土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

アマゾン河上流の都市イキトス市(No.1)

2008-12-18 00:13:31 | ペルー
 イキトスと聞いて反応するのは極一部の方々でしょう。そうです1997年12月に無惨にも早大の二人の学生が殺戮された場所だからです。私も更に気を引き締め直して行動する事を肝に命じました。
 先ずはさておきアルマス広場(中央広場)にそびえ建つカテドラルです。シャッターチャンスを待っていたのですがモトタクシーの列が絶え間なくこういう写真になりました。雲の位置は低く層状になって今にも降りそうな気配です。追伸:バイクも殆どが営業車です。


 ペルーやエクアドルのアンデス山脈東側やボリビアの北側の無数の川はアマゾン河水系です。この小さな支流が次第に合流しイキトスに近づくに従い大きな川となり合流しアマゾン河を形成します。周囲はセルバと呼ばれる熱帯雨林地帯です。ずーとこのような生態系を保ってきたのでしょうね。今後もこのままの姿であることを願って止みません。

 
 イキトス空港に到着すると同時に読書灯がある上の棚が開きました。地方へ行く飛行機は空のTAXI(=色んな所を経由してくる)ですからメンテが行き届かないのでしょうか?通常はこの棚は開かないで、その上の荷物を置く棚が時々開くので到着時は気をつけております。又は長くても2時間ですから窓際に座ります。

 
 イキトス空港です。ここの人達が着陸の際に胸の前で十字をきる意味が分かります。日本ではさながら合掌でしょう。雲は低く立ちこめ今にもスコールが来そうです。


 広場の角から最高の被写体 「カテドラル」と「モトタクシー」を撮りました。朝早いので人が居ませんが昼から夜は、大道芸をしたり散歩をしたり物を売ったりする人でにぎあいます。


 アルマス広場から約100m行けばアマゾン河です。アマゾン観光ツアーの船が出航を待っております。右側の昇降用の階段が長いのは水位差が約10m有るからです。河口から約3,700kmでこの幅です。河口付近はラプラタ河同様10数km有るのでしょう。


 水位差が大きいので川沿いの家は高床式です。でもこの地域の家は土台を「イカダ式」に組み水に浮くようにしているのです。すごい生活の知恵です。

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