無伴奏チェロ組曲1番
プレリュード
東の空のひとすじの光
太陽が大地を押し分け今昇ろうとしている
引き裂かれるものかと抵抗する黒い森の大地
太陽と大地のせめぎ合いが地平線を赤く染める
驚き戸惑う鳥の黒い影
太陽を逃がすものかと最後の抵抗をする蜃気楼
ちぎれて空に飛び立つ太陽
抗いようのない時が億年のリズムを刻む
最初のAの開放弦、8個の16分音符にすべてが凝縮されているバッハの名曲中の名曲です。
こんな名曲に表題をつけるなんてとんでもないことかもしれません。
これが私の感じるこの曲の情景で、表題は 「時」です。
続く