どこの肉屋にもあるわけでもなく
ことにスーパーなどでは売ってなく
ちょっと田舎のチーズ兼ハム家に行ったりすると見かける
豚の耳とか、舌とか、頬肉とか
豚の頭の部位を余すことなく使った自然な煮こごり(ゼラチン)で固めた
ハムがある。
コッパ ディ テスタと覚えているが
呼び名は
それに固執はされていない
ブラで見つけて食べたくて買ったこれは
20年前に出会って以降
イタリアに来たら絶対に食べたいもののうちの一つだ。
大大好物だ。
店のお兄さんはアイスピックって言ってたけど
日本で見かけるドイツタイプと
イタリアは全く違うものである。
分かりやすく英語で説明してくれたんでしょうけどね。
(そうそう、田舎でもどこでも
もはやイタリアは英語がどこでも通じましたわ)
イタリアはもっともっと肉肉しくて
塩分が強く
豚の脂がとても強く
豚の旨味そのままである。
自然なゼラチンで寄せられてるだけで
ほろほろした食感。
それをとにかく
薄く薄くスライスしてくれる。
どうしてもスライサーが欲しい
帰ってきてから
スライサー購入を検討しているではなくて
買うことは決めた
後は
イタリア散財が落ち着く頃を待っている。
そしたら
日本では恐ろしく高価なこのハムを仕入れるつもりだ。
けれど
イタリアで食べたこのハムの方が数段美味い。
私が輸入関係の仕事してたら
このハムは絶対に普及させたい。
プロシュートも美味いさ
サラミも美味いさ
愛するモルタデッラも薄切り最高さ
しかし
これはコアな逸品だと私は思っている。