美保の厨房日記

アルバトロスの日常に起こる小さな変化

栗の粉

2019-11-16 11:32:00 | Weblog
アルバの露店直売から結構色々買いましたので

話題に事欠きません。

今日は、栗の粉

イタリアらしい食材であります。

スーパーなどでは一年通して売っていそうですが

栗農家さまから購入出来たので
新そばならぬ、新栗粉の新鮮な物であります。
これまた大興奮にて1キロ買いました。





紙袋にダイレクト。
日本のように過剰包装でなく
ほらよってな感じが堪りません。

栗農家様露店は
イタリア名物焼き栗がやはりメインでした。

が、その横の僅かなスペースにちょこんとではありますが、ドーンと山の様な栗粉を
私が見逃すわけがございません。

とっさに1キロ下さいと。

しかし、最終日の荷作りでは
500グラムにしておけば良かったと
後悔しておりました。

ですが、今となっては
もっと欲しかった。。

勿体ないので
ちびりちびり使う予定であります。

さて。この栗粉。
何が出来るかと申しますと
何でも作れますが

やはり
秋の風物詩
カスタナッチャオであります。

これまた
先日のヘーゼルナッツのトルタ同様

恐ろしくシンプル
恐ろしく地味で

素朴な味わいのものであります。

フランス、ウィーン菓子のような
華やかさなんて一切ありません。

私は好きです。
一つのケーキに色んな味のあるものは好きではないので。

シンプルイズベストです。

そうは言えど、
ヘーゼルナッツのトルタの評判は
やはりでありました。

お一人様と妹だけかな非常に喜んでいたのは。

今回のカスタナッチャオなんて
きっと誰も喜ばないんじゃないだろうか。

そう思いつつ

どうしても作りたいし
一番活かせるドルチェなので

作りました。

焼いてる間、栗の甘〜い香りが店内いっぱい。
イタリアで嗅いだことのある香り。



ね、美味しそうな見た目でないでしょう。

柔らかくもなく
クリーミーでもなく
栗ではあるが
チョコレートのような皆んなが好きな味ではないし

中世から伝わる貧しい庶民のお菓子なんだって。
だから、砂糖もミルクも入れないものが多い。

栗の本来の甘さだけです。

栗の粉を水で練って焼いただけ。

かろうじて、レーズンと松の実、クルミがアクセント。

栗のういろうみたいです。

私は好きです

カスタナッチャオ



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