39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

音楽の表題と情景(1)

2009-10-02 21:34:02 | バッハ

無伴奏チェロ組曲1番
プレリュード
 東の空のひとすじの光
 太陽が大地を押し分け今昇ろうとしている
 引き裂かれるものかと抵抗する黒い森の大地
 太陽と大地のせめぎ合いが地平線を赤く染める
 驚き戸惑う鳥の黒い影
 太陽を逃がすものかと最後の抵抗をする蜃気楼
 ちぎれて空に飛び立つ太陽
 抗いようのない時が億年のリズムを刻む

最初のAの開放弦、8個の16分音符にすべてが凝縮されているバッハの名曲中の名曲です。
こんな名曲に表題をつけるなんてとんでもないことかもしれません。
これが私の感じるこの曲の情景で、表題は 「時」です。
続く


音楽の表題と情景

2009-10-02 11:53:59 | バッハ

ベートーベンの交響曲
「3番:英雄」「5番:運命」「6番:田園」「9番:合唱付き」
チャイコフスキーの交響曲
「1番:冬の日の幻想」「2番:小ロシア」「3番:ポーランド」「6番:悲愴」
これらは交響曲についている表題の例である。
これらの表題は作曲者自身がつけたものや、後世の人が勝手に付けたものがある。
「運命」と呼ぶのはどうやら日本人だけらしい。(Wikipedia)
「田園」は各楽章にもベートーベン自身の表題が付いており、標題音楽の代表例である。
ギターの曲は小品が多く、その多くに表題が付いている。
「アルハンブラ宮殿の思いで」「大聖堂」「アメリアの誓い」「入り江のざわめき」
これらの表題により、演奏者にも聴衆にも、その目の裏側にその情景を浮かび上がらせ、楽曲と一体になりいっそうの満足を得ることができる。
なぜ、今、表題なのか。
私の愛してやまないバッハの音楽、例えば「無伴奏チェロ組曲」「無伴奏バイオリンパルティータ」などには表題はない。あるのは、番号と組曲の構成要素としての「プレリュード」「サラバンド」などである。
これらの曲に無理やり表題を押し付けるのはバッハの冒涜(ぼうとく)になりかねないが、自分がこれらの曲を聴きあるいは演奏するに当たり、自分の目の裏側に浮かび上がる情景を言葉にしておくことは、それを人に押し付けない限りバッハの冒涜にはならないと思う。
続く


雨ですねぇ

2009-10-02 08:53:58 | 健康・病気
雨ですねぇ・・・
指の調子はいかがですか?
はい、一度夜中に目が覚めたときは、手がこわばって人差し指の関節が少し痛みましたが、目が覚めるとなんとも無くなっていました。
手を、ニギニギするとすこし関節に違和感がありますが、たいしたことではないようです。
早く全快すると言いですねぇ・・・
あと少しなので、油断しないように養生しながら練習します。