端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

花より

2008-03-31 | Weblog
三月も今日まです。
夕方 買い物に出かけたら 魚売り場の若いお姉さんが 二人で
売り場の商品の陳列を確認して回っていました。

何事だろうと 魚を見ていると 分かりました。
決算のための棚卸しをしているのでした。

三月が〆の会社は大変だろうなあーと ふと若い頃を思い出して
しまいました。

若い頃の職場は すぐ裏手が城址公園で 桜の名所でした。
職場で残業をしていると 花見のお客の酔っ払った声が時折聞こえ
ぼんぼりの灯りとともに 毎年恨めしく思っていました。

それでも 一息ついた頃 職場でもしっかり花見をしていました。
女性の少ない職場でしたので 酔っ払ったおじさんたちの卑猥な話に
なると困っていました。
一緒になって 笑えば すれた女に思われそうだし 聞こえないふり
していると かまととに思われそうだし……。
昔々の話です。

今はもっぱら 花より団子。
先日 テレビを見ていたら 桜餅も色々スタイルがあるのを
知りました。
餡子をワッフルみたいに包み 桜の葉で包んであるのを見ました。
 

私のいつも食べる桜餅は 餡子をピンクのもち米で包み桜の葉で
包んだものです。
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骨董市

2008-03-30 | Weblog
毎年 春と秋に綾町の「酒泉の杜」で骨董市が開催されます。
日の出から日の入りまでのうたい文句で 沢山の骨董関係のお店が
並びます。
古い布や着物の安いものを見つけようと 仲間と楽しみにしていますが
土曜日は晴れても翌日は雨の予報を信じて 昨日行ってきました。

沢山の人で一杯でしたが 古い生活雑貨や道具を見ていると 本当に
楽しいものです。
時代とともに消えていくものなど 懐かしさをよみがえらせてくれます。

近頃の古布ブームで 段々お値段も高くなっているようです。
小遣いの範囲で求めた布を何回も出して 何を作るか 考えるのも又
楽しみです。

トートバックが出来上がりました。
又 秋に街の 空き店舗のミニギャラリーで展示会をする話が決まり
頑張っています。

桜が開花し始めたのに 今日は一日 冷たい雨です。
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引越し

2008-03-28 | Weblog
三月も残り少なくなり 新聞で人事異動の記事をよく 見かけるように
なりました。
今朝は 学校の先生の人事異動が載っていましたが 学校に関係の
なくなった今 必死で見ることもありません。

私たちも 世帯を持ってから 片手では足りないくらい引越しを
しました。
安月給の下級公務員は 荷物も少なく トラックの一台もあれば
十分でした。
内報が出ると 嫁は荷造りに取り掛かります。
季節はずれのものから ダンボールに詰めていきますが 近頃のように
引越し業者などなく 莚や縄の手配から 始めなければなりませんでした。
最後の荷造りの日は 手伝いの皆さんと最後の飲み方が始まるのが常
でした。

セットの食器類も 転勤のたびに数が減り 一枚か 二枚残り 今でも
捨てきれず 食器棚の隅で 昔の思い出を残しています。

新しい 赴任地に着くと まずご近所に簡単な手土産で挨拶して回る
ことから始まり 穴熊さんの職場の方や奥さん達から荷解きを 
手伝っていただいていました。

これから住む家には 前の居住者の方が お米屋さんガスやさん出前の
すし屋など 生活に必要なことの伝言が 残してありました。

新しい土地に住む不安と 新しい土地での生活の楽しみが入り
混じっていました。

でんでん虫のように家を背負って 移動できればいいのにと 何度
思ったことか。
今は車が あるし家族全員で赴任と言うのは 少ないと思いますが
人事異動はサラリーマンの 最大の関心事には違いないようです。

そんな人事異動の 記事の隅に弟の定年退職の 活字を見つけました。
長年勤めたファイヤーマンの卒業です。
両親の居ない今 長姉として早速 弟の嫁に電話し 感謝の言葉を
伝えました。

「寒葵」が咲いていました。 どうでもいいような花ですが 花は花です。


この葉 何かに似てませんか?
そうです この「寒葵」の葉 葵のご紋のモデルとか言われているようです。 
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つわぶき

2008-03-25 | Weblog
秋に 黄色い可愛い花をつけて楽しんだ庭の「つわぶき」が柔らかい
芽を出しています。
花より団子の私 早速削りかつをと煮ました。
畑の隅の「たらの芽」も出始めました。


ほろ苦い味は 大人の味です。近頃は こんなものが美味しく
感じられます。
ポシェット作りにはまっています。

裏です。

もう一個

裏です。

裏側に使っている ログキャビンのピースは頂き物で 何に使うか
迷っていましたが こんなにしてポシェットに使ったら とても
いい感じです。
ただいま ポシェット九個をぶら下げて 朝 夕眺めています。
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早 苗

2008-03-23 | Weblog
昨日 穴熊さんは農協の育苗センターに 苗を取りに行きました。
二人で わずかな稲作をしていますが 面積にかかわらず手間や気苦労
は 大型稲作農家と同じようにしています。

以前は 各農家が苗を仕立てていましたが 今は農協が一手に
引き受けています。
品種は「こしひかり」です。

機械で植えますので それなりの苗に仕立ててあり 田植え機が三本か
四本の苗を掴んで 正確に植えていきます。
成長するにしたがって 分蘖(ぶんけつ)し大きな株になります。

わが家の田植え 三月の末になりそうですが それまでの植える
準備の穴熊さんは大変です。
毎晩の「だれやみ」の焼酎と肴の準備に女房の気合が入ります。 
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トランプ

