端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

巾着袋

2024-01-18 | 趣味

昨年の暮れ 私よりずーと若い婆友の一人から 友達知人に何か手作りをプレゼントしたい のだけどと 私につぶやきました。

いつも 御世話になる 気のゆるせる まだ現役で働いている 婆です。

端布を広げ 彼女の在庫を点検し 巾着袋を作りました。

何個作ったか 数えておけばよかった。

喜んでもらえると うれしいなあ。

 

 

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お手玉

2024-01-15 | 趣味

月日の過ぎるのは早い。

今日は 1月15日です。 

色んな方の 訃報を耳にするたびに 自分の身辺も

かたずけて おかなければと 気が焦ります。

誰が使うのか―と 言われそうに一升袋作りに 戦っていますが

小さな布も 捨てるのが忍びないのです。

お手玉を作りました。

昔 昔 元旦の枕元には 新し下着と洋服 少し大きめゴムまり

がおいてありました。

貧乏な我家 ポチ袋などありませんでした。

くけ台を膝の下に敷き ご近所の和服を縫っていた母。

孫を一人見て 47歳で逝ってしまいました。

幸せに 思うことあったのだろうかと 84歳の婆娘は ふと思います。

 

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いかん手

2024-01-12 | 食べ物

火山灰土壌の 私の地方 冬の作物は大根です。

家庭菜園の大根は この時期包丁を入れ 冷たい風で乾燥させ

保存食になります。

若い世代になり 軒先の干し大根も あまり見かけません。

一寸 水で戻して お酢と醤油 唐辛子などで 味付けすると

美味しい漬物になります。

乾いた大根が いかの足のようで 「いかん手」と呼ばれています。

煮物にすると 美味しい甘みも 味わえます。

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蕎麦かき

2024-01-09 | 食べ物

私の町は 蕎麦作りに力を入れています。

秋に収穫した 蕎麦は 大晦日に 美味しい年越しそばに変身します。

小学校一年生の夏 終戦を迎え 毎日空腹でした。

母は 一年生の私でも蕎麦かきが出来るように 特訓を受けたのを

覚えています。

空腹を 感じない豊かな毎日ですが 私にとって ほろ苦い味の

蕎麦がきです。

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婆 友

2024-01-08 | 思うこと

心傷む 地震のニュースや飛行機事故のニュースが続いています。

婆が集まっても まだ手助けすることもできません。

十数年前に 田舎の小さなギャラリーで 着物のリメイクと 和の袋物に

惹かれて 一年に一回の展示会に沢山の方に見ていただきました。

10年を過ぎ それぞれ独り身になり 展示会も開催することなく 沢山の

古布達を どうにかしなければと 栞さんも私も 老い準備をしなければと

頭だけで 考えていました。

そしても 昨日どうしても縫ってほしいと 依頼のあったお客さんの 上着が

出来上がり を見せに来てくれました。

素敵な 作務衣です。

お茶をすすりながら いいね いいね との声に 又少し縫ってみようか

との 意欲がわいたようです。

 

 

婆が集まって あーでもない こーでもないと お茶をすすりながら

勉強会です。

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ヒヤシンス

2024-01-07 | 思うこと

高齢者にとって お正月はめでたいものでも うれしいものでもありません。

残りの 測れない人生におびえながら 日々過ごしています。

あれは お正月を迎え 縫物友達に 何かの用事で電話した時でした。

二 三日誰にも会わなかったので 雑談の材料が脳に いっぱいでした。

電話の話が 途切れることなく 笑いが続き あんなに腹の底から笑ったこと

近頃にないことでした。

なんの話が 展開したのか 覚えていません。

八十半ばになり 近頃笑うことも ありませんでした。

心のもやもやが いっぺんに飛んでいきました。

昨年 飛んでる友達が 持ってきてくれたヒヤシンス 律儀に芽を出し始めました。

水をやり 肥しをやり 春を待つことにしました。

小さな 春待ちです。

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