端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

どくだみの花

2006-05-20 | 自然
どくだみの花が 咲き始めました。
我が家の 雑草の陰や 集落の道端に
一杯 咲き始めました。

終戦直後は 本当に惨めでした。食料は勿論 薬など
なかなか 手に入れることが出来ず 流行性の疾患で
多くの 人達が 苦しんでいました。
衛生状態も悪く 薬品の開発も 進んでいなかったのでしょう。
そんな子供の頃 母は おできが出来ると このどくだみの葉を
五、六枚重ね 南瓜の葉で何枚も包み 竈の熱い灰の中に
いれ 蒸し焼き状態にして 患部に当てて くれていました。
不思議と よく効き 膿を出してくれていました。

どくだみ せんぷリ 言の証拠 イセエビの殻 ひまし油
梅干 にんにく 肉桂 生姜 ほうずき など 
体調の悪いとき それぞれに 薬の代わりに使われていたのを
思い出します。
昔の人の知恵だったのでしょう。

今 古布で バックなど作ったとき アップリケや刺繍のモチーフに
この どくだみの花を使いますが とてもいい感じです。
 
コメント (10)
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