奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

空の攻防

2013年04月16日 | 晴耕雨読

 蒸暑い一日で、午後の後半にはポツポツと降り出しました。

 猪脅しの水を止め、先ずは作物のオールかん水、その間にハウスの換気から始めて、イノシシの痕跡や設置した殺そ剤の観察。お決まりのパターンですが、今朝は設置した殺そ剤が全て空になり、カラスの仕業かなと思いながら補充を行いました。補充を終えるとどこからとなくカラスが飛来し、殺そ剤をくわえては飛び立ち、場所を変えて何度も繰返していました。やっぱりか~とその学習能力の高さに飽きれる思いでした。

 本日の予定は、昨日の続きでT・ハウスのビニールの撤収とパッションの最後の追肥、そして午後は2回目の疫病対策でアリエッティー水和剤の散布。予定どおり、トントンと進ちょくしましたが、農薬散布が終わった頃にポツポツと降り始め、早めの打ち止めになりました。

 本日はまた午前に3人の来畑があり、県道から見る畑の様子に関心があって立寄ったようです。ほとんどが飼料畑で占める景色の中に、ポツンとビニールハウスやT・ハウスがあって、その違和感に興味があるようです。忙しい中で有難迷惑な来畑ですが、まぁっいいか~と対応をしています。

 明日からの予定は、天候が悪く出たとこ勝負、T・ハウスの支柱の撤収やカラス対策・・・カラス対策は針付きのテグスを吊り下げて試してみようと思案しています。

 そう言えば、飛び去るカラスを観ながら空の攻防を観ました。ツバメがカラスを攻撃し、通りすがりのサシバはカラスの攻撃を受け、サシバの羽毛がヒラヒラと空を漂いました。カラスはツバメのヒナを、サシバはカラスのヒナを食べるようです。自然界の厳しい戦いです。