端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

団 子

2009-04-30 | Weblog
四月も今日でおしまい。

連休 連休といいつつ 学校は暦どおりで 小学生達が 集団下校していきました。

この時期 里山も 緑が綺麗です。
そんな 木々の中に つややかに緑の葉を広げている サンキライの葉。


この葉を づーと [団子」の葉と覚えていました。

私の周りでは 団子を作るとき この葉に包んで作る習慣があります。
柏の葉に包むのが本当の 柏餅だと知ったのは 大人になってからです。
鹿児島出身の友達は「かからん葉」と読んでいました。

サルトリイバラ又の名を サンキライと呼び 漢方の薬草でもあるらしいのです。

もう 実を付けています。

この葉を見つけたからには 節句も近いし 団子を作るしかありません。


冷凍してある 蓬を入れて 作りました。


蓬たっぷりの 田舎の団子です。
 




里山は もう初夏の気配 です。
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ポシェット

2009-04-29 | Weblog
ポシェットが 出来上がりました。
幅22cm 深さ23cm 底は11cmの四角です。

反対側です。


底です。


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義 理

2009-04-28 | Weblog
以前 東北に旅行した穴熊さんが さくらんぼの幼木を買ってきて 植えましたが
育ちませんでした。
やっぱり気候が適さないのかとあきらめていました。

そして昨年 沢山の実を付けたさくらんぼの小さな苗木を見つけて畑の隅に植えました。
今年は樹高も倍くらいになりましたが 花がちらほら これじゃ今年の実は期待できないと 諦めていたら なんと実をつけていました。

それも一個です。

さくらんぼの 義理でしょうか。
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2009-04-27 | Weblog
偶然の出会いで お友達になり 一緒に展示会をしている<しおりさん>>
今朝 買い物のついでに 訪ねてみたら お孫さんの腹掛けが出来ていました。

実家の母は 私が生まれたとき お産婆さんから頂いた 「ちゃんちゃんこ」を大人になるまで 残してあり 理屈を言えば コレを着ていたのだと 見せていました。

昔は 子供の誕生を 周りの大人が一緒に喜んで手作りのものをプレゼントしていました。
今は デパートの商戦に踊らされ 豪華な飾り物が多いようです。

この「腹掛け」 それぞれの名前の一字が刺し子してあります。
近づくお節句には コレを着けて 写真撮影の予定とか。
ひし形の 「腹掛け」も可愛いけれど この車夫のしている形の「腹掛け」も 可愛いものです。



黒の羽織で 作ったワンピースが出来上がっていました。
胸にピンタックがあり 喪服としても 着れるものです。
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文 具

2009-04-26 | Weblog
夕べ 見ていたナイター野球 巨人 阪神戦。
横目で見ていたら 野球場の広告に 大きな<トンボ鉛筆>広告。
あー そうそう 子供の頃とんぼ鉛筆 コーリン鉛筆 三菱鉛筆とありました。

夕食も済んで 宿題をしていると裸電球の下 父が鉛筆の先を綺麗に砥いでくれていました。
其のナイフも父の手作りでした。
宿題が終わる頃には姉弟全員の筆箱の中は 綺麗になっていました。

私のバックの中の 文具 手帳はお友達から頂いた表紙 中身は毎年入れ替えのものです。
それに メモのための 筆記具です。

中でも万年筆 近頃カートリッジを入れ替えても インクの出が悪く 何年も使っているのでもうだめかも知れない。
給付金が出たら買うか 母の日のプレゼントに強制するか よからぬ思いもよぎっていました。

新しいの欲しいなあーと思っていましたら デパートの文具売り場で 万年筆のお医者様が 来店して 万年筆の手入れをしてくれるとのチラシを見ました。

そこで頼むのが普通ですが 私は違います。
ひらめきました。
自分で掃除をしてみよう。

プリンの 空きカップにぬるま湯をいれ 万年筆の先をつけました。
瞬く間に 水がブルーになり 半日つけ置き。
綺麗に拭いて 抜いたカートリッジ部分から息を吹き込む。
再びぬるま湯に ひたしました。

それを繰り返すこと 三回 綺麗に拭き そのまま放置。
中が乾いた頃に カートリッジを差し込み ためし書き。

なんと 元のようなめらかさに戻りスムースな書き味。
満足満足です。

又手紙や 葉書を書くのが楽しみです。 

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新 芽

2009-04-25 | Weblog
長男と言う 足かせで穴熊さんの生家に帰って以来 この時期の大型連休出かけることはありませんでした。

家の周りの お茶を摘んで 薄暗い土間の大きな釜で汗をかきつつ 上半身乗り出して 右腕には やけどの筋を作っていました。
集落の主婦は大抵 そうでした。

一年分の自家用のお茶を確保するのも大事な女の仕事でした。
しかし時代の流れ 今はお茶を摘んでも 委託加工をしたり 買って済ませることが多くなりました。


我が家のお茶の木も 品種がばらばらで 綺麗な新芽の所や もう開いた葉があったりして 剪定はするものの摘むことは ここ何年ありません。

昨日は いい天気 畑のえんどう豆を収穫に出て 何気なくお茶を見てみると
美しい新芽を出しています。

思わず 手にした籠に 新芽を摘んで 入れていました。
一芯二葉とまではいきませんが 茶摘です。

この 籠一杯のわずかなお茶 どうするか ことを始めて考えるのは私の悪い癖です。

摘んだお茶は一気に まず「しんなり」させなければなりません
「しんなり」「しんなり」が頭をめぐります。
工場ではまず蒸気で蒸すのですが 我が家でしていた釜炒りは 釜を熱くしておき
一気に 青々のお茶をいれ 手早く蒸し炒め状態で しんなりさせていました。

