アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

尹奉吉義士亡命の動機は―治安維持法か?[再修正版]

2017年08月30日 | 尹奉吉義士
、「兎と狐」上演後、尹奉吉は警察への出頭を命じられたのだが、その直接的な容疑は何だったのだろうか? 情報が少なく断定はできないが、「兎と狐」上演に治安維持法違反容疑がかけられたのではないだろうか? . . . 本文を読む
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小松基地周辺学校、幼稚園などの騒音について

2017年08月28日 | 小松基地(騒音、訴訟)
16校432時限のサンプルの中から、1時限に20回以上の騒音曝露を記録した回数は56時限(内30回以上は25時限、40回以上は6時限)であった。1時限を60分とすれば、20回の騒音曝露とは3分に1回、30回ならば、2分に1回である。 . . . 本文を読む
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戦時強制連行(徴用)被害者に未払い金を支払え(つづき)

2017年08月23日 | 戦後補償(特に不二越強制連行)
戦時強制連行(徴用)被害者に未払い金を支払え(つづき)  前便で報告したように、日本政府は、日韓請求権協定によっても「徴用工」などの個人請求権は残されているとしているにもかかわらず、8月21日に文在寅大統領と会談した額賀福志郎(自民党)は「日韓請求権協定により、日本の植民地支配下での徴用工への賠償請求権問題は解決済みだという日本の見解」(8/22「北陸中日新聞」)を説明したという。また、「北陸中 . . . 本文を読む
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戦時強制連行(徴用)被害者に未払い金を支払え

2017年08月19日 | 戦後補償(特に不二越強制連行)
8月17日、韓国文在寅大統領は「日韓両国間の合意が個々人の権利を侵害することはできない」と表明し、韓国政府は「個人請求権の消滅」を否定した。2012年には、韓国最高裁でも「元徴用工問題は請求権協定の対象には含まれず、個人請求権は消滅していない」と判示している。当然の判断である。(ちょっと追加) . . . 本文を読む
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処刑後の尹奉吉義士は違法に埋葬された

2017年08月15日 | 尹奉吉義士
処刑後の尹奉吉義士は違法に埋葬された 2017年8月  尹奉吉は1032年12月19日に三小牛山で処刑され、野田山に埋葬された。尹奉吉に死刑判決を出した軍法会議にも疑義があるが、今回は尹奉吉の遺体の埋葬処理が適正におこなわれたのか . . . 本文を読む
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共産党も排外主義の戦列へ

2017年08月12日 | 雑感
共産党も排外主義の戦列へ  2017年8月9日付「北陸中日新聞」は「共産党の佐藤正幸(石川)県議…が水産庁と海上保安庁を訪れ、(北朝鮮漁船の違法操業の)取り締まりの強化などを求めた」と報道した。  先日、谷本石川県知事が「兵糧攻めで、北朝鮮人民を餓死させよ」と発言し、各方面から批判を浴びたにも拘わらず、今度は共産党が日本漁民の生活を守るために、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)漁民を漁場から排除せ . . . 本文を読む
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『溶鉱炉の火は消えたり』(浅原健三著)を読む

2017年08月06日 | 読書
1918年中秋の頃―職工1万人のサボタージュ(西田健太郎)。/1919年1/24、溶鉱炉鉱石運搬作業の朝鮮人82名が待遇改善要求、スト/1919年3/1独立運動/1919年8/24、工事現場臨時職夫33人がストライキ/1919年8/30、労働問題公開演説会(八幡市)―禁止命令/1919年10/16、日本労友会の発会式/1920年2/5、八幡製鉄所大ストライキ/1920年2/24、第2波ストライキ/1920年4/上旬、優遇案→8時間労働 . . . 本文を読む
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『溶鉱炉の火は消えたり』(8)

2017年08月05日 | 読書
見よ! 労働者は、遂ひに勝てり。  犠牲は彼我共に深刻であつた。然し、労働者の××××と雖(いえど)も無意義には消えぬ。  ××者は必ず××! 敗くるは××ないからである。××のある所、そこには必ず××がある。  製鉄所の大ストライキ! 前後僅かに一ヶ月であつた。然しながら、此の争議こそは、全九州に頻発した、労働争議の烽火(ほうか)であつた。犠牲者よ嘆く勿(なか)れ! 無産階級運動の火焔は燃え立つた。兄等の××××と雖も無駄にはならぬ。  三百の首なき屍(しかばね)よ! 七十四名の囚徒よ! 彼等の犠牲の×は、涙は、十年の今日まで、否、×××××解放の日まで、脈々として生き続ける。 . . . 本文を読む
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『溶鉱炉の火は消えたり』(7)

2017年08月04日 | 読書
『溶鉱炉の火は消えたり 八幡製鉄所の大罷工記録』(7) 十三 一歩退却  七日、第三日目、職工はやはり入門しない。罷工(ひこう)は続く。  朝から検束を解き始め、昼頃までに百余名を帰す。  昼食を食つてゐると、野村署長がやつて来て、製鉄所から回答のあつたことを知らせた。  八時間労働制は調査の上で回答する。割増金は本給に繰入れる予定で第四十二議会に予算案提出中である。割増金の不平等は仕方がない。 . . . 本文を読む
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『溶鉱炉の火は消えたり』(6)

2017年08月03日 | 読書
『溶鉱炉の火は消えたり 八幡製鉄所の大罷工記録』(6) 十一 検挙  家の前に二台の人力車。「変だな」と思つて這入ると、第一の伝令久保田某。沈黙の眼が勝利を語つてゐる。聞く者も、告ぐる者も、感激と昂奮に打ち顫(ふる)ふ。 「いや、全く困つた。罷工が始まると各門をピタリと閉めやがつたので、工場外に出る路がないんです」  通路を断れた彼はずつと海岸の方に遠廻り。低い木柵を乗り越へて通路へ、やつと本部 . . . 本文を読む
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