端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

ご 飯

2008-07-31 | Weblog
今年も又 暑い夏の日に 終戦の日を迎えます。
尋常小学校一年生だった私は 山奥の父方の祖父母の家に疎開して
いました。

戦火の町に住む 両親は私だけでも助けたい そんな思いで私を預けて
いたのだと 両親を見送った今 思い出しています。

母の帯で作ったかばんを提げて 桜の木が一杯の小さな分校に
通っていました。

終戦になってすぐ 父が迎えに来て 山道をテクテク歩き 汽車に乗り
つれられて帰りましたが 鉄道は 寸断していて 鉄橋を恐る恐る
歩いて渡った 恐怖心の 記憶だけが 鮮明に残っています。

その後の 戦後の混乱やあの空腹感 皆貧しかった生活を思うと 
豊かな今の生活が 嘘のようです。
皆 一人ひとりが 頑張ったのだと 思っています。

特に 食事 米の飯など 口に出来ず 麦や高粱 とうもろこし 
ひえなどの中に米粒がわずかに混じっているのが普通でした。
今 五穀米などと 言っていますが 私は遠慮させていただきたい
思いです。

そんな中 この時期美味しい サツマイモが出始めました。
自分を戒めて 芋ご飯を炊いてみました。
でも昔と違います。あの頃は お芋にご飯粒が少しでしたが 
ご飯の中に サツマイモがあります。

ふかし芋や 焼き芋 大学芋は大好きですが ご飯に入れて炊くのは
抵抗があったのです。
が 小さくサイコロのように切って 炊いてみました。
甘くて ホクホクで美味しい。

子供の頃を懐かしんで 食べました。
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まつり

2008-07-28 | Weblog
子供達が夏休みになるのを待っていたかのように あちこちで「まつり」
が行われています。

私の住む 集落の近くの神社の お祭りが27日28日と行われて
います。
昔 田舎には村人のよりどころとしての 神社があり祭りも華やかに
行われ人出も多かったのですが 村が合併で町になり 段々祭りも小さく
なっています。
ここで生まれ育った人にとっては 懐かしいもののようです。
このおみこしの巡行は 昨日出発し お旅所に泊まり 今日各集落で
接待を受け夕方 戻られます。


ここのお祭りは おみこしの先導が居て 「おかめ」と「イブクロ」
です。

「おかめ」は分かりますが怖い顔の「イブクロ」多分おかめさんの
旦那と思うのですが よそ者の私には分かりません。
胃腸の「イブクロ」ではないようですが 子供の頃は とにかく
恐ろしかったと 夕べも だれやみを飲みつつ 穴熊さんは 
懐かしがっていました。
東北の「なまはげ」と一緒で 子供のしつけに一役かって居たようです。

それにこの[イブクロ」さん 竹刀のような竹を持っていて それで
叩いてもらうと よくなるとの言い伝えがあり 昨日は頭 腰 膝 足
と五体全体を叩いて もらいました。
これで大丈夫でしょう。 
暑い 暑い 猛暑の中 すくすく育った稲を横目に 小さな祭りの行列は
進んでいきます。
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どんぐり

2008-07-27 | Weblog
毎日猛暑と これから始まる稲の取入れのことで針を持つ手も
落ち着きません。

そんな時は 短時間で出来る どんぐりのブローチを作っています。
秋に どんぐりの実を見つけて どんぐりの実の帽子を拾ってきます。
山に入らなくても 大きなどんぐりは 公園木として 樹木の多い
公園に植栽してあることが 多いようです。
クヌギの どんぐりです。

我が家の クヌギの幼木です。

木工用のヤスリで綺麗にします。

大きさをそろえて キリで穴を開け 紐を通して 中で一結びします。
好みの布を 直径三cmくらいの円に切り 縫い縮めて 中に化繊の
綿を詰めて 丸い玉を作ります。

どんぐりの帽子の部分の内側に 木工用ボンドを置き 布の玉を置き
千枚通しで淵を綺麗に入れていきます。

安全ピンを付けて出来上がりです。

この秋 ぜひこのクヌギのどんぐり見つけて 作ってください。
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変 換

