端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

枇 杷

2008-05-31 | Weblog
昨日 とも子さんから 枇杷をレジ袋一杯頂きました。
自宅の枇杷の木の 恵みです。
ミニトマトを一回り大きくしたくらいの実ですが 甘く美味しい
ものです。
でも 二人では食べきれません。
そこで コンポートにしました。
白ワイン グラニュー糖 レモン汁 水 を煮立てて 枇杷を入れ
二,三分煮て 出来上がり。色も綺麗に出来上がりです。

空き瓶に詰めて 冷蔵庫で保存です。

それにしても 枇杷を食べるなんて 大人になってからの経験です。
私が子供の頃は 桃 枇杷 など 絶対食べさせて
もらえませんでした。

今思うと 大人は 子供に分からないように隠れて 食べて
いたように思います。
衛生状態も悪かったし 子供が病気になる ことも多かった
からでしょう。

あの頃 子供は必ず腹巻をしていました。
小さな子供は 金太郎の腹当て 少し大きくなると古毛糸の
腹巻でした。
寝相の悪い子供の 寝冷え予防でした。

風呂上りは 天花粉で真っ白になり 腹巻をして 蚊帳をめくって
「おやすみなさい」 でした。
こんな子供の頃を 思い出していると 石炭の煙を出して走る汽車の
汽笛が遠くから 聞こえてくるような気がします。

テレビもない時代 夜は本当に静かでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008-05-29 | Weblog
昨日の午後から 大雨です。
それに伴って ここ南九州は 梅雨に入ったらしいとのこと。
これから当分いやな雨と付き合うことになりそうです。

田んぼの 水をまかなっている池の水量を心配していた穴熊さん
一安心ですが これが又大雨でもなれば 堤の強度の心配を
しなくては なりません。 自然は儘なりません。

子供の頃 雨の日の傘は 重たい番傘でした。
布のこうもり傘など まだまだ田舎では高級品でした。

小学校の 校門の傍の二ノ宮金次郎に一礼して 門を出てすぐの
染物屋 製糸屋(お蚕を大きな釜でゆでつつ 糸を取り出して
いました)三軒目が傘屋でした。
お店の間口が広く 狭い土間を一歩 入れば上りがまちで 座敷一杯に
傘が並べてありました。
そのお店は 製造もしていて 店先では 細い竹に糸をすばやく
通し 太い柄の部分に取り付けている技は まるで手品のようで
ガラスに 顔をくっつけて みとれ道草していました。
学校の運動場の横まで続く 傘屋の裏庭には 紙を張った傘や 
渋を塗った傘が 広げて干して ありそれはそれは綺麗でした。

我が家に 一本ある番傘さすこともなく 玄関の傘たてに ぽっんと
立っています。
この番傘に降る雨音は 布の傘に降る雨音とは 少し違う気がします。
いつか 上等の蛇の目の傘が欲しいものです。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒 婚

2008-05-27 | Weblog
お互い 高齢者になった我が家 私も暢気にしては居られません。
お互いどちらが 先に行くか これだけは分かりません。

昭和一桁生まれで 威張っている穴熊さんも 残されたときは
悲惨の言葉以外ありません。

そこで 色々な家事の指導中ですが そんな大げさなものでは
ありません。
今朝は ゴルフの賞品のインスタント味噌汁の 指導でした。
乾燥した具の 切れ目の確認 味噌の袋の開け方 そしてお湯を
入れる。
近頃の 簡易な食品は 開け口がしっかりあるのにどこでも開けて
あたり一面に散らばることがよくあるからです。

私の手抜きの 口実であることのほうが大きいかもしれません。

しかし 私が旅行に出かけ 帰ったとき炊飯器のコンセントが
抜かれ タイマーが消え 設定ボタンが狂い 翌朝予約が
出来なかったときは 困ってしまいいました。

洗濯機の使い方は マスター済みで今朝も 早く済ませて 雲ひとつ
ない 青空の下 ゴルフに出かけましたが 私の分はいつもゆっくり
後で 済ませることになります。

そんなこと 考えていたら 「卒婚」なる新語があるみたいです。
結婚生活を離婚することなく続け 結婚生活を卒業する。
どんな生活なのでしょう。 広辞苑にはどんな解釈で載るのでしょう。

ポーチ が出来上がりました。
この時期 家事の雑用が多くて 好きなことが出来ず参っています。

八重咲きのアマリリスです。
なかなか 球根が増えません。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

説明書

2008-05-25 | Weblog
先日 友達とお昼を一緒にしたとき 夏に向かって冷蔵庫の話が話題に
なりました。
高齢のオバサンの話題は ほんとに色々な話題が出ます。
政治 経済 おしゃれ 趣味 旅行 料理 と色々勉強になります。

そんな話を夕食の時 思い出しました。
夕食の後 製氷皿を点検すべく 皿をはずして洗い 元のように
納めようとしましたが製氷皿が 一センチほど入りません。
納まればストッパーで固定出来るように なっているのに納まりません。

冷蔵庫は電子音でピーピー泣くし 製氷皿は納まらないし そのうち
穴熊さんの 罵声が来るに決まっています。
それはそのままにして そ知らぬ顔で かたずけを済ませて 説明書
を見れば何とかなると 説明書探しをしました。
大きな箱に説明書は 入れてあるので 色々な電化製品の説明書の
中から冷蔵庫の物を探して 熟読やり直し。

なんと冷蔵室の扉を開け壁にある 数あるボタンの「製氷停止」を押して
製氷皿 の掃除はすべだったのです。
製氷のための水は 冷蔵室から流れて 冷凍室に行って 氷になる。
小学生でも分かることが わかっていなかったのです。

