美保の厨房日記

アルバトロスの日常に起こる小さな変化

ついでに

2022-08-31 23:44:00 | Weblog
昨晩
棒鱈の話をして写真を見つけたので
書きますね


棒鱈はこの様な形で食します
塩漬けされたフキと煮てあります。
写真の料理製作者は青森の祖母です

なんとも言えない素朴な優しい味です

正直、私はフキが美味しく棒鱈はよく分からない。脂っけのない繊維の食べ物。
生の鱈が私には美味しいけど棒鱈はよく分からん。
父はこれだよと喜んで食べてましたね。

何もない冬の
正月に行った時作ってくれてありました。

そして


これも同じく正月の祖母の汁
父に名を聞いても汁としか言わず

フリークが調べたところ
けの汁というそうな

津軽の収穫期は遅い夏から秋のみ
今は何でも出向けば手に入る時代ですけど
基本収穫期が僅かしかない雪国

塩漬け保存、乾燥保存が多い
ことに塩漬け保存が多い故に
津軽はしょっぱいと思われるが

青森に遊びに来てくれた友人にも問いましたが

青森はしょっぱくはない!

塩漬けが多いからそう思われる
と私は思っています

けの汁は、その保存された物全てが入った汁の王様でしょうか

塩漬けされた山菜、きのこ、氷豆腐?冬の保存野菜
全てが小さく角切りされた
津軽のミネストローネ

ついでに
雪の上で煮たお揚げを冷ましてる写真

津軽のお稲荷さんはピンク色の激甘
これもまたいつか

今年はもう行かないって父は言ってる

雪。私はまた体験したいんだけどね。

冬こそ一人で行く勇気ないし
この雪道を慣れてる人でないと
怖くて行けないから

父が行かなければ行かないと思う


角度はちょっと違うけど
冬と夏の同じ場所の風景

暮らしは不自由が多いけど
それが故に
伝統?昔ながらの個性は強く残ってるのかと思う

何もないけど
私が住むここより
むしろ豊です












津軽の食

2022-08-30 21:44:00 | Weblog
青森は多分、二分割か三分割される。

静岡だって違うように。

青森県が津軽ではない
津軽は津軽だ。

青森市も津軽になるようだけど
部外者の私からすると青森市は津軽ぽくない。

津軽の都市は弘前だから。

弘前市と青森市はだいぶ違うと私は感じる。

前置きが面倒に書きましたが

津軽の食べ物は、なかなか独特であります。

言葉も素晴らしいように。




時々、津軽の食紹介していきたいと思ってます。

それは
私は静岡に生まれ静岡に育っているのだが

父と生活していた子供の頃の食べ物が

数年前から
また接して
懐かしいなぁ美味しいなぁってのが

実は父のご飯=津軽食だったって気がついて

ちょっと感動しているので書く事にします

写真は

父の言葉では

開き干し鱈と玉子とだけ言います
父の料理説明は料理名称が無いのです
父が子供の頃から食卓にあって食べてきたものなので、彼の中で名が無いんだと思います。

これは完全につまみです

そして津軽フリーク(私)が調べましたところ

弘前あたりで食べられてる

「たらたま」というものであります

父は開いた干し鱈と言うのですが
正式名称はむしり干し鱈というものを

ただ玉子と和えたものになります

地味なんですよ

ただ、不思議と美味しいんですよこれが。

こういうの美味しいと思うと
コンビニパウチのツマミ系食べられないですよ

青森から静岡へ帰る頃

父が買って帰りたいものの中に棒鱈がありました。

私は棒鱈を扱えるような津軽上級者では無く
父が棒鱈で作った食べるだけの物をくれれば良いそんな感覚であります。

あそこにあるはずだと買いに行ってみましたが

お盆後。

里帰り集団に買い荒らされ無惨に買えず

買い求められたのが
やっとの開いた干し鱈でありました

そして本日
私の元に届いたのが

この開いた干し鱈で作った

たらたま

というものであります。

しかし、まぁ、冴えないけど、実に上手いんだなぁこれ。

鱈の旨味、卵の風味、この二つだけ

これの旨味に気がついちゃうと
調味料加えた珍味なんて???です

さて

次回あるとすれば

甲乙つけがたいが

私が本当に子供の頃父が作る物の中で

一位を名乗っても良いもの

貝焼き味噌

をご紹介します

私は貝味噌ってずっと呼んでますが

正式名称は貝焼き味噌なんだってさ

次回はいつかお待ちください





ありがとうございます

2022-08-25 17:40:00 | Weblog
ほぼ満席となってるのですが

毎日その日に一組増えてしまうというこの頃

ありがたい悲鳴です

で。

本当に明日と明後日はもう無理であります

ご了承下さい

土曜に至っては
昼もありまして
トータル20名弱

もうどうなるのかな

出来るのかな私




カレイのフリットと嶽きみのフリット

それなりに仕入れてありますし
送って貰えば良いので

帰省後直ぐでなくても
青森食材ご提供できます

ご来店お待ちしてますが

数日前の余裕のあるご予約を宜しくお願いします

本当にありがとうございます
やさぐれずにすみました。

頑張ります

2022-08-24 14:40:00 | Weblog
10日程の避暑地生活から

帰宅、4日目。
富士のこの湿度と温度で
身体がやられております

お手柔らかに願いたかったのですが
本日水曜日、金曜、土曜日は

お陰様で
びっちり席が埋まりました

頑張ります



アルバトロスの至る所に

青森が居ます

金魚ねぶたに至っては5個

今年また新たに1個ニューメンバーが増えました




中泊で見つけたメバルねぶた

その他諸々青森グッツ点在しております

それを分かる妹には、もはやイタリアレストランではないなと言われております

極め付けは




友達が青森の居酒屋でゲットしてきてくれた

ねぶたのポスター

でかしたぞ!