2008-07-26 | Weblog
ポツポツと パソコンを叩いていますが この賢い道具も 「あれ」と
思うことが良くあります。
日本語で入力 していますので 「じ」「ぢ」の違いで あれ!と思う
漢字で出て 一人で苦笑いしています。

難解な 言葉の漢字が出てきたときは よしよしと画面をなぜてみたり
する いい話し相手です。
そんな私に 周りのベテラン友達は 記録が消えるとか ウイルスに
感染するなとか心配してくれます。

それにしてもこの歳になって パソコンを扱えるなんて 思いも
しませんでした。
何かと 友達にお世話になり 分からないことが すこしづづ出来る
ようになると 本当に嬉しいものです。

もっぱら テレビの講座やテキスト本を買い 勉強の私です。

そんな毎日 バックの中の筆記用具 出番がありません。
買い物を忘れないためのメモや お中元のお礼を書くことぐらいでしょうか

それでも長く使っている 万年筆愛着があります。
一本はパイロット もう一本はモンブラン ペン先の太さの違う二本です。
長年使っていると 分身のような氣がします。

辞書をめくりめくり 書いていた頃と比べて 段々漢字を 思い出せないことが 多くなったような気がします。
歳のせいでしょうか。

変換キーばかり当てにしていると どんどん漢字を忘れそうです。
便利なことのに慣れていくと反対に 失うものも大きいような氣がします。
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計 算

2008-07-24 | Weblog
野菜の値段が 上下するときでも もやしと貝割菜は いつも変わらない
値段で並んでいます。

でも先日は 3パックで100円 1パックは38円と沢山出ていました。
38×3=114円と頭のそろばんが動き 14円の徳か と3パック
かごへ入れました。
でも今朝 1パック残っています。
目先のお金の知恵は働いても 使い切ってしまう知恵は 足りない私。

反省です。
流行のバイキングの昼食に行っても 帰りに元は取ったか計算し 
ダイエットのことは忘れています。 

女はその場 限りのことは目ざとく判断できるが 先のことはだめ。
先日聞いた 講演の先生の 言葉です。

でも 先のことばかり考えていたら 進めません。
今子育てや介護に 一生懸命生きる女が 男を支えているのです。
皆さん元気を出しましょう。
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猛 暑

2008-07-23 | Weblog
毎日 猛暑が続いています。
そこで 先日購入した 水筒。(古い人間の私です。)


この暑さにもめげず ゴルフに出かける 穴熊さん。
周りの皆さんが 流行のボトルを持っていると しきりに言って
いましたが 昔からの 魔法瓶式の水筒があるので 知らんふりして
いましたが 先日見つけて購入しました。
赤いボタンを 押せば蓋が開き すぐ飲み物が飲めるのです。
中には 白紫蘇のジュース のどの渇きが取れさわやかでいいと
好評です。

子供の頃遠足に 水筒を使っていたのは間違いないのですが 私の
記憶の中に 水筒は出てきません。
山道の途中の 冷たい湧き水を 木の葉ですくって飲んだあの 
美味しい水の 記憶が強いからでしょうか。


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かぶと虫

2008-07-20 | Weblog
この時期 西瓜やメロンなどの食べ残りや カラスのつついた西瓜
等を 畑の隅においておくと 夜カブトムシがやってきます。
風に乗って 嗅覚を頼りに 飛んで来るのですが 虫の不思議な
能力に 感心するばかりです。

早起きの 穴熊さんの楽しみの始まりです。
この夏は まだでしたが 5年日記をめくりつつ 夕べ ダレヤミの
コップ片手に 去年もまだだった と言っていたばかりでした。

今朝 オスが一匹見つかりました。
大きな飼育箱を 出して鋸くずをいれ 木の枝を入れて 我が家の
扶養家族が増えます。
沢山になったら 近くの保育園に 届けて 子供さんに喜んでもらいます。

夏休みに帰省する お友達のお孫さんに もらわれていくこともあります。
この時期 我が家の嬉しい 訪問者です。
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ひまわり