昔 高校生がバイクのガソリンを盗むのに マッチを灯りにして引火
してやけどを負った 事件がありました。
あれと同じではないか。 
歳を重ねるごとに こんなことが多くなるのだろう と心配してします。

昨日の雨も 上がり今日は 午前中田んぼの用水路のための草刈です。
稲も 根を張って足腰丈夫になるように 水を止め 中干しをします。
お昼は 公民館の庭です。炭火の焼き鳥と 冷たいビールが用意して
ありますが いつも我が家の自家米のおにぎりを 食べてもらっています。
今日は たまごが沢山ありましたので 葱入りの卵焼きと ラッキョウ
も一緒に 穴熊さんの差し入れです。

麦の刺繍のお財布が出来ました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬 草

2008-05-21 | Weblog
庭のどくだみが花を咲かせ始めました。
可愛い白い花ですが 繁殖力が強く たくましい薬草です。

日陰の雪ノ下も 花を咲かせています。
どくだみも雪ノ下も好きで良く下手な刺繍のモチーフにしています が
私が子供の頃は 薬としておなじみでした。

父のお伴で「げんのしょうこ」や「せんぷり」なども取りに行ったものです。
敗戦のドサクサで薬など身近になく 栄養状態も悪いのか 良く腫れ物
などが出来ていましたが そんなときはどくだみの葉を何枚か 重ねて
熱灰の中で蒸し焼きにして 患部に貼り付けてもらっていました。
不思議と良く効いていました。



袋が一つ出来上がりました。


横です。
縦20cm 横20cmですが前布の下にダーツを二本入れていますので
膨らんでいます。


後ろです。

蓋は 磁石のぼたんをつけました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お菓子

2008-05-20 | 食べ物
昨日の大雨 今日は関東方面に移動したらしく お昼のニュースは
都会の大雨を 伝えています。

それに引き換え 当地 今日はとてもいいお天気です。
朝 収穫したエンドウ豆 又 半つぶしで 少し甘く煮ました。

その後 子供の頃母が作ったくれていた「あんこ巻き」にしてみました。
あの頃は砂糖も少なく卵も入っていませんでしたが 空腹を満たすには
十分でした。

熱いお茶を淹れ 食べてみましたが 子供の頃に味わったあの味は感じ
られません。
懐かしさだけを 手繰り寄せて 食べていました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008-05-18 | Weblog
買い物途中のタバコ畑 いつの間にか 花が咲いていました。

タバコの花 ピンクの可愛い花です。
花屋の花も綺麗ですが 野菜の花や 雑草の花もとても綺麗です。

今 里山では 栴檀の木が淡い紫の花を付けていて とても綺麗です。
みかんも花を付けていて 木の下を通ると 甘いいい香りが 漂っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラッキョウ

2008-05-17 | Weblog
今朝 朝食を済ませると 予定になかったラッキョウの収穫を始めました。
二人で午前中一杯かかって 今日の部はおしまい。
洗いあがった ラッキョウ約10㎏ありました。

酢 砂糖の準備や 空瓶を洗ったり忙しい午前中でした。
この時期 ラッキョウを漬けたり梅を漬けたり毎年のことですが
気になります。
でも今年は 梅の花が開花してすぐ 天候の関係で我が家の梅の木
実を全然付けていません。
内心 ほっとしています。


袋が出来上がりました。
以前 作っていましたが 端布のピースが溜まって つないで作りました。
横30cm 縦27cm 底6cmのつまみまちです。
底は 紺の刺し子の糸で 何本も縫っています。
ピースは6cmの四角をつないでいます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お菓子

2008-05-16 | Weblog
先日 お友達から東京のお土産にバームクーヘンを頂きました。
しっとりして 美味しいお菓子でした。

呑み助で甘いものは全然だめ の方をたまに見かけますが大抵の 
呑み助酔っ払った挙句に 饅頭やぜんざいを美味しそうに 食べて
いるのを見ます。
飲めない私は 「何で両方なのか」と思うことがあります。

それにしても世間のお菓子好き 私の独断と偏見で見るなら 二つに
分類出来そうです。
主に あられやせんべい柿の種などの干菓子の好きな人。
大体細身で神経質。

饅頭や羊羹 団子など しっとりしたお菓子の好きな人。
ふくよかで おっとりした方が多い気がします。

美味しいお菓子でお茶を一服 なんて それだけで嬉しくなります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井 戸

2008-05-14 | Weblog
縫い物の友達と お昼をして 帰る途中映画のロケが 私の町の古い
旧家で行われていることを 思い出しました。
いつもの好奇心で 大体の場所を聞いていたので 寄って見る事に
しました。

やっていましたよ。 ロケ中の看板に惹かれて訪ねてみると 丁度
庭で 皆さん一同のお昼ご飯が終わったところ。
ご近所のオバサンたちの 炊き出しです。

この映画 地元の電力会社のエッセイの公募で 特選入賞した原稿
「三十九枚の年賀状」
が下地になっているのです。

メガフォンはこの原稿を書かれた方の 弟さんの図師三千男さんが
撮っておられます。
冬の終わりから 六月ごろまで 宮崎 それも私の町の近くでの
ロケだそうです。

門構えの大きな旧家をちょっと覗いてみると 写真の井戸 それに
木製のたらいが目に付きました。
懐かしく 思わずデジカメを出し 「水が出るようにポンプを ついて
いただけませんか?」と 厚かましくも 私。
なんと 帰ってきた言葉。
「奥さん 造り物です 水は出ませんよ」と一言。

そうです。 いくら田舎でも もう井戸は使っていません。
地下の水質が 汚染されているからです。
釣瓶で汲んで 頭を突っ込んで飲んだあの 冷たくて美味しい水は
もう飲めないのです。

便利さと 効率と 豊かさを喜んでいる間に何か 大切なものを
少しづつ 失っているような気がした 午後でした。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする