アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

情報統制から「真空地帯」へ

2016年12月24日 | 小松基地(総合)
2016年12月7日、航空自衛隊小松基地での訓練中、小銃の部品「ピストン桿(銃身内のガスを調整する部品)」と銃本体を固定する金具(長さ3センチ、直径5ミリの円筒形で、重さ5グラム)を紛失した。 12月9日に「北陸中日新聞」が報道したが、小松基地による発表の前だったために、情報漏洩を理由にして、全隊員1800人に携帯電話(私用と業務用)の通話履歴の提出を指示した。 . . . 本文を読む
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北方4島(アイヌモシリ)はアイヌに返せ

2016年12月21日 | 雑感
最も根本的な問題を見ると、アイヌ解放同盟委員長の山本一昭さんは、「『北方領土』はアイヌ民族のもので、和人が『固有の領土だから返せ』とかいうものではないんです。…あの土地は、現在住んでいる者とアイヌ民族のものです」と言っているように、そもそも北方4島は日本領でもなく、ロシア領でもなく、アイヌが住む大地なのです。アイヌの意思を無視し、頭越しで、日露両国が領有権を交渉することは、かつて、西洋列強がアフリカや中東の領有(植民地支配権)をめぐって、交渉し、「国境線」を引いたことと同じことで、両国による領土の略奪・侵略以外の何ものでもありません。 . . . 本文を読む
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12・18 尹奉吉義士84周年チェサ(祭祀)

2016年12月20日 | 尹奉吉義士
12月18日午後1時30分から、師走の金沢野田山墓地で、尹奉吉義士84周年のチェサがおこなわれました。暗葬之跡に30余人が集まり、月進会日本支部、尹奉吉共の会、沖縄からの発言のあと、読経のなかを各々が1輪の花をささげて、84年前に野田山の土に還った尹奉吉義士に思いを馳せました。 . . . 本文を読む
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『現代キューバ経済史』(新藤通弘著)から学ぶ

2016年12月16日 | 読書
11月25日カストロが死んだ。50年前、20歳の時に、岩波新書『キューバ』を読んで、心が動いた。キューバに関する書籍を図書館から何冊か借り出したので、読書ノートとして投稿していく予定だ。  まずは、『キューバ共和国憲法―解釈と全訳』(吉田稔/インターネット上)、『現代キューバ経済史』(新藤通弘著 2000年)、『近代日本総合年表』(岩波書店)をチェックした。 . . . 本文を読む
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20161208小松基地爆音訴訟傍聴記

2016年12月09日 | 小松基地爆音訴訟傍聴記
12月8日、金沢地裁で小松基地爆音訴訟口頭弁論が開かれた。原告側の第27,28,29,30準備書面の提出が確認され、第30準備書面の要約陳述がおこなわれた。2011年におこなわれた小松基地周辺の健康影響調査(服部調査)に関する国側の反論にたいする再反論であるが、まず、服部医学調査の結果を簡単に復習しておきたい。 . . . 本文を読む
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12/5 志賀原発訴訟第21回口頭弁論傍聴記

2016年12月06日 | 原発(志賀原発訴訟傍聴記)
師走に入っても、穏やかな日が続いている。白鳥路兼六園口に三々五々集まり、横断幕を先頭に金沢地裁に向かった。  3人の裁判官が着席し、原告、被告双方からの書類のやりとりを確認した後、能登七尾市在住の友禅作家で原告の志田弘子さんから陳述がおこなわれた。志田さんの作品が大型モニターに映し出され、陳述が始まった。 . . . 本文を読む
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『学校に思想・良心の自由を―君が代不起立、運動・歴史・思想』を読む

2016年12月01日 | 読書
『学校に思想・良心の自由を―君が代不起立、運動・歴史・思想』が届いた。不二越強制連行訴訟に取り組んでいた頃から、「学校にたいする君が代斉唱、日の丸掲揚の強制を憂慮する会」と細々と繋がっていたからだ。毎回送られてくる『たみがよ通信』は文字が小さくて、なかなかちゃんとは読めなかったが、その時どきの状況を知らせてくれた。  目次から注目すべき項目を選んで読みはじめた。「教科書・副教材叙述の問題と歴史教育への政治介入」(田中正敬)、「特別の教科道徳と私たちの課題」(藤田昌士)、「日の丸・君が代強制と良心的不服従」(安川寿之輔)、「戦前戦後の学校教育と日の丸・君が代」(藤田昌士)を読んだ。そのなかから3つについて感想を述べたい。 . . . 本文を読む
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