端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

準 備

2014-11-30 | Weblog

小さな 集落の小さな神社の秋の大祭は明日です。

それなりの 準備に忙しくしています。 

自然災害 交通事故など多い昨今 一年間 健康で無事に過ごせたことは 何よりです。

離れて住む子供達や 孫の無事も見守っていただいている 神社です。

幟も 新しい竹につけられ はためいています。

明日の お昼は15人分の お昼の賄をしなければなりません。

決まりの献立は 田舎の混ぜ寿司 畑の野菜の味噌汁 大根の鱠 それに自家製のお漬物です。

豪華な昼ごはんではありませんが 心のこもった手作りの お昼です。

お寿司の具は  椎茸 牛蒡 むき海老 油揚げ 筍 を小さく刻んで 味付けして 大きな鍋で煮ました。

彩の人参と生姜は 刻んで甘酢につけています。

ご飯が 炊きあがると この人参と生姜を 軽く絞り混ぜ 寿司めしに味付けをし そのあと 具を混ぜ込むのが 田舎流です。

二升 ほどの お寿司が出来上る予定です。

イリゴマも すり鉢で当たっています。 大根10本に人参 お酢に漬け込んだ鯵の鱠になります。 

神楽が舞われ 太鼓の音が響き 心躍る 祭りですが 子供の数も減り 若者も減り

準備の 私たちも腰を曲げつつ高齢者がスローに動き回っています。

露店が並び境内に にわか土俵が作られ 子供相撲がにぎやかに 開催されていたことなど想像できません。

荒れたこの地に 四国から先祖が移住し 苦労を重ね 今があると聞いています。

心のよりどころに 故郷をしのんで 金毘羅宮を祀られたと聞いています。 そんな歴史を知ると よそ者の私も感動してしまいます。

明日の晴天を 祈るばかりです。

 

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甘 酒

2014-11-29 | 食べ物

田舎の 30戸ほどの集落に 住んでいます。

便利な町の中に住みたいとか 故郷に戻りたいとか 思っても自分で決めた人生の 尻をぬぐっているような気がしています。

そんな小さな集落に住むには 色々な田舎の掟があります。それが嫌で 若いものは 町へと 出ていきます。

小さな集落を維持するには それなりの協力や労力 義理は欠かせません。

集落のただ一つの神社の維持は 氏子4軒づつで 一年間担当します。

秋の大祭は 何があろうと旧暦の10月10と決まっています。 今年は12月1日(月)になります。

そして 今年は我が家から4軒が 担当になりました。

今日から 神社の掃除が始まり 3日間もろもろの祭礼の準備が始まります。

お供えの餅の準備や 当日の 宮司さん 神主さん 担当の講番のお昼の食事の準備 お初穂の準備と 忙しくなります。

昔は この祭りの日に 各戸の女衆は 甘酒を作っていました。

婦人会で 注文を取り お米を集めて わずかな加工賃で 隣町の麹やさんに 注文していましたが 婦人会もなくなり 甘酒を作るご婦人も少なくなりました。

隣町に出かける用事があり 麹やさんで 麹を買ってきました。

一回目の 甘酒の出来上がりです。

もち米5合を6合分の 水加減で 炊飯します。 炊き上がったら 麹1Kを ほぐしながら 混ぜていきます。

私は保温鍋を 頼りに作りますが 要するに麹は温度50度から60度で糖分に 変化するので その温度を 維持すればいいわけです。

そのために 私は温度計を 使っています。

温度が下がれば 湯煎しながら温めます。 10時間ほどかけて 甘くなったら 火に掛け 温度を上げて 発酵を止めます。

麹は蒸し米に麹菌を生かしたあるので 米粒が口に障るので それを煮る役目もあるのです。

一鍋分出来上がりです。 原液ですから 薄めて温め おろしショウガを入れて 召し上がれ。

集落の この秋祭りが 済めば いよいよ冬の始まりです。

 

