土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

アマゾン河上流の都市イキトス市(No.2)

2008-12-23 00:42:53 | ペルー
 イキトス市で一番モダーンな場所です。失礼だけどここだけと言っても過言ではありません。そうです、アルマス広場のカテドラルの対面側です。積乱雲が立ち込めじきにスコールが来ます。雨季のこの時期は数回のスコールに見まわれました。

 
 夜は暑さをしのぎに多くの人がこのアルマス広場や海岸通りに集まってきます。広場では多くの物売りや大道芸人が徐々に現れ市民の憩いの場になっております。

 同上、中央の白のシャツ黒の短パンをきた者が大道芸人です。彼の周りに観客が集まり始めております。


 珍しくバスに遭遇しました。窓ガラスはありません。スコールの時は電車の日除けのような木製のカーテンが下りて来ます。中には破損しているのも有るので確認して乗っているそうです。多分バスは観光客用だと思いますが?この写真を見ながら気づいたのですが乗客には白人が多いし、車体にTOURSの文字が見えますので。信号待ちで停車すると物売りがよって(たかって)きます。

 
 バスの運転席側の窓はツッカイ棒で水平に保たれオープンになっていました。運転手も暑くて考えた末のアイデアなのでしょう。モトタクシー群の排気ガスはダイレクト(もろに)に入って来るのですが,キット暑さの方がそれの数10倍の厳しさなのでしょう。

 
 スコールが来そうだなーと思いながら住民の飲料水用の取り入れ口を川まで見に行きました。前方が見えず黒い雲が嵐のように去り小降りになった時にやっと撮りました。


 雨季と乾季の2シーズンで雨季には川沿いの家は浸水を受けます。前回記述したようにこの地域の家は高床式です。下の2枚の写真の住居がある場所は川から約300m位のところです。


 上記の写真の川に近い方です。ガードマンはこの先の川の中に取水口と揚水ポンプがあるから見張っています。雨季にはほぼ彼がいる渡り通路の高さまで水位が上がります。

 上記写真の乾季の時です。ほぼ上の写真と同じ場所を撮っています。

 
 雨季の時の取水口です。乾季の時はポンプ室(小屋)の下部の取水口の構造物は水面から約7~10mは見えるそうです。取水口はアマゾン河の支川で乾季にも水が確保できるようにちょうど蛇行したところに位置しています。


 イキトス国際空港の正面から市街地方向にあるゲートを撮っています。右端のポールの上から1/3の高さの所から左方向へと虹が架かっていました。この写真では見づらいので下記を参照ください。

 薄っすらとしか見えませんが架かっているのが見えるでしょうか。私のカメラ操作技術が下手な為チョットチョットですね。


 この模型はアメリカ南部のテキサス州、フロリダ州やコロンビアのカリブ海沿岸の主要港からアマゾン河経由にて貨物をイキトスまで運搬する大型船舶です。一応この会社の関係者に聞いた船舶の仕様は次の通りです。①船重量≒10,000ton(大きい,通常遠距離は2,000ton積荷があれば出航する)②全長≒140m ③全幅≒25m ④喫水≒12.5m と言っていました。水位により途中で台船に移し替えするそうです。




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