アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20170920大飯裁判金沢行動

2017年09月22日 | 原発
20170920大飯裁判金沢行動

 9月20日、福井から原発を止める会主催の名古屋高裁金沢支部行動がおこなわれました。11月20日に結審を強行しようとしている金沢支部にたいして、「弁護団が申請している全証人を採用し、十分な審理」を要求する行動で、第1回目は8月20日におこなわれ、2回目のこの日は、午後2時に金沢中心部の四校記念公園に集まり、横断幕を先頭にして、大飯原発を止めよう、樋口判決を守ろうなどのシュプレヒコールをあげながら、金沢支部に向かいました。途中、何組みもの外国人旅行客からグッドサインが示され、国際的・地球的規模の問題だと実感しました。

 金沢支部に到着し、兼六公園に近い門前に陣取って、訴えを始めました。観光客が多数行き来するなかで、次々と発言がありましたが、途中であたりが暗くなり、雷が鳴り、激しい雨と風が叩きつけました。急きょ金沢弁護士会館に移動し、集会を早めに始めることになりました。

 集会では、郡山から橋本あきさんが福島の水や食べ物、生活環境、途方もない放射能ゴミなど、放射能汚染の現実について話しました。

 高槻市から駆けつけてきた水戸喜世子さんは、北朝鮮のミサイルにたいして電車を止めても原発を止めない政府の欺瞞性、子どもたちにしゃがみ込む訓練をさせたが、これは自身の戦争体験から実効性はなく、ただ子どもたちに北朝鮮に憎しみを持たせるためのもの。またベトナムにばらまかれた米軍枯れ葉剤の被害がいまも続いており、いったん遺伝子が傷つけられると、回復は非常に困難であり、次世代、次々世代へと受け継がれていくという。原発は自国の中にある原子爆弾であり、全部廃炉にしなければなりません。

 金沢の原告浅田正文さんからは、原発爆発後福島から金沢に避難してきたが、福島にとどまってたたかっている人が体調を崩しているという報せが届くと、心が痛みます。原発事故は土地を汚し、空気を汚すだけではなく、人の心も傷つけてきました。2014年樋口判決のこころを大切にして、たたかっていきましょう。

 福井県大飯町、金沢市民から発言があり、笠原弁護団事務局長、島田弁護団長、そして最後は原告団長中嶌哲演さんの「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ」で、締めくくられ、次回10月20日にふたたび金沢に集まろうと心に決めて、散会しました。

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