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里 山

2014-11-28 | Weblog

私の住む 田舎の山々も 少しづつ 色を付け始めました。

櫨の木は赤く染まり 木々に絡んだ むかごは黄色く色づいています。

この時期 中年のご婦人が 雨も降らないのにこうもり傘を片手に 里山の道沿いを 眺めながら 散歩しているのに 出会うことがあります。

黄色く色づいた むかごの蔓の下に こうもり傘を 上に向けて広げ 蔓をゆすって むかごを 落とすのです。

秋の 楽しみの一つです。

子供のころ 年寄に聞いた話ですが むかごの 色づいた蔓の下に 麦の種を数粒 落としておくと 次の年に 麦の株を目当てに 天然の自然薯を掘るのだとか 大人になって 思い返してみると 眉唾物のようです。

美味しいものがたくさんある 今の世の中ですが 昔山の自然薯はご馳走でした。

山の中に 自生しているものですから 其の根はあっちに曲がり こっちに曲がり 折れれば価値がありません。

ぶつぶつ 文句を言いつつ 掘るので 酒席で飲んで くだまくお方を私の地方では 「山芋をほる」 と言っています。

庭の千両も 実を赤くして お正月を待っています。

主に 近頃振り返ってもらえない 寒蘭 ひっそりと咲い いい香りを 振りまいています。

主は午後からの雨を気にして ゴルフに出かけました。

 

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初心者

2014-11-25 | 趣味

先日 刺し子の展示会を見せてもらい 私にも 出来るだろうかと ネットで探していたら 初心者用のキットを見つけました。

早速 作ってみました。  本当に初心者用ですから 裏がついていませんでした。

私流に 裏をつけ仕上げました。

底につけたビーズが可愛いでしょう。 刺し子の目そろっていない?    そこが難しいのです。

腕を上げたら 色々応用が出来そうです。

幅22㎝ 深さ30㎝です。

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刺し子

2014-11-23 | Weblog

隣町の ギャラリー野の苑は 個人のギャラリーですが いつも心安らぐ展示を開催しています。

県北の日向市で刺し子の教室を開催しておられる 佐藤槇理子さんとその仲間の刺し子展を開催中と 聞いていましたので 昨日買い物のついでに寄ってきました。

先生の作品です。

 

沢山の作品を ゆっくり見させていただきました。

刺し子は忍耐と根気のいる仕事です。  雪国の女性がじっと針を動かしつつ 春を待っていたのだろうなあーと 思いました。

一年中 畑仕事や 遊びに出かけられる 私の地方では 腰を落ち着けて 針を持つのは無理のようです。

野の苑さんの 入口 可愛い お二人が迎えてくれています。

お嫁さんでしょうか。

お婿さん?  古布を惜しげもなく使ったお人形 作者の 思い入れが伝わってきます。

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リモコン

2014-11-22 | 思うこと

我が家の防音工事 天井もやり直しでしたので 当然照明もはずし 完成後 元通りに設置するもでしたが 書斎の天井の灯り 大工さんがカバーを少し壊してしまいました。

親方が 「奥さん新しいのをつけますから」 と新しい灯りを取り付けてくれました。

入口のスイッチで ON OFFと操作しますが なんとリモコンがついていて 明かり本体に向けて 操作すれば暗くなったり 明るくなったり 便利なものです。

あのノーベル賞の 青い光です。

ノーベル賞の話は ミーハーな私も 興味がありましたが それが私の生活の中にも 生きているのだーと 感心することしきりです。

我が家で 最新のただ一つの灯りです。

それにしても エアコン 明かり テレビ ダイソンの温風と 全部リモコンです。

工事中に 東芝のテレビに ソニーのリモコンを向け テレビがつかないと騒動し リモコンに操作不能と付箋を張り付けていた 誰かさん 困ったものです。

 

