端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

ニシキギ

2007-11-30 | Weblog
冬とは 思えない暖かな日です。
早く洗物いものを済ませて と考えつつ 朝食のかたづけをしていると
ラップにつかまってしまいました。

残り物に かぶせるべく 幅30cmラップを引っ張り損ねてしまいました。
取り口を逃がしたら最後 ピッタリとひっいた取り口は 探しようが
ありません。

端からはずせば斜めにめくれ 指の腹で探っても 薄いラップのこと
中々探すことが出来ません。

こんなラップを販売している会社は こんな自体を考えているのだろうか
と 一人で八つ当たり。
あきらめようと 思っても20m巻きなので勿体無いと けち心が
よぎります。

テーブルには ラップの端切れがたまっていくし ラジオは軽快な曲を
流しているし 、、、、

こんなこと以前もあった。 そうそう糸がもつれた時。
糸のもつれは まだいい 目に見えるから どうにかなるがこの透明な
ラップはどうにもならない。
せめてラップに色か 模様が付いていたら 取り口がわかるのに
と 一人で歯軋り。

そのうち 千枚通しで手繰りつつ どうにか解決。

ラップや糸のもつれぐらいで 腹を立てている自分 仕事やお付き合いが
もつれていない分まだいいか と楽天的な私 早く家事を済ませなくては
いい天気です。
我が家のニシキギ 冬の装いで 目を楽しませてくれています。

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婆 走

2007-11-29 | Weblog
田舎のオバサンも 「師」並に忙しい毎日に なりました。

暦がいけません。
残りが一枚のカレンダーを見ていると あー今年も残りがないなあー
と 反省ばかりしています。
何もこの暮れにしなくてもいい仕事ばかりを 12月に持ち込んで
一人で忙しがっています。

病気や怪我にも気をつけなければいけませんが どうも頭も気を
つけなければ いけないようです。
用事が 二つ三つ重なると 忘れることが出てきます。

そのくせ 他人のお節介は多いような気がします。

チラシの裏にマジックで 用件を大きく書いて 冷蔵庫のドアに
貼ることにしました。
嘆かわしい限りです。

老いと言う 大きな敵が待っています。
めでたさは 中くらいどころではありません。
元気に年末を 乗り切りたいと思います。

頭を休めたいときは 今まで作った なにも考えなくて良い
バックを作ります。
手を動かしつつ 次の作品を考えるのが 私流です。



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録画再生

2007-11-25 | Weblog
我が家の今朝は 夕べの録画再生でした。

昨日コンサートから 帰った私と お友達の家の飲み会から 帰った
穴熊さんさん同じ時刻になり犬も猫もいない我が家 お互いに
出来事を話します。
 
穴熊さんは 珍しい焼酎や 美味しかった焼き牡蠣の話など 私に
散々聞かせて 消えました。
呑み助の話には 決して逆らいません。 気になることや反論が
あっても フウーンとかヘエーーとか相槌を打ち 聞きます。

そんな心得がなくては 焼酎飲みの女房は務まりません。
相手を快くさせて その晩はおしまい。

そして朝 又 夕べと同じ話が出ます。
不思議とまったく同じです。 人間の記憶や心に残ることは新聞の
見出しみたいに 大きな活字で残るのでしょうか。

同じ話を 耳にしながら笑いをこらえ 予言者みたいに 
代弁すれば 失礼ですから 黙って聞きます。
それを 察した相手は 「夕べも話したけど」と 枕言葉が入ります。

これは 焼酎のみの親父を持つ女房の密かな 楽しみです。

そんな穴熊さん 四日連続のゴルフを 終え 今日は池の堤の草刈に
早くから出かけました。
暖かい初冬の 穏やかないい天気です。

我が家の ストレチア鉢植えですが初めて 一輪咲きました。
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渋 柿

2007-11-21 | Weblog
人より食い意地の張った私。

昨日スーパーで 渋柿を見っけました。食べたい気持ちよりあの柿の
下がっている 風情が眺めたくて 買ってきました。
わずか 16個ですが 穴熊さんと綺麗な柿だね とか旅行で見た柿の
ある風景の話とか 我が家の柿の不作の原因の追究とか くだらない
話をしつつ 皮をむきました。

こんな柿の皮を剥くとき 今流行のピラーがありますが 私はやっぱり
包丁です。

渋柿は へたのところを焼酎につけて ポリ袋に入れ 口をしっかり
縛り 暖かい縁側に一週間も 放置しておくと 美味しい渋抜きの柿
になりますが 今回は 目も楽しんで 干し柿にしました。

