アルバトロス開店当時?のカルボナーラ。
ベーコンとピーマンに玉子だけ
カルボナーラ…じゃあない。
今の私のカルボナーラはなるべくイタリアに忠実に作っている。
パンチェッタに玉子、ペコリーノ、生クリーム、ブラックペッパー
昔からのお客様の一部にはこのカルボがインパクトあるそうだ。
私は賄いで時折作ってもらった。
当時は今の私の作るタイプのカルボナーラの方が
圧倒的に勝った。
だって、スパゲッティ炒めちゃうし
私の学んだイタリアとは全然違うものだし。
若かった私の嗜好は濃厚なものでしたし。
でも食べるうちに、段々とハマるようになった。
時間と共に美味しさに気がつき、イタリアカルボナーラは毎日何食も作るしで
いつの間にか、私の中では逆転していた。
何度も自分用に作る。
…昔のメニューは難しい。
師匠の味にどうしても近くないと旨くない。
ダメだしを何度もされた。
基本認められ続けたので、否定はこたえた。
今思えば、俺様な人であり自分一番なお方だったと僅かに思いだす。
お陰様で
飽きっぽいけど、負けず嫌いが功をそうした。
そして、無性に食べたくなる。
作りまくった。
美味しく出来るようになった。
合格が出た。
この味をご存知でお気に入りだった方には喜んで貰える。
ふと思う。
私の味も一つでいいから
後続してもらえたら嬉しいかも。
私は私で終わりたい。
でも、受け継ぐって素晴らしいなと思う。
残るものは物質でなくて形じゃない何かって
凄いなって。
お料理教室で先ず最初にパンナコッタを作るんだけど
パンナコッタを何処かのお家で引き継いでくれてたら
かなり嬉しいなと、懐かしいカルボナーラ食べて思いました。
生徒の皆さん!
宜しくね。