こんばんは
チャペル・バロック・コンサートに行って来ました。
広島駅から徒歩5分、駅前大橋のたもと馬券売り場のトイメンにある「広島インテリジェントホテル」の一階の奥にある「チャペル」です。
こじんまりとした部屋で祭壇とステンドグラスと十字架があり、固い椅子が両サイドに10列ほどでしょうか並んでいました。
全体像は撮り忘れて舞台だけ写真に撮っています。
いい雰囲気ですよね・・・
ビオラ・ダ・ガンバが置いてあります。
チェンバロ、変な疑問ですが、毎回運び込むのかなぁ・・・
パンフレット
バイオリンの上野さんはどこかで見たこと聴いたことがあるような気がするけど思い出せない・・・
ビオラ・ダ・ガンバの河本さんは山口大学の工学部ですか・・・
演奏は技巧的且つ緻密でさすが工学部、理学部のボクも見習わなくては・・・
チェンバロの中野さんおしとやかで優しそうなお母さんの雰囲気、時々聞こえて来るチェンバロの音が心地よい・・・
演目は予想通りブクステフーデの作品1から第5番6番7番です。
休憩後はクリーガーのトリオソナタ作品2から第5番6番7番です。
ヨハン・フィリップ・クリーガーについては今回が初めてだと思うんですけど、なんだか聴いたことのあるようなそんな懐かしい感じがしました。
アンコールは何だったですか?題名は忘れましたが、これも聴いたことのある曲でした。
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終演後にちょっと舞台に上がってチェンバロを近くから撮らせてもらいました。
古楽大好きと言いながら、チェンバロを間近で見るのはこれが初めてです。
出口で演者がそろっていたので、一人ずつ話をさせてもらいました。
上野さんのバロックバイオリンを間近で見せてもらいましたが、ボディーは同じ大きさだけどサオが短いとかで半音低い415で調律してあるそうです。(写真撮れば良かった・・・)
バロック時代は大体415Hzだったらしいですね。
ビオラ・ダ・ガンバも近くで見せてもらいました。
チェロよりも小振りで弦が6本ありフレットが付けてありますが、そのフレットの間隔が弦ごとに微妙に違っていたりして、フレットがしっかりと平行に打ち込んであるギターとは全然違う感じでした。(これも写真撮れば良かった・・・)
古楽好きとは言え見るものが全てはじめてで、大変興奮しました。
最後に、あるるさんに「あるるさんどうも有り難う・・・」とか挨拶すると、ボクのことを分かってくれたみたいで大変嬉しかったです。
あるるさんがブクステフーデで検索していてたまたま検索に「39ギター」が引っかかっただけと言う偶然でしたが、演奏会に誘って頂いてボクの方としては大変ウキウキした珠玉の2時間でした。
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え?演奏の感想は・・・ですか?
そりゃぁ、もう、言うことなしですよ。
とくにバロックバイオリンの音が素晴らしく、最初の調弦の段階からその音色に引き込まれていました。
ビオラ・ダ・ガンバは見た目がピカピカで新しく、そのためか音もまだ枯れてないハツラツとした音に聴こえましたが、これが見るからに古ぼけた楽器だと「イヤー枯れたいい音がする・・・」とか言うんでしょうが、正直分かりません。
終演後の立ち話では名工の手による新しい楽器らしく大切に使っていました。
バイオリンとビオラ・ダ・ガンバとチェンバロの音のバランスがちょうど良かったですね。
四角い部屋で左側が一面ガラス張りになっているので余計に響くのかなと思っていましたが、反響は少なめの聴きやすいサロンになっていました。
ホテルの一階にある結婚式用のチャペルですが、雰囲気がよくまた演奏も秀逸で大変贅沢な気分を味会わせてもらいました。
ブクステフーデに関しては次は来年の秋と言うことですが、それまでにも色々とあるらしいので時々あるるさんのHPで確認しましょう。
と言うことで、古楽を古楽器の演奏で聴いて贅沢気分の大満足でした。