2008-07-19 | Weblog
畑の隅に蒔いたひまわり 私の背丈をはるかに越えて 花が開き
始めました。
今朝は 5本ほど 手桶に入れてみました。

ひまわりといえば 若い頃見た イタリア映画「ひまわり」を
思い出します。
イタリアミラノの駅が 別れのシーンに 何度か出てきます。

戦場に行った夫は 終戦になっても帰らず。
探しに行った妻は 別の女性と新しい家庭を作っている 夫を見て 
逃げるように帰ってきます。

夫はけじめをつけるべく 妻に会いに帰ってきます。
土産の毛皮の襟巻きを渡し 多くを語らず 再びミラノ駅から 
新しい妻の元へと帰って行きます。

長い長い列車と 雰囲気のあるミラノ駅と 愛する夫を無言で見送る
ソフィアローレン 列車が遠ざかると 泣き崩れ テーマ曲と
モチーフになっている「ひまわり」が 今でも音楽とともに 思い
出されます。
戦争で引き裂かれ どうにもならなくなった愛。
戦争の悲惨を 描いた映画でした。

私の見た 映画10傑に入っています。
あの映画の中の「ひまわり」は 丈の小さなものですが 黄色の色と
共に 印象に残ります。

このバック簡単な作りなので 又作りました。
三個 並べて眺めています。
それにしても今日も暑い 一日でした。
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名 前

2008-07-18 | Weblog
両親の始めての 子供として生まれた私 ありふれた名前をつけて
もらったのに 父はずいぶん考えたと 母は私に言っていました。
三月下旬の誕生ですが 遅い名残雪に見舞われ「雪子」とつけようかと
話もあった とか 嘘か真か 母の話。

「雪子」と名づけられていたら 淑やかで優しい女になっていたかもと
一人で苦笑いしています。
それにしても 近頃の子供さんの名前 ユニークなのが多いようです。
可愛い名前もいいけど 後期高齢者になったときは ??といらぬ心配を
している私。

昨日 立ち寄った隣町の素敵なギャラリー「野の苑」さんの庭に こぶしの実が沢山付いていました。

春の初め まだ寒さの残る頃一番に咲く「こぶし」あの真っ白な清楚な
花は 印象的です。
其の「こぶし」の名前の由来  実(み)は見事に子供の「こぶし」の
ようです。


どんぐりも小さな実をつけ秋の支度を 始めていました。
 



針山を作りました。
丸く安定のいい 容器があると 針山にしたくなります。
中には カウチンセーターの残りの毛糸を入れました。
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期 待

2008-07-16 | Weblog
今年も 遊び心で 春の終わりに 小玉西瓜の苗を3本買ってきて
植えました。
几帳面な穴熊さん完璧な 植え方で雨よけの覆いまでして 順調
でしたが天候の関係で 花が止まらず実になりません。

プロ級の方に聞いても 今年は実にならないとのこと。
「つる」だけは どんどん伸びて 覆いの外まで伸びています。
ところが この時期になって 孫つるのあたりに野球ボール大の
西瓜が 数個付いています。

昨日は もう目ざといカラスが 2個つついていました。

柿 栗 イチジク さくらんぼ ブルベリー ぶどうなど畑の周りに
植えていますが 其の実を口に出来ると言うのも恥ずかしい 
ほどです。

それでも 毎年時期になると 期待しています。

物言わぬ 果樹たちですから 私の期待などプレッシャーにはなって
居ないと 思うのですが それが分からないのが ストレスだと初めて
身に感じています。

私の帯状疱疹 お医者様の指示通りが良かったのか ストレスが遠慮
してくれたのか 昨日の通院でおしまい。
先生も早い完治に 首をかしげておられました。

寒い冬ならまだまだ完治に時間がかかるとのこと この暑さが良かった
のでしょう とのこと。
私は 早めに医師に見てもらったのが良かったと 思っています。
大抵の 痛みは我慢しますが あの痛さは尋常ではありません。
全治15日でした。

これで 又もとの生活に戻れます。ご心配頂いた皆さん 
ありがとうございました。
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