理屈はとにかく しんなりさせればいい 「あ レンジがある」
ひらめきました。


少しづづ レンジにいれ 二秒。
熱いものを 平たいざるの上でもみます。
次々と レンジで チンしたものを加えて 最初の工程無事終了。

次は 土鍋にするか 無水鍋にするか 結局無水鍋を出して ガスコンロへ乗せ
一番小さい火にして 炒ります。
火はつけたり 消したり。


熱くなれば 出してもみます。
九時頃から初めて お昼までで 一休み。お茶らしくなりました。

午後プールから帰って 最終段階 ゆっり気長に混ぜます。
大きな釜で作っていた頃の感覚が戻ってきました。

機械で揉んで作る 煎茶と違って 手で揉む 釜炒り茶ですから 太めです。


出来上がりです。

冷ややかな目で見ていた穴熊さんに 早速自家用の「穴熊茶」 煎れて出しました。

「土間の 釜 使えるように 準備するか」と一言。

すぐ 私が否定したのは 言うまでもありません。
デジカメでは 煎れたお茶の色が 綺麗に出てないのが 残念ですが
色も香りも 満足の出来でした。

スーパーの籠一杯くらの生茶で 二百グラムを越す量の出来上がりでしたが なんだか得した気分 そして満足な一日でした。
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小 物

2009-04-24 | Weblog
年代を経て私の手元に 回ってきた古い布たち 眺めているだけで愛おしくなります。
縫い端の縫い糸は 太くもろくなっていますが 一針一針 手縫いのあとが分かります。
昔は大抵の女性が縫い物をしていました。

好きで始めた袋縫い 針を握る時間が多くなるにしたがって この縫い物は 癒しの効果があるのではないかと思うようになりました。

昔は 舅 姑 小姑と沢山の家族の中で 働いていた嫁。
家族の縫い物も 布団の縫い直しも 嫁の仕事でした。
夜なべに仕事に針を動かしながら 泣きたいような思いを縫い針に込めていたように思います。

交通機関も無かった時代 里に簡単に帰ることも出来ず 自分を諭し 反省し 里の両親を思い 我慢していたのだと 思えるのです。


そんな 布達 小さなものも何かに 使えないか 残しています。

3,5cm四角を 12枚つないで 小物を作りました。
ファスナーは10cmです。

小銭入れにしたり 口紅入れたり アクセサリーを入れたり 薬を入れたり
重宝する小物です。

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2009-04-23 | Weblog
田舎暮らしになって 何年もすぎたのにまだ気持ちのどこかで 町の生活にあこがれています。

私の住む町に小さな本屋が一軒 公民館にちゃちな図書室が一つ これだけでどれほど貧しい文化の町か 知れるというものです。

時折 大きな本屋に 一日いることが出来たら どんなにいいだろうと思うことがあります。

まず新刊書 売り場に行き近頃売れ筋の本をチェック そして小説の売り場 私の浅い知識で 読める本に限ります。
現代物 時代物 問いませんが いまだに向田邦子さんに関する本が出でいないか必ず見て回ります。

そして 手芸の本売り場 コレが又楽しいし 袋つくりの励みになります。
老眼鏡の必要な私 文庫本のような小さな字のものにはあまり食指が動きません。

そして 週刊誌などの売り場 女性週刊誌を買うほどミーハーではありませんが
どんなことが巷の話題か 眺めています。

近頃は パソコンの本の売り場にも 必ず立ち寄ります。
簡単○○とか 裏技○○とか 書いてあるとつい 手にとって見ます。
色々な参考書は私の先生です。

そんな大きな本屋さんに 連れて行ってもらって先週行って買ってきた本 四冊読んでしまいました。

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新 緑

2009-04-21 | Weblog
夕べは 大雨だったのに 今朝はカラリと晴れ まさに新緑です。
夕べの雨で ごみが洗われたのか 特に綺麗な新緑です。

まさに里山は 笑っています。大笑いでしょうか。

いよいよ 暑い夏の始まりです。

定番のバックが出来上がりました。
私が 同じものを幾つも作っても 使っていただく方が 違うのだから まいいか……
てな 調子です。



途中で 弱っているところを発見。
刺し子で補修。
コレが又 いい味を 出しています。 
出来上がりを 眺めて自画自賛です。

横幅 40cm 深さ30cm 底はつまみで10cmです。
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好 物

2009-04-20 | Weblog
ここ二、三日 畑仕事の多かった穴熊さん 今朝は空を見上げつつ ゴルフに出かけました。

私も いつもの家事をしていましたが お天気が崩れるようなので 畑のえんどう豆を収穫して 好物の煮豆を作りました。

朝早く起きて 新聞を広げ 二人で黙って朝ごはんを食べ 薬を飲んだか確認しあい 変化のない年寄り夫婦の一日が始まります。

どこか 二人で旅行することも無く 一緒に買い物に行くでもなく お互い干渉せずに 暮らして 何年になるのだろう。

色々不満も一杯でしたが この時期こうして好物のえんどう豆を煮ていると こんなに変化の無い生活が 一番 幸せなのだと 近頃思っています。
それとなくお互いを気使い 普通に朝が来て お昼がすぎて 夜になる この平凡さが 本当の幸せなのかと 改めて思っています。

分相応の生活で 身の回りに幸せを見つけられる 感謝です。

120万あまりのブログの中 先日がんで余命を宣告された 若い女性が自分の葬儀の見積もり取り寄せ 残る若いご主人への気使いを 書いておられました。

胸が熱くなり 涙で文字がにじんでしまいました。

この 私の好物 この時期だけのものです。
後何回食べられるのだろう とふと思ってしまいました。
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