端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

鶴 亀

2009-06-30 | Weblog
昔から 鶴は千年 亀は万年とおめでたいことの 象徴ですが やっぱり心惹かれるものがあります。

この 朱色の絹布の折鶴も又 豪華です。
生地には地模様が織り込まれ 光によって浮き出てきます。
其の上に シンプルな折鶴が絞りで 入っています。

この生地の具合では 着物だったのではないか と私は推理しています。
私の手元に来たときは この大きさでした。

薄い芯を貼り 裏をつけて 敷物にしました。

何度もなぜています。
縦 28cm 横32cmです。


これまたおめでたい鶴と亀の 型染めの布です。
手の込んだ 手彫りの型紙の模様は 天然の藍で染められ 何回もの洗濯で程よく色あせて 時の流れを 見せています。
亀の長い尻尾を見ても 古さがしのばれます

多分嫁入り布団だったのでしょう。
時代を見てきた この布を触っていると 涙が出そうです。
裏をつけて やっぱり敷物にしました。
縦32cm 横32cm です。

こんな敷物の上に 趣味の陶器など飾ったら いいだろうなあーと一人で
遊んでいます。



テトラポットの形の小さな 小物入れ そのままつまんだら ペッタンコです。
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ダリヤ

2009-06-29 | Weblog
暑い夏に 少しでも涼しくなるように 蔓で成長する草花を植える方法を
エコな夏を向かえるために 宣伝していますが 朝顔や 瓢箪 糸瓜など 私が子供の頃は良く見かけていました。

夕方の打ち水とともに その下の 涼み台などで 涼んでいました。

種苗会社の売れ筋ナンバーワンが風船蔓だと聞いて 早速我が家も 朝日の当たる
場所に植えました。
早く成長して 緑の葉を茂らせて 涼しくして欲しいものです。

その時植えた 畑のダリや が咲き始めました。








別名 天竺ボタンと呼ばれるこの ダリヤ 来年は 球根を増やしたいと言ったら
鬼に笑われてしまいました。
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勿体無い

2009-06-28 | Weblog
雨と雷様の予報だったのに 曇りです。
予定のゴルフが出来るか 夕べから 気にしていた 穴熊さんも 出かけました。


ゴルフに出かける 穴熊さんを見送りながら ホールインワン保険が我が家の一番の無駄ではないかと エコの声聞くたびに思います。


幅30cm 深さ25cm 底の幅6cmです。


 
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焼き魚

2009-06-26 | Weblog
6月1日に 鮎漁が解禁になりました。
ふるさとの一級河川は 水がとても綺麗で 街中の橋の上から鮎漁を見ることが出来ます。

秋には 川の中に「鮎やな」が設置され 川原の仮設のお店は沢山のお客で賑わいます。

子供の頃から川魚は口にしていますので これからの時期 たのしみです。
塩焼きやみそ焼きの 鮎は尾を落とし 身を箸で二、三回押さえ 頭ごと骨を抜いて 丸ごと 口へ コレが又美味い。
こんなとき 飲めない私は 悔しい思いをします。

子供の頃 魚を食べるとき 
「綺麗に骨だけ残して 食べる人には 金を貸しても良いが 身を残して雑に食べる人には 金を貸してはいけない」と 自分も貧乏暮らしなのに 金を持たない子供を 並べて飲みながら注意していた 父。

魚は 立派に猫が嘆くくらいに綺麗に食べますが お金には縁がありません。

立派な 鯛の干物 頂き物です。
コレで又 だれやみが多く なりそうです。
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言い訳

2009-06-25 | Weblog
先日 町の健康診断がありました。
穴熊さんと二人 朝食抜きで 朝早く 受けに行きました。
二人とも 高齢ですから ありがたいことに無料です。
身長 体重 へそ周りの測定 血液検査 尿検査 それに問診です。

問診は 前もって配られた 問診表の沢山の質問に ハイ イイエに○で答え持参したものを確認です。

お互い自分のことですから それぞれ秘密のうちに 記入して 持参しました。
勿論タバコ アルコール の量の 質問もありました。


その日の 晩酌 夕食が終わって おもむろに 穴熊さんが私に言いました。
「今夜から焼酎は 二杯にした。」
「エッ」 と驚く私。
そして 噴出してしまいました。

ハハーン 今日の検診で アルコールの量が多いといわれたのだとすぐ分かりました。


コップに 焼酎をいれ 其の上からお湯を注いで飲むのが穴熊さん流です。
二杯しか飲まないのなら 焼酎をいつもより多くいれ お湯の量が少なかったに違いないのです。
肝臓に入ったアルコールの量は一緒 と思うのですが……。
それは言えません。

梅雨の間の お天気の今日 女の遊びで 町まで、 帰りに、<野の苑ギャラリー
に寄って おしゃべり 庭のこぶしが実を付け かえでは種を付け飛ぶのをまってスタンバイです。
幹には きくらげが付いていました。

何時行っても ほっとするギャラリーです。
 
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落ち子

2009-06-24 | Weblog
早生の里芋 石川早生の収穫が始まりました。

近くの直売所には 落ち子が安くで出ています。


早速 薄塩で茹でて 酢味噌にしました。
昔は お盆の頃に初物を食べていましたが 随分 早くなったものです。

食べ物を詠んだ俳句 食べ物に 季節感がなくなった今 食べ物が季語の歌 どうするんだろうと 気になります。
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親 心

2009-06-23 | Weblog
昨日 オークションで買った大島紬の着物が届きました。
お天気でもないのに 解いて洗って アイロンを掛けました。

現代の大島紬の柄は 花柄や 抽象的な柄が多いようですが この柄は昔からの伝統的な柄です。
昔 婚礼が決まると大変でした。
田舎では 仲人さんは勿論 その下で 両家の連絡をする 樽抱えと呼ばれる 人が 婚礼行事を取り仕切っていました。
それは 両家のお祝いであるとともに 集落みんなで祝っていました。