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友 達

2014-11-21 | Weblog

隣の市に住む友達から 電話がありました。

おばさん女子会をするので 小銭入れを作ってほしいとのこと  家の工事で足の踏み場なく 忙しい最中のこと。

それに 心も落ち着きません。 「駄目よ ダメダメ」と言おうとしたら 「月末までよ」 と電話は切れました。

時間と 座る場所を見つけ 針を動かしました。

そして 何個だったか 10個だったか 20個だったか ままよ 作っておけば 年末だし 誰それにプレゼントするもいいかと 針を動かしていました。

そして昨日 その友達から電話がありました。

「何個じゃったかね」  「10個 10個よ」  ほっとした私。

空き箱に 20個綺麗に並べて 眺めています。

5個づつ 同じ刺繍をしてみました。 唐辛子もいいかなあーと 眺めていますが 今日は予定がいっぱい 座る暇はありません。

 

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寿 司

2014-11-18 | 食べ物

我が家の工事 台所がどうにか使えるようになりました。  システムキッチンもすべてはずし 元通りに復元です。

ガスコンロだけは 20年余り使っていましたので 新しいコンロをはめました。

高齢者二人の生活ですから 鍋も小さなもので十分なのに 中華鍋も無水鍋も まだ未練を残しています。

西風が吹き始めたこの時期 美味しいサッパ 三枚におろしてお寿司にしました。

これが美味しいのです。

酢飯に甘酢漬けの生姜を刻んで 酢でしめたサッパをのせて握ります。

美味しくて いくつでも食べられます。

この時期地元の味です。

 

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ぶどう

2014-11-17 | 食べ物

痩せなければと いつも思っているのに 思っているだけで 美味しいものにはついつい手が伸びてしまいます。

数年前 頂きものの立派なブドウが 瀬戸ジャイアンツという品種で 種無しで皮のまま食べられるのを 知りました。

勿論岡山が故郷で 桃太郎ブドウの 名称で 市場に出回っているようです。

食べたいと思っていても 何せ高価ですから 私の財布では 無理なのですが 近頃 隣の市に このぶどうを栽培している 果樹園があり 出荷が始まったようです。

少し形の 悪いものや少しの傷物は お安くなって 八百屋に並んでいます。

ぶどうと言えば 数年前スーパーで 買い物をして 我が家のテーブルに 重いレジ袋を ドッコイショと置いたら アラ バックがない 財布やカード色々入れているいつものバックがありません。

落とすはずはない きっとスーパーの台かワゴンに 置き忘れたに違いないと バイクでスーパーに引き返しました。

清算したレジの 係の人に聞くけど ない。

すぐ 我が家の近くの駐在所に 届け 郵便局にカードの無効を届けて いったん帰宅しました。

すると すぐスーパーの事務所から 忘れていたバック 事務所で預かっていますとの連絡 一遍に力が抜けてしまいました。

すぐに 受け取りに行き 一安心 駐在所にもいかなければと 立派なブドウをひと箱買いました。

駐在所で訳を話し 深く頭を下げ お礼にブドウを差し出したら 頂けませんと 断られてしまいました。

そこで 引き下がる私ではありません。

包装紙を破り 一粒つまんで私の口へ入れました。 

そして若いおまわりさんに 一人では食べきれませんので どうぞ食べてくださいと 差出し 逃げるようにして帰宅しました。

よかったのか悪かったのか 今でもブドウを 口に入れるたびに 思い出します。

 

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出番です

2014-11-15 | 思うこと

このところ すっかり寒くなりました。

毎年 使っている 湯たんぽを出してきました。 出番です。

熱湯を入れ 古いバスタオルの袋に入れ 布団に忍ばせておきます。

私が寝るころには 暖かく なっているので 助かります。

子供のころ それぞれの湯たんぽに 熱湯を入れてもらい 古いネルの着物に包み 紐で結んでいました。

眠くなった頃 母が布団の両端を トントンとおまじないのように 叩いてくれていました。

テレビもない 静かな夜は 遠くの汽車の走る音まで聞こえていました。

今はふかふかの布団ですから 静かに体に寄り添ってくれますが 自分でトントンと 叩いています。

我が家の 防音工事ももう少しで 終わりそうです。 ひと月半 家財道具をあっちに運んだり こっちに運んだり 難民のような生活でしたが もうすぐ元の生活に 戻れそうです。

庭のピラカンサ 真っ赤に熟れています。 鳥たちが 食べごろを狙っています。

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