロハシャッ姿で 頭も低く分かりやすく説明
していただきました。

話題の知事公舎は 公邸のみの公開で私邸の部分は 
非公開でしたが公邸は 県産材をふんだんに使った 木の香りのする
たたずまいです。欅の美しい木目は とてもきれいでした。
現知事は マンション住まいですので私邸は 主なしの空家です。
公邸は庭の手入れの真っ最中でした。
次の 見学は トーナメントも行われる ゴルフ場。
 
芝のコースには 入れませんがクラブハウスや色々な施設を
見せていただきました。
真夏並みの暑さの中今日も 賑わっていました。
その後 シェラトンホテル。
45階の展望やVIPの宿泊施設 最上階のチャペルなど見ました
が 太平洋の眺めは 素晴らしいものでした。

お昼は チョット上行く バイキング その後 温泉に入り
帰ってきました。
いつでも 行けると思うと 中々出かけませんが
身近な所にも 探せばいい見所がありそうです。
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布草履

2007-06-28 | Weblog
先日 お友達から 今流行の布草履を頂きました。

冬でも 素足の私は 狭い我が家でもスリッパは使いません。
素足の足の腹で 確かめつつ歩かないとなぜか 落ち着きません。
寒い冬でも素足に他人は驚きますが 性格だから仕方がありません。

そんな私に 袋のお返しに 布草履をいただきました。
子供の頃 母や祖母が 両足を前に出し 足指に細めの縄を渡し 
夜なべ仕事に 藁草履を作っていました。
通学に履いたり 学校の上履きも もっぱら藁草履でした。

それに 祖父は川漁師で 川には入るときは 藁草履が足の半分
つまり土踏まずまでの 足半(あしなか)をはいていました。

この布草履 浴衣の古いもので 作ってあります。
今 この草履作り中高年の方でブームのようで本も出て
いるようです。
スリッパ嫌いの 私もこの草履 しっかり足の指が使えるので
気に入っています。
 
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夏野菜

2007-06-27 | Weblog
田舎に住んでいると 周りの農家から 出荷できない 
規格外の野菜をよく頂きます。 今日頂いたゴーヤもそうです。
長すぎるもの 寸足らずのもの いぼいぼの欠けたもの 色の薄い
ものなどです。

特に県の特産に指定の野菜は 出荷の規格が厳しいようで 
消費者の私達から見ると 何で と思うくらいですが
半端物がいただけるのは 嬉しいことです。
それに我が家の畑のゴーヤは露地栽培ですから 収獲は
まだまだです。

私が子供の頃から ゴーヤは見ていましたが食べるのは大人で
子供の頃は 嫌いでした。
でも今は 良く食卓に登場します。



今日は薄くスライスして 塩でもみ 水洗いして 絞り 花かつを
を入れて 甘酢で和えます。
火を使わない 夏の料理です。
ビタミンCも多いようです。 夏の間 沢山食べようと思います。
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茄 子

2007-06-25 | 食べ物
反抗期の頃 横すわりなどしていると 縫い物をしている母に 鯨尺で
バシッと叩かれていました。
そこで理屈を 言えば母は涼しい顔で「親の小言と茄子の花は 千に
一つの無駄も無い」と 言っていました。

その茄子 今年は 六本ほどの苗を頂き 畑に植えました。
可愛い 紫の花を 見ている間に 実がつき始めました。
本当に花に無駄がありません。

我が家で沢山収獲出来たときは よそ様も沢山出来ているようです。
二人家族で 食べきれない分 今日は 簡単なからし漬け
にしました。

食べたとたん 鼻をつまみたくなるくらいに からしを利かせました。

茄子を洗って二つ割にして薄く切ります。
塩と明礬で もんで水分を出し 固く絞ります。
味噌 みりん 花かつを 砂糖 水を少し入れ 火にかけ少し練り
ます。
からしを敵の如く混ぜて 味噌に混ぜて 茄子と和えます。

冷蔵庫で一週間は 大丈夫です。
明礬を使うと なすの紫がとてもきれいで 本物の「茄子紺」が
涼しい感じで この時期の我が家の一品です。

 
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国なまり

2007-06-24 | Weblog
昨日は 土曜日 
いつも通うプールも 子供がちらほら。
そんな中 良くお見かけするご婦人 お孫さんとプールで競泳中。
ベテランの おばあちゃんは お孫さんに息継ぎの指導中で 大きい
声が飛びかいます。