老い二人 渋柿つるして 冬を待つ  
                穴熊の女房

    お粗末でした。  
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せんぐまき

2007-11-19 | Weblog
今日は 集落の神社の秋の大祭です。
朝から 当番の方々は 大忙しです。 
神官さんや神楽を舞う方々そして当番の昼食の準備や 祭壇のお供え
の準備などが あるからです。

お昼を過ぎると 神官さんの長い祝詞があり その後太鼓の心地よい
リズムが響き神楽が舞われます。
昔何にも娯楽のない頃は 神楽を鑑賞し 秋の一日をゆっくり
仕事を休み 皆で楽しんだのでしょう。
今は祭りの賛同者で 経費を割りかんで負担し維持しています。
他の集落では 経費の関係で神楽なしの祭りもあるようです。

そんな神楽の後 参拝者や参加の戸主にお神酒が振舞われます。
心地よく 焼酎が回った頃 最後の神楽「蛇切り」が行われます。

わらで作った 二匹の蛇を鬼が退治するのです。
刀を 中々抜かない鬼に 掛け声や冷やかしの声がかけられます。


退治された二匹の蛇の藁は 家畜に食べさせると病気をしないといわれ
酪農家の方や肥育牛の農家の方が持って帰ります。
この秋祭りには地区から遠くに住む子供や 縁者が厄年を迎えると
「せんぐ」を祭壇に供え厄払いをします。

最後にこの「せんぐ」まきがあります。 
上ばかり見ていては 取れません。もっぱら下を見て拾います。
沢山の奉納がありそれぞれ レジ袋に沢山入れて 夕日を背に 
千鳥足も 一緒に帰ります。
今年の秋祭りも無事に終わりました。
いよいよ寒い冬がやってきます。
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祭 り

2007-11-18 | Weblog
田舎には 集落ごとに神社があります。
今のように信仰の自由など なかった昔からいろいろなことを
神に祈り よりどころにして謙虚に生活していたのでしよう。

私の集落も 段々減り 40戸にも満たない集落ですが 神社が
あります。
年に四回 季節ごとに祭りがささやかに執り行われます。
四戸づつが 一年で交代しつつ 神社を祭っていますが 田舎に
住むことは こんな義務も伴っているのです。
関係ないと逃げられることではありません。

今年の秋の大祭は 明日行われます。
神官さんが見え 一年の豊作に感謝し 地区民の健康を神に 
お願いしていただきます。
その後 「かぐら」が奉納され 神社の境内で 一杯出るのです。
昔は子供相撲や 露天なども出て 一日中賑わったようですが 今は
勤めの人は欠席です。 

そんな田舎の祭りですが 季節の節目 甘酒を造ります。

甘酒の麹は 隣町の麹やさんで米と加工賃で すぐ手に入るのです。

もち米五合を六合の炊飯メモリの水の量で炊きます。
つまり柔目のもち米おかゆの感じです。
それを保温なべに移し 麹700gをほぐしつつ 混ぜ12時間くらい
放置しますが 途中二回くらい攪拌するだけです。
その後 発酵を止めるため とろ火で攪拌しつつプツプツが出始めたら 
止めて出来上がりです。
これを好みに薄めて 飲みますがとても甘く あっさりしています。

やっぱり甘酒は 寒い日にふうーふうーしながら飲むのが 美味しく
感じますが 今年は まだ暖かです。
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ねりくり

2007-11-17 | Weblog
敗戦を 尋常小学校一年の夏 疎開先で迎えた私にとって 腹が減る
と言う想いは 一番つらいことと言う記憶があるのか 他人様以上
食い意地の張った 人間のようです。

特にあの頃食べた サツマイモは「もういい」といつも思っていますが
近頃の農業技術は進み とても美味しい紅色のサツマイモが出回って
います。

そんなサツマイモを先日頂いて「ねりくり」を作ってみました。
私の地方では なじみのおやつです。
サツマイモの皮を丁寧にむき 手の平の上で 包丁を入れ 小さくし
蒸し器で蒸します。
サツマイモが蒸された頃その上に市販の切り餅を 乗せて 餅が
とけたら 大きめのボールに移し すりこ木で潰します。

少し砂糖を入れて 丸めつつ黄な粉をまぶします。

餅の量が多いと 翌日は少し固めになり 少ないと柔らかい
感じです。
お正月に沢山 餅をついていたころは 寒の水餅でどこの家庭でも
作っていました。

出来立てを丸めることもなく 寿司桶に流しておき 学校から
帰ってくると 適当に自分で食べていた。と農家生まれの穴熊さんは
今朝 懐かしそうに食べていました。

食べ物でよみがえる 想い出もいいものです。
時には 涙でしょっぱくなったりしますが 私だけが密かに思い出す
忘れられない 食べ物 いっぱいありそうです。
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化 粧