という事で

やはり店に貼るのでありました

イタリアレストランでねぶたポスター貼ってる店なんて
ないよね?!と

また妹に指摘されました。

そうだよねと思いましたが

いやいや、青森市のイタリアレストランなら

貼ってあるところもあるだろうと思うのであります。

異様な威圧感のあるポスター
暫し店主の気持ちが収まるまで
貼らせてやって下さいませ

本当はBGMラッセラーって流したい 
津軽三味線が本当は良いんだけど
ウキウキして気分良いんだが
それじゃあまるで、ねぶた会館だしね

こればかりは辞めます

富士市に青森出身の方ってどれくらいいらっしゃるのかなぁ


弘前

2022-08-23 22:47:00 | Weblog


青森ばっかりですみません

青森に着いたらまず寄るところ
青森の最後にも必ず寄るところ

初めと最後に寄るところ

「虹のマート」

私達の青森の玄関口は弘前でありまして

弘前の駅前にある

その虹のマートという

昔ながらのショッピングモール楽しいです

オススメです

弘前に行ったら覗いてみて下さい。

八百屋に魚屋に。
肉屋はないけど
お惣菜屋さんとか

弘前駅前で働いている人のお昼ご飯や
観光客もいるけど
地元のお客も多いそんな場所です

昭和の匂いがプンプンするそんな売り場です

各店舗でシールをくれるのです

台紙にはって金券になるという

ざ、昭和なままなのであります

ずっとシールを貰わずじまいでしたが

今回からシール集めはじめました。

あっという間に溜まりました

こういう感じなんかほっこりとした気持ちになります。

弘前はそれなりに新しいものもあるけれど
昔からのものがいっぱいあって
津軽の素敵な場所です




さて、その弘前でどうしても寄りたかった
工房へ行ってきました

弘前の伝統工芸

下川原焼の鳩笛

可愛すぎです

以前、弘前からほど近い黒石という町の
こみせ通りでこれを見ました

伝統工芸好きな私は一目惚れしましたが

なかなかなお値段でありまして

津軽塗り同様、いつか買おうと思ったのです。

そしたら
青森滞在中、テレビでやっておりまして

本来の価格を知ることができてしまった

とんでもなく安かったのです

下川原焼きは現在2名しかおらず

その工房での価格は

黒石のセレクトショップで見た値段の

5分の1ぐらい

…やっぱり苦手だセレクトショップ

職人さんありきなのにな。

ひとのふんどし世界。

ともかく
工房はがあるならばと。
足を運びました。ほぼ民家でありました。

可愛いものが並んでおり
バーっと買い求めました。

職人さんはダメね。

そんなに気に入ってくれたなら

これサービスねってしてくれた。

嬉しいけど

対価はちゃんと取って
いいもの作り続けて下さいって思った。

けど。
職人さんの気持ちよく分かる。

自分の作ったもので
人が喜んでくれる喜びは

なにものにも変え難い

だからそれをお金と引き換えにしたくなくなる

けど
それでは

生きていきにくい

あー私も職人なんだな

って感じました




アップルパイクッカー

2022-08-23 14:04:00 | Weblog


弘前でこの可愛い南部鉄器を見つけてしまった


アップルパイが焼けるそうな

可愛すぎて購入

美味しくできれば店で
オーブンで焼くより早く作れるなとも思って






折り込みパイ生地の厚みを
何回か調整して試してみなければの結果となりましたが

こりゃ可愛くて良い感じです

パイ生地より中身が生きるアップルパイが作れます

林檎煮はこれ用に作り直さねばいけないな

林檎の割合が多くなるので
甘味と酸味のバランスを通常より変えるべきだ

いつものパイフィリングだと甘すぎちゃうや。いつもはパイの塩分が引き立つからね。

他にも使い道あるだろうし

暫く遊べそうです




うーむ

2022-08-22 21:04:00 | Weblog
まだまだ仕込み足りないぞ

しかし
8時間と家での残業。
動きっぱなし
流石に疲れた

家でビール飲みながら
毛豆とニンニクむきまして
本日終了

青森でニンニクむくつもりだったけど

きみに追われて
父に追われて

忙しくニンニクまで手が回らず

あ、そうそう。
きみね。
すっかり青森できみきみ言ってたから
とうもろこしって言葉が出てこなくなってしまった

黒板メニューも
きみの冷製スープって書いてしまいそうだ

