20250526志賀原発訴訟第45回口頭弁論傍聴報告
5月26日、まだ肌寒く、長袖を着て、金沢地方裁判所にむかった。金沢城と兼六園をつなぐ陸橋の下を通り過ぎると、白鳥路公園には、もう「志賀原発廃炉」の幟旗が立っていた。
地裁駐車場に車を止めて、白鳥路公園に向かった。開廷時間の1時間も前なのに、もう数人のメンバーが集まっている。みんなが集まるまで、手持ちぶさたなので、池の鯉にあいさつに行く。「 . . . 本文を読む
20250210 志賀原発訴訟第44回口頭弁論傍聴記
2月10日金沢は大雪だった。白鳥路公園(兼六園口)に集まった数十人の原告と傍聴者が、歩道に積もる雪を踏みしめながら、金沢地裁に向かった。
書証の確認後、Sさんが立って意見陳述をおこなった。Sさんには第2次不二越訴訟でお世話になり、20年ぶりだろうか、それぞれの頭髪は真っ白になっていた。
Sさんの自宅は能登半島地震で半壊し、田鶴浜高校に . . . 本文を読む
20241031 志賀原発訴訟第43回口頭弁論傍聴記
10月31日、金沢地裁で、第43回口頭弁論が開かれた。白鳥路兼六園口に集まり、みんなの顔には、久し振りの再会の笑みがこぼれている。しばらくたむろして、「志賀原発を廃炉に!」のボードをもって、列をなして裁判所にむかう。外国人観光客にすれ違う度に、「ノー! ニュークリアー(No! nuclear)」と呼びかけると、拳を握り、親指を立てて応えてく . . . 本文を読む
20240513 志賀原発訴訟傍聴記
5月13日、能登半島大地震後、初めての第42回口頭弁論がおこなわれた。法廷横の廊下には、傍聴希望者が長蛇の列をなした。午後3時開廷の15分前に、傍聴席の扉が開かれ、廷内にぞろぞろと入った。傍聴席は70席あり、あっという間に記者席(10席)も一般傍聴席も埋まってしまった。
やがて、昨年4月に、東京高裁に栄転した山門裁判官の後を継いだ土屋裁判官ら3人 . . . 本文を読む
20231218志賀原発訴訟傍聴報告
12月18日、半年ぶりに志賀原発廃炉訴訟第41回口頭弁論が金沢地裁でおこなわれた。
冷たい雨が降るが、石川門下の池のコイはそれでもゆうゆうと泳いでいる。2時30分には原告団、傍聴者が三々五々集まり、半年ぶりの再会を楽しみながら、横断幕やアピール板を掲げて裁判所まで行進した。
裁判所に入り、傍聴希望の列に加わり、この寒い時期にどれだけ来るのだろうかとい . . . 本文を読む
6・1志賀原発訴訟口頭弁論報告
6月1日、第40回口頭弁論が開かれた。石川門下の白鳥路入口に集合し、久しぶりの再会で歓談しながら、裁判所への行進の時間を待った。裁判官3人が新たに着任し、更新手続きとして、原告・被告双方の意見陳述がおこなわれた。
原告弁護団は、2011年3月11日の福島原発事故によって、①原発が低コスト(他の発電施設とそんなに変わるか)、②原発が必要(停止していても問題ない . . . 本文を読む
志賀原発訴訟傍聴記
2月9日、志賀原発訴訟の第39回口頭弁論が開かれた。相変わらず、規制委員会の結論を待つための日程調整にすぎなかった。もはや、裁判所は裁判所ではなく、規制委員会の決定を取り次ぐだけのものでしかない。しかも、その規制委員会は、独立性を解体され、政府の決定をなぞるだけの存在に堕している。ああ、なんと空しい! 政府の決定を規制委員会が橋渡しして、裁判所に伝えて、これで終わりというの . . . 本文を読む
20221024 志賀原発訴訟傍聴記
今日は38回目の口頭弁論である。2012年提訴以来10年が過ぎても、弁論は硬直したまま動かない。
今日(10/24)も、午後2時開廷―17分閉廷だった。そのうち原告の意見陳述が10分で、実質7分なのだ。この7分間で、裁判長は、被告・北陸電力から7月29日と9月16日におこなわれた規制委員会の進捗状況と10月13、4日におこなわれた現地調査の様子を聞き、「 . . . 本文を読む
『志賀原発の廃炉をめざして―資料・論考・傍聴記』
表記の小冊子(B5版、48頁、簡易印刷+中綴じ製本)を発行しました。送料とも320円です。
郵便振替口座名 アジアと小松 /口座番号 00710-3-84795
目 次
はじめに (01~)
資料編
(1)志賀原発放射性廃棄物管理状況(02~)
(2)志賀原発敷地内外断層問題(03~)
(3)志賀原発の事故・トラブル(06~)
(4)志賀原発 . . . 本文を読む
第35回 志賀原発訴訟傍聴報告
コピペ裁判長に任せられるか
相変わらず、結審の先送りである。原告本人の意見陳述のあと、山門裁判長は北陸電力から出されている上申書(規制委員会の現地調査について)を確認したあと、弁論を続行すると言って、直ぐに日程調整に入った。次回は4月28日。
山門裁判長は、生活保護費の減額訴訟判決では、他の裁判所が出した判決文をそのままコピーしていることが暴露された(NHK . . . 本文を読む