20210327 『レイシズムとは何か』(梁英聖著2020.11)
『北陸中日新聞』紙上で、斉藤美奈子さんが表記の本を紹介しており、石川県立図書館から借り受けて読んだ。「はじめに」には、本書の執筆目的を、「差別する権利・自由を否定する反レイシズム規範を日本社会でどのように打ち立てたらよいか」としており、私の問題意識と一致したからである。
昨年、ナショナリズムについてレポートしたこともあり、 . . . 本文を読む
20210326 虫たちはまだ眠っている
まだまだ寒い日が続いていますが、冬眠中の虫たちが気になり始めました。
室内に「保護」しているシタベニハゴロモの卵塊も(左)、陽の当たる外壁に張り付いたシタベニハゴロモも(右)、まだぐっすりと眠っているようです。
シタベニハゴロモが好むニワウルシ(シンジュ)の幼木もまだ芽を出していませんね。4月下旬頃なのでしょうか。昨年は、5月9日に、ごま粒のような、1 . . . 本文を読む
20210325 最終報告書の閲覧
3月24日、金沢市企業局に開示請求していた「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」(300頁以上)が開示され、閲覧してきた。
「発電事業編」によれば、金沢市の発電事業の民間譲渡について、「事業・組織・財務の観点から、肯定的要素・否定的要素の双方を下記に記す。ガス事業に比べると、(発電事業の)財務面を中心に否定的要素もあるため、民間 . . . 本文を読む
20210325 北陸電力に水の管理ができるのか?
金沢市は長年月をかけて維持してきた5発電所(新寺津、上寺津、新辰巳、新内川、新内川第2)と1ダム(上寺津)を売却しようとしています。ここでは、上寺津ダムについてレポートします。
上寺津ダムは図のように、犀川水系にあります。上寺津ダムと上寺津発電所は名称は同じですが、上寺津発電所は犀川ダムとの落差を利用した発電所であり、どちらかというと . . . 本文を読む
20210304 小松基地騒音の人口・世帯に与える影響
今から28年前に、1970年から1993年(23年間)にかけての小松基地騒音と小松市人口との関係を調査した。その結果は75W以上の地域では12.6%減少し、75W未満の地域(山間地を除外)では30.5%増加した(『今こそ不戦を誓う―小松からアジアの友へ』に再掲)。
今回、1970年から2018年にかけて、48年間の小松市各校下の人口の増 . . . 本文を読む
M・Sさんを偲ぶ
2月4日、M・Sさんが亡くなりました。思い出せば、切りがありません。
はじめてお会いしたのは、M・Sさんがファントム裁判(1975年~)の第1次原告になられて(たったの12人、今はもう、原告は何千人です)、茨の道を切り開いたしばらく後でした。
M・Sさんは1921年に生まれ、中国戦線に配属され、敗戦を迎えました。戦地でのことは、あまり語りませんでした。小松基地問題に取り組 . . . 本文を読む