娘の実家では 箪笥 長持ち 鏡台 夜具そして桶屋に注文した たらい 洗面器など準備していました。
娘三人持てば 家が傾くと言われた由縁です。

箪笥の中身も 嫁入り先でどんなことがあっても 困らないように季節ごとの
紋付も用意していました。

そんな中に 写真の 着物も 忍ばせてあったのでしょう。
模様は 伝統的な大島紬の幾何模様です。

しかも この卍の模様は 厄除けの意味があるのです。
交通機関の 発達していなかった昔 いやなことがあったり夫婦喧嘩しても
今のように軽自動車で 実家に帰ることも出来ません。

嫁に行ってからの 苦労は目に見えています。
故郷に 向かって涙ぐんでいたのでしょう。

病気にならないように 可愛がってもらえるように 早く孫が生まれるように
何時の時代も 親心に変わりは無いようです。


反物の 端には 柄をあわせた 遊びの糸が 沢山出来ています。
トントンと リズム感のある 機音が聞こえそうです。
もう一度 こんな着物着られる若さに戻れたら良いのに と思いますが
顔のしわが許してくれそうにありません。

安さと 布に惹かれて買ったこの着物 何にしようかと 楽しい悩みを抱えています。
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2009-06-22 | Weblog
雨が降らないと嘆いていたら 午後から時々雨です。
南の台風の影響とかで 昨夕は湿気が多く寝苦しい夜でした。

いよいよ夏に突入でしょうか。

この夏始めて 液体の蚊取りをつけましたが朝 見てみたらスイッチを入れていませんでした。

私が子供の頃は 渦巻きの蚊取り線香を 焚きそして蚊帳を つるしていました。
ぼかしも 模様も無い緑一色の 安物でした。

蚊帳に入るとき 儀式のように蚊帳の前で正座し 裾を握って軽く二、三、回振って すばやく中に入るように 母からいつも言われていました

蚊帳の中は 別世界で 子供達の格好の遊び場でした。
この季節は 蛍も中に入れ エアコンもなく蒸し暑い夜も 開け放した窓から
の自然の風で 我慢していました。

ポンプで汲んだ 冷たい水の中の 西瓜やトマト アイスキャンデー売りの自転車 父の鮎掛けについて行き水遊びをした夏 等 皆つい先日の出来事のようです。
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祈 る

2009-06-21 | Weblog
入梅宣言があったのに 私の地方では 雨が降りません。
例年の 20パーセントの雨量だとか。

わずかな 米を耕作している穴熊さんも 水路の水が 満遍なく届いているか
見回りに余念がありません。

其の合間には 我が家の田んぼの 草刈です。
そろそろ 稲が花を付け始めました。 田植えをして90日~100日で出穂
だと 言われていますが 少し早いようです。

この稲の花 チロチロした 可愛いものですが 朝のうちに受粉すると 雄花は
水の中に 沢山こぼれ落ちています。

そして 段々実が完熟するのですが この時期 虫や病気にかかりやすくなります。

そのためにも 稲の周りの風通しを良くしておかなければなりません。
特に我が家のように 薬剤を使わない者は 薄氷を踏む思いですが 収穫できただけを 食べればいいと 開き直りです。

そういえば 先日 虫祈祷があり 我が家にもお札が届いていました。
昔 昔農薬など無かった時代 この時期の害虫に困っていたのでしょう。
苦しいときの神頼み 神社に集まり 家内の安全と 虫の被害の少ないように お払いを受けていたようです。

今なお 虫祈祷の行事として 残っていますが 今は代表者が 参加し こうべをたれ お払いを受けてきます。

集落の 入り口や 田んぼやはたけの隅に 竹の棒に挟まれた 御幣を見かけます。

御幣で 虫が遠慮するわけではありませんが そんな謙虚な生活が田舎の生活なのです。


あぜ道には ねじり花が咲いていました。

今日も暑くなりそうです。
 
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八 重

2009-06-19 | Weblog
先日 縫い物のお友達と訪ねたパッチワークのお店。
車で 小一時間ほどの 田舎の住宅街にあります。
女主人の好みで 古布や其の作品が沢山あります。

買う気は無くても 作品を見せていただいたり おしゃべりを楽しむほうが多いのですが 其の小さなお店の周りには 珍しい 沢山の草花が 主の趣味で植えてあり それを見るのも楽しみです。

先日訪ねたときは 八重咲きのどくだみが咲いていました。

一重のものは 田舎道や我が家の庭にもありますが 八重は珍しいものです。

厚かましい性格の私ですが 一輪だけ 楚々として咲いている どくだみは
写真に撮るだけで 心を残してきました。

母方の伯母は 男の子五人を一人で苦労して育て 長男が半年後に定年で帰ってくる のを楽しみにしつつ 逝ってしまいましたが それを追うように 在職のまま
長男も 病名がわかってわずか三ヶ月で 伯母の後を追うように 逝ってしまいました。

沢山の伯母伯父の中でも 特に可愛がってもらった 伯母さんであり従兄でした。
其の伯母の家に 八重のどくだみがありましたが 子供の頃には こんな花には 興味はありませんでした。

なぜこの歳になって あの八重のどくだみの存在を思い出したのか 不思議です。

従兄の嫁が家を守っていますが 久しく訪ねることもありません。
まだ あの八重のどくだみは まだあるだろうか。
時間を作って お線香を上げに 行ってみよう ふと思いました。
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