その嶽のきみは
今年は雨の為

小さいものしかなく
帰る頃には
どこへ行っても売っていなかった
八百屋さんに聞いたら
やはり雨の影響が大きく収穫がないそうだ

9月には回復するんじゃないかと
話はあるんですけどねとの事
(通訳の父がいなかったから私の解釈ですが
多分そう言っていたはずである)

初めの頃に買った分しかきみがない。

残念ながらあまり量はないです。

なくなったらすみません。
自然には諦めしかありません。

木曜からは予約頂きまして
金曜は予約これ以上難しく
土曜は時間によりの受け入れとなります

若林美保から
アルバトロス美保にならなければならず

なかなか大変です。

今日の仕込みでこの疲れ

暫し怖い
今週は
お手柔らかにを願いうばかり。






津軽鉄道のどこかの駅。
停留所的なただの小屋。
一応駅だそうだ。
それも素敵だね。

写真では伝わらないとてもとても綺麗な素敵な風景でした。

ここに居場所を作りたいなと

思いました。

今日ちょっとした買い出しに富士のスーパーへ行きました。

気候はまだまだ暑く湿度もあり
まだ夏でしょって感じなんだが

スーパーに売ってるものは梨やいちじく、
ちょっと秋らしい

けれど気候は夏である。

一昨日までの青森の気候は

完全に秋であるが

八百屋やスーパーは夏真っ盛りのラインナップ

きみ(とうもろこし)に、桃に、メロンに、スイカ
茄子にささげ(いんげん)、トマトに紫蘇
枝豆(毛豆)

秋の陽気なのに
おばあちゃんちのいちじくはまだ青い実がやっとなったばかり

この静岡とは全てがチグハグだ。

静岡は夏なのに秋の食材

青森は秋なのに夏の食材

青森を知れば知るほど

静岡が恵まれてることを実感

でもなんか
逆に季節感の先取りなのか寂しく思う

そして

私は青森をまた魅力的に思うのであります。





おはようございます

2022-08-22 08:28:00 | Weblog
8時就寝
5時起床

個人の旅片付けをし
洗濯をし
ご飯炊いて朝ごはんを食べ

8時出勤

さぁ!
なんだが

何から始めればいいのか分からず
ひとまず更新

パン
アイスクリーム

前菜は明日にして
魚は今回、イシカレイだけだから
特別仕込みなし

嶽きみスープも明日

デザートはメロン祭り

つがる豚で一品

おばあちゃんの紫蘇でパスタソース

毛豆とタコと車力村の山芋のサラダ

馬肉で何品か

そんな感じかな



バーニャカウダも丁度終わったので

もちろん青森のニンニク大量に買ってきました
次に行くのはまた来年
多分1年後でしょう

保存はそのままでは2ヶ月ほどしか持たないので
加工して保存予定

いよいよ働きます




間に合うのかなぁ

2022-08-21 16:58:00 | Weblog
緯度は違えど
時差はないのに

まるでイタリア帰りのような

時差ぼけに似たような本日

プラスやはり旅疲れ

冬と違って食材の管理は怖いので
結局宅配便で送ったものもあり

それをしまう事で1日終わりました

明日、仕込みに1日ありますが

全て作らねばならぬので

間に合うのか?って今思っています

暫し出来た範囲での営業になると思います

すみませんがよろしくお願いします

それに
違う世界にいたので

青森に行く前の富士のコロナ影響の寂しさが

今もあるのかないのか

人の動きはどうなのか分かりません

人から聞くと

まだまだ良くないみたい

盆休み明け、

ただでさえ暇な時期、そして収まらないコロナ

なので
だから

やる気満々でやって

また心が死ぬ事にならないように

少しずつ整えていこうと思っています





帰ってお出迎えしてくれた
黒猫

ヒデブー



ただいま

2022-08-21 01:11:00 | Weblog
自宅へ帰りました

とりあえず、店の冷蔵庫、冷凍庫へ突っ込んで帰宅

ひとまずビールを飲む


青森のご当地パン

くどーぱんのイギリストースト



つまみというか
これから夜食にして

ぼーっとしましたら寝ます

毎回、富士に着くたび
もあっとした生温い空気を感じます

多分、今晩は富士のこの頃としては涼しいのでしょうが

荷物を運んだだけで暑いです
久しぶりの店内は暑いです

そしてこの湿気

正月に青森から富士に帰った時もそうでした

毎回感じてるな

ともかく

帰ってしまいました

…そんな今の気分です

すみません。