奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

一難去って

2014年10月05日 | 晴耕雨読
 この時期の1年前のブログに目をやると、台風対策であたふたとした日々を過ごしていて、進歩がないような感慨になります。奄美の農業にとって、台風は永遠のテーマなんでしょうね。

 台風18号は夜通し吹き荒れ、午後には小康状態になりました。
午前は外へも出れず、卒婚のトレーニングならぬ、バス、トイレ、キッチンの掃除で過ごしました。昼前にいく分か風雨が治まったので、畑や倉庫の様子観に出掛け、想定内の様相に先ずは安堵しました。
  

 ソルゴーは思いのほか強風に耐えていて、いずれの畑も強風によるマルチの剥がれはありませんでした。特に、ソルゴーの2条植えが風に強いことを確認しました。

 台風後の活動をあれこれと思案し、先ずは、キュウリの強風対策で被せた防風ネットを撤収して倉庫に戻りました。倉庫では、トンネルハウスで育苗中の苗の仕分けを行い、発芽率の悪さに唖然としました。60%ぐらいの発芽率で、ポットの土をドライバーで掘って種を調べると、まったく発芽の兆候がありませんでした。

 参ったな~と思いながら帰宅し、保管中の種を数えると絶対数が少なく、急きょMさんに相談して500粒ほど種を借用することにしました。Mさんから種を受取ると、そのままポットの購入にホームセンターに向かい、ホームセンターでは停電でレジが壊れ、係員が総出で対応していました。品物はバーコードで管理されていますので、一たび文明の利器が機能しなくなると、鉛筆と紙と電卓が唯一の手段のようでした。
30分ほどかけて精算を終え、帰宅するとカボチャの播種の準備で、400粒ほど水に浸けました。
  

 明日は、台風で傷んだキュウリの殺菌の防除を行い、2回目のカボチャの播種に取掛ろうと思っています。