もっぱら 水中をウオーキングするだけの私 その声が耳に届きます。
なんとなく聞くともなしに 耳にしていると どうも私の生まれ育った
故郷のイントネーションです。

ターンして戻ったご婦人に 聞いてみた。
「失礼ですが もしかしてご出身は○○ですか?」
やっぱり 当たっていました。
しかも 私が住んでいた近くに 住んでおられたようです。

話は それまでで それ以上詮索する気はありません。
私の耳は 今でも生まれ在所の なまりを覚えていました。

故郷を 離れてからの年月のほうがずーと長いのに まだ未練が
あるのでしょうか。
それより 年月を重ねるごとに より鮮明に なるようです。
山や川 匂いや音 風ざわめきまで 摺込まれているのでしょうか。 

生まれも育ちも 同じと言う人より 故郷を持つ人は どこかで
今の住んでいる土地で よそよそしく生きているのではないか 
と思うときがあります。
人生 終わって 土になっても きっと千の風になって故郷に帰る
ような気がします。
ポシェット 横15cm 縦18cm の小さなものです。
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草 刈

2007-06-23 | Weblog
この時期 梅雨の晴れ間に 穴熊さんは 田圃の草刈です。
四月の初めに 田植えをした 我が家のささやかな田圃 あと
ひと月もすると 稲刈りです。

手をかけたほど答えてくれる 稲の生長は 毎年同じように見えて
違っているようです。
きれいに草刈の済んだ田圃 私は 検査係で褒め係りです。

「だれやみ」に冷たい「のどごし生」があれば 事足りることです。
良く見ると 稲穂の出かっているのも あります。


やがて花をつけ 実になりますが 若い実は甘いので 雀が集まり 
実をついばみはじめます。
案山子や 雀脅しの出番です。

田圃の横の土手には 苗代いちごが 誰に食べられることもなく
実をつけています。



食の安全が 危なくなっている今 我が家の主食は わが手で作り
安全なものを 食べたい思いで 米作りの真似事をしていますが
いつまで出来るか そんな思いが時々よぎります。
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洗 濯

2007-06-21 | Weblog
梅雨の晴れ間の今日 鹿児島まで出かけました。
友達四人で 命の洗濯です。

与勇輝さんの人形展が鹿児島のデパートで開催中と聞き どうしても
見たくて 片道三時間電車の旅でした。
桜島もはっきり見えて 久しぶりの電車の旅もいいものです。
想像どおり 人形は今にも動きそうな精巧な作りで 
本物に向き合っていると 感動で涙が出そうな作品ばかりでした。

近代文学館で大好きな 向田邦子さんのコーナーに立ち寄り 
水族館でジンベイザメニ挨拶して 帰ってきました。

お土産は 老舗のお菓子屋さん「明石屋」さんの「かるかん」です。
自然薯が多いのかしっとりとした 味はさすが老舗の味です。


美味しいお茶といただきながら 今日の一日を
思い出しています。
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2007-06-19 | Weblog
一月前に収獲した 我が家の梅 中くらいのが4㎏ 大きいものが
5㎏ありました。

4㎏の方は昔からの塩梅で漬けましたが 大きい方は 今時の
減塩漬けに挑戦してみました。
梅 5㎏ 塩700g グラニュー糖500g 焼酎少々で重しを
かけて漬けてみました。

一月過ぎて いい塩梅に漬かり 梅酢もたっぷり揚がってきました。
昨日ご近所から 紫蘇を沢山頂き これでもかと言うくらいの紫蘇で
漬け込みました。
紫蘇を摘んでいると 台所一杯に しその香りが 広がりなんだか
幸せな気分でした。

塩でもんで灰汁を出し 梅酢を加えてもむときれいな紫蘇の色が
指の間まで 染めていきます。
こんな些細なことで 幸せを感じています。
梅の実は 自家製 紫蘇は頂き物の 今年の梅の仕上がりが楽しみです。



雨が 降ると 縫い物がはかどります。
バイヤス布を取った後の 三角布が溜まりましたので 利用して作った
ポシェット です。縦24cm 横22cmです。
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ポシェット

2007-06-16 | Weblog
ポシェットが出来上がりました。
市販の本に 掲載のものを真似て作りました。
色合いは 女房流です。
縦28cm横28cm 底は11,5cmの正方形です。

気ままに 袋やバックを作っていますが 自分で考え 試行錯誤で
作る時と 本などに載っている物を まねて作るのでは 面白さが
全然違います。

自分で考えて 七転八倒して作ったものは出来上がったときの
満足感が違うのです。

出来上がったものを 何回も何回も眺めて 反省しています。
この歳になって 物作りの楽しさを 味わっています。
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