2008-03-22 | Weblog
戦後の混乱期に 子供時代をすごした私にとって 空腹感と本には
特別の思いがあります。
カバヤキャラメルのカードを集めると もらえる本が流行ったとき 
友達のを借りたり 自分で集めて交換した本で 読書欲を満たして
いました。

白雪姫もシンデレラも イソップも皆あの少しねずみ色の藁半紙に
近い紙の世界です。
自分で稼げるようになったら 本を自由に買いたいと いつも思って
いました。
今でも 街に出たときは 本屋さんに寄るのが楽しみです。

学のない私が読む本ですから 難しいものはありません。
賞をとったものやベストセラー それに時代小説 そんなものです。

中でも 向田邦子さんに はまっています。
本屋で「向田」の文字を見るだけで 嬉しくなります。
残された本や シナリヲも素敵ですが 生き方そのものが大好きです。

先日 離れて住む息子からメールが入り 仕事でドイツとスペインに
出張するとのこと。日本から出たことのない私。
すぐ 頭をよぎったのは 向田邦子さんの「思いでトランプ」の
短編集です。
外国旅行のたびにトランプを お土産にしておられたらしい。

そこでRで返信しました。
「水と女とスリに気をつけてください。 餞別はありません。
但し 土産はトランプを国ごとに買ってきてください。」と
まさに おかんの「一筆啓上」

それで先日宅配便で届いたのが このトランプ2個となにやら難しい
カード1個息子からの土産です。

ドイツのものは 古城が一枚一枚に美し写真に映っています。
値段が 高かったら悪いと 見たら5EURの値段が付いたまま 今朝
テレビは1EUR 153円と伝えていました。
当分は この古城を眺めることになりそうです。
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春です

2008-03-21 | Weblog
昨日のお彼岸は 毎年私の集落のお大師さまの日です。

この小さな集落の 3代 4代前の先祖は四国からの移住者です。
同じ氏が多くて 普通は苗字でなく下の名前や屋号で呼んでいますが
嫁に来たものが 覚えるのには時間がかかりますし 家と家とのつながり
や 縁籍関係を覚えるのは大変です。

そんな お大師様 女衆が出て あずき飯と白和えを作り 漬物を
持ち寄り この日のお昼は集落の皆が お大師様の前で 
お昼のお接待を 受けます。

墓参帰りの 知らない人も呼び止めての 接待です。

お寺さんは決まっていても 無宗教的な私 それでもやっぱり
気になることがあるときは お大師様に手を合わせて お願いします。
が この年まで元気なのは やっぱり守っていただいているのだと
柄にもなく謙虚な気持ちになります。

そうそう 昨日は 私の誕生日でした。

今年の正月に 今年は○9歳だと覚悟していましたら なんとなんと
古希だそうです。 ショックを受けています。
こんな節目は 数え年で呼ぶらしいのです。

そこで 夕方街の花屋で バラを買ってきました。
これまで色々あったけど それなりに頑張り やっと一息ついています。
毎日暖かいご飯が食べられ 雨、露しのいで暖かい布団で寝られ 寒さを
防げる衣類をまとい 戦争のない日本で生活している。
それだけで幸せです。

こんな言葉が出るのは 本当に年寄りに近くなっている証拠です。
そこで自分は 自分で褒めるのが一番。

これからは 頑張らずに自然に人生楽しみたいものです。
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彼 岸

2008-03-19 | Weblog
明日のお彼岸を前に お寺さんが約束の時間通り 見えました。
仏壇を前に読経の 和尚さんの後ろで こうべをたれている私。

お経に詳しくない俗人の私 どこで座を立ってお茶の準備をすれば
いいのか 頭の中は そればかり。
それでも 読経の音程で察して タイミングよく お茶をお出しする
ことが出来ました。

お待ちする間は 久しぶりに家庭訪問の先生を待つときを思い出し
ました。


久留米絣の小さい布が出てきてつくりました。
裏です。

縦20cm 横20cmで 底を4cmつまんでマチにしています。
昨日 刺し子にはまっている友達が 風呂敷くらいの大きさに刺した
布を持参し 本を手本に袋の仕立てを頼まれました。
とても感じのいい袋に仕上がりました。
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儘ならず

2008-03-18 | Weblog
ポシェットが出来あがりましたが 亀がひっく返ったようにもがいて
います。

この古布 家紋が半分の布でしたが上下に 傷がありどうしても
家紋を上 下反対でないと使えなかったのです。
泣く泣く こんな状態に使いました。
弱っていたので刺し子をしています がこの藍染めの色なんとも 
いえない 藍の色です。

反対側はこんな感じです。


それにしても 家紋を色々見ていると 昔の人の
デザインに脱帽してしまいます。
なんでもデザインして 丸に収めて シンプルで 分かりやすくて
垢抜けしています。このポシェットの紋は 柏の葉だと素人の私でも
分かります。
羽織などの紋は 提灯の明かりでもはっきり分かりそうです。

このポシェットの家紋の使い方 何度眺めても我ながら歯がゆい
限りです。

この巾着 近頃袋作りに熱中人「とも子」さんの18個目の作品です。
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大根の花

2008-03-16 | Weblog
我が家の畑 大根の花盛り。なんとこの家の嫁 大根を使いきれずに
花を咲かせてしまいました。
ご近所では 漬物や干し大根をせっせと作って 草一本生えていないのに
我が家はこのとおりです。

作りかけのポシェット 出来上がりました。
全部で4個 朝 夕眺めています。


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