アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20210826黒い雨と黒い水

2021年08月26日 | 原発
黒い雨と黒い水  政府は「黒い雨」裁判の有毒性を渋々認めたが(上告断念)、東電福島原発から排出されたトリチウム含有の「黒い水」を海に放出するという。  資源エネルギー庁のHPには、「(トリチウム水による)外部被曝はほとんど発生しません」と書かれているが、トリチュウムが染色体異常を起こすことや、母乳を通して子どもに残留することは動物実験で報告されている(西尾正道『被爆インフォでミック』)。トリチ . . . 本文を読む
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20210823 尹奉吉義士と在日の権利闘争

2021年08月23日 | 尹奉吉義士
20210823 尹奉吉義士と在日の権利闘争  1932年に尹奉吉義士が三小牛山で処刑され、遺体が野田山に暗葬にされ、1946年に発掘されたが、41年後の1987年8月、朴仁祚さん、辛基秀さんらによって、暗葬地の再調査がおこなわれた。翌1988年4月、その目で暗葬地を確認した尹奉吉義士の実弟尹南儀さんによって、韓国では殉国碑建設(1992年4月竣工)の準備が始まった。  1990年4月に朴仁祚 . . . 本文を読む
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20210817メモ『神雷部隊始末記』 (加藤浩著2009年発行)

2021年08月18日 | 小松基地関係資料
メモ『神雷部隊始末記』 (加藤浩著2009年発行)  最近、『神雷部隊始末記』 (加藤浩著2009年発行)を読む機会があった。戦前の小松基地の様子がそれなりに伝わってくる内容なので、『小松の空』(住田正一著1988年)と重ね合わせながら、その概略をレポートする。  『小松の空』よれば、1941年8月今江潟と日本海の間の砂丘地を食糧増産のための開墾が始まり、1942年6月に開墾が終わるや、小松基地 . . . 本文を読む
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20210805『美しき愚かものたちのタブロー』(原田マハ著2019年)

2021年08月06日 | 読書
『美しき愚かものたちのタブロー』(原田マハ著2019年)  原田マハの『美しき愚かものたちのタブロー』を読む機会があった。松方幸次郎の美術品収集に関するお話である。結局は「松方偉人伝」であり、まあ「八田與一物語」と似たようなものだ。松方は美術品を収集したこと、八田はダム建設の責任者だったこと、その歴史的背景や、歴史的責任を捨象して、偉人伝を構成している。  松方は徳川 . . . 本文を読む
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