私の住む 田舎には集落ごとに昔からの神社があります。 大きい歴史のある神社 朝夕お参りする神社と 色々ですが
昔 村だったころからの一番の神社は歴史あるものです。 その神社の夏越の大祓いが 27日と28日行われます。
つまり 夏のお祭りです。 半年間の無事を感謝し これから半年の難逃れを祈るものです。
今日は 朝早く神社を出発した おみこしが八か所の集落に立ち寄り 村人たちの接待を受けます。
今回 私の集落にも立ち寄られることになりました、
我が家ともう一軒2軒で 「おもてなし」の 役回りです。
朝早くから 境内を掃除したり 大きな桶に缶ビールやジュース 西瓜を冷やし おみこしの到着を待ちます。
太鼓 神官さん おみこしの担ぎ手 役員と 車7台です。
30人ほどのお客さんに 集落の人たちも集まってきます。
軽トラックの荷台に乗ったおみこしは 子供に守られての到着です。
集まった 集落の村人は お賽銭箱にお賽銭を入れ おみこしの下を 抜けて 又戻ってきます。
それがお祓いの儀式です。
木陰に 車を止め 全員神社の板の間で しばし暑気払いです。 にぎやかに話が弾みます。
この祭りの行列に 欠かせないのが この方です。
イブクロさんと言います。 こわーい存在です。 青竹の先を割ったものを持っていて 威嚇します。
悪いところを 叩いてもらうと いいとか 言います。
この時期 昔は普通水稲の草取り時期だったようで 穴熊さんは子供のころ イブクロさんが怖くて 田んぼの草取りに 一緒に行っていたと ぽつりとつぶやいていました。
こわーいイブクロさんの奥さんは 優しそうな人です。
二人とも 大きな袋を下げていますが 昔は商店などで 商品を略奪しても 心広く許しあえた 世間でしたが 今は お店自体がなくなってしまいました。
元気に過ごせるのも イブクロさんのおかげかもしれないとわずかなコインを 袋に入れました。
お祭りの お客さんが帰られた後は みんなで近況を話しつつ ビールの空き缶が増えていきます。
それにしても 猛暑の一日でした。