2007-11-13 | Weblog
顔の作りが大雑把のせいか 怠け者のせいか 普段はあまりり化粧を
しない私です。

それでも 寒さを感じるようになってからは 朝夕クリームだけは
つけるように心がけています。
母もあまり化粧をしていませんでしたが 鏡台の中には 紅白粉が
ちゃんと入っていた記憶があります。

昔は 高校を卒業する前には必ず 化粧品会社のお姉さんが学校に来て
女子の生徒を集めて 化粧の仕方の講習会をしていました。
化粧の順序や テクニックを教えていましたが 元々出来の悪い顔の
私など初めての 化粧に胸がときめいたものです。

小さな試供品をもらって とても嬉しかった記憶があります。
そんなある日 口紅を付けて 父の前に顔を出したら これでもか
と言うほどしかられました。

元々 明治生まれの鹿児島育ち 「女は男より下」の考えの父でした
から 当然のことでした。
女は 中身だとか まだ化粧するには早いとか 理由は色々だった
ようですが 男親の娘に対する想いだったのかと父のいない今は
思います。

化粧品があふれている昨今 皮膚から吸収できるはずはないなどと
もっぱら安いクリームで 済ませていますが 鏡を見て自分のしわに
自分で驚いています。

写真は 秋刀魚を佃煮風に炊いてみました。
流通が進み 南に住んでいても 新鮮な生の秋刀魚に出会うように
なりました。
とても新鮮な秋刀魚を見かけましたので 筒切りにして 生姜を沢山
入れ 酒 みりん 砂糖 醤油で圧力鍋で煮ました。骨まで柔らかです。
ご飯を一膳 余計に食べそうです。
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漬 物

2007-11-12 | Weblog
らっきょうの花です。
野菜も 時には綺麗な花を咲かせます。
家の中では いつも素足の私。少しづつ冷たさを感じています。

こんな時期になると 冬野菜の漬物の出番です。
白菜はまだ巻きがゆるく私の目に かないませんが 穴熊さんの畑の
かぶは 間引きの時期で 昨日少しですが 間引きました。

葉を片手でよけると 土から真っ白い玉が少し覗いています。
少し葉を引っ張るだけで 抜けてしまいます。
不ぞろいの蕪ですがそれが又いいものです。

洗って お日様に少し当て 早速漬物です。
間引き菜のかぶは 葉も柔く美味しいものです。

いつも思うのですが 漬物は重石も味の内のように思います。
うんと重い重石と塩で 一気に野菜の水分を抜き 漬けます。



頃合を見て 出し昆布と 唐辛子を利かせて 二度目を漬けます。
美味しい漬物の出来上がりです。


これからは 大根 白菜 からし菜 と漬物が食卓に並びます。
ご飯 食べすぎになりそうです。
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ニッケイ

2007-11-11 | Weblog
このニツケイ 昨日我が家に見えた 若い友達から頂いたものです。

現物を見るのは 何年ぶりでしよう。
料理に使う シナモンは買い置きがありますが この木の根状態の
ニッケイを目にすることはありません。
持参した 若い友達も「これ食べるのですか?」と私に聞いて
いました。
土を洗い落として 乾燥し 小さく切って 眺めています。

子供の頃秋になると 運動会 お祭りなどの縁日で 必ず露天の店に
出ていました。
子供の手に持てるくらいに束ね 赤い色紙で束ねてありました。

酒飲みの親父に育てられたせいか 子供の癖に酒のつまみや香辛料が
大好きで 母が心配していました。
それなのに大人になると 一滴もアルコールは飲めません。
でも食の好みは 呑み助と同じです。
この ニッケイもよくかじっていました。この香りと ピリピリ感が
大好きでした。

時々 町で今様のニッキ水を見かけますが どうせ合成されたもの
だろうとの先入観で 買ってみる気もありませんが ひそかに味見
もいいかなあと思ったりもします。

久しぶりに忘れていた あのニッケイの香り 脳の裏側の 幼い頃の
思い出を鮮明に 思い出させてくれています。

そんな 思いで一口かじってみましたが そんなに辛くありません。
あんなに辛いと感じた子供の味覚は 大人になった今たいした
辛さではありません。

とても大きいと思っていた通学途中の八幡神社の 狛犬が同窓会で
訪ねてみると小さくて 自分で納得しがたく思いましたがあの時の
感じです。

歳を重ね色々な経験をすると 感動する出来事も少なくなるようです。
このニッケイ 当分眺めて 香りを楽しむことにします。
コメント (5)
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