アジアと小松

アジアの人々との友好関係を築くために、日本の戦争責任と小松基地の問題について発信します。
小松基地問題研究会

20210709 慌てて売るな!

2021年07月10日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210709 発電施設を、慌てて売るな!  「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」によれば、2015年当時、金沢市は5カ所の発電所で発電した電気を6.11円/kwhで北陸電力に売電してきたが、他の自治体の平均売電価格は9.5円/kwhであり、非常に安く売ってきた(PwC報告書82ページ、2015年データ)。  現在(2021年)の一般家庭の電気料金は120/kw . . . 本文を読む
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20210524『超スマートエネルギー社会5.0』

2021年05月25日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210524『超スマートエネルギー社会5.0』(柏木孝夫著、2018年)  金沢市発電・ガス民営化問題について理解するために、『なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか』に続いて、表記の本を読んだ。著者柏木のいう「スマートエネルギー社会」とは、温暖効果ガス削減、省エネ対策、再生可能エネルギーを導入する脱炭素社会のようだ。  しかし、読み進めていくと、原発容認どころか、原発推進論者であることが . . . 本文を読む
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20210520『なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか』(田口理穂著2015年)

2021年05月20日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210520『なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか』(田口理穂著2015年)  本書は、石川県立図書館の「おすすめコーナー」に並んでおり、金沢市の電力・ガス民営化問題に関係がありそうなので借りてきた。SDGs(持続可能な開発目標)は斎藤幸平によれば、「SDGsは企業にとっては消費を促すPRの道具」とこき下ろされているが、気候変動は200年前の産業革命以降の資本主義的再生産システムが生み出 . . . 本文を読む
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5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(3)~(5)

2021年05月13日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(3)  説明用画像の「(ガス)災害時の保安体制の基本方針」が確認されているが、そもそも、災害時の保安体制は企業局でも重視し、必要な体制をとっていたのではないか。いまさら、譲渡先の会社でなければできないことではないだろう。  ガス災害時の復旧対策として、「必要な要員・資機材を確保」するとしているが、名古屋にある東邦ガス本社から、一刻を争う災害現場に必要な要員 . . . 本文を読む
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5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(2)

2021年05月06日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(2)  説明用画像「金沢ミライシナリオ」の第4項で、「地元人材・企業の活用」を謳っているが、名古屋(東邦ガス)や富山(北陸電力)の企業に、「地元金沢の人材・企業の活用」を期待できるだろうか。私企業とは、公企業とは違い、利潤優先が第1であり、利潤を産まないところには資本投下しない。地元金沢の企業との取り引きよりも、利潤を生む企業(自系列の会社)があれば、これ . . . 本文を読む
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5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(1)

2021年05月05日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
5/4金沢市ガス・電気譲渡説明会の問題点(1)  5月4日、金沢市のガス・電気譲渡説明会のYouTubeを見た。何カ所も腑に落ちない説明があったが、とりわけ、電気料金もガス料金も安くなるというメッセージが満載だった。  説明用画像には、「(ガス)料金メニュー」や「(電気)料金計画」があり、「(ガス料金)一般家庭・法人1%引下げ」とか、「多様な電気料金の割引プラン」などと謳っている。   ガス . . . 本文を読む
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20210416 金沢市は独占禁止法違反業者と手を組むのか!

2021年04月16日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210416 金沢市は独占禁止法違反業者と手を組むのか!  4月13日、東邦ガスが独禁法違反で公正取引委員会(公取委)の立ち入り検査を受けました。独禁法について少し調べました。  独禁法違反(カルテル)には「警告」、「排除措置命令」、「課徴金納付命令」、「刑事罰」が課されます。今回の東邦ガスの場合はガス・電気料金を高止まり(料金を引き下げないこと)させるためのカルテルであり、市民生活に直接 . . . 本文を読む
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20210325 PwCアドバイザリーの「最終報告書(2018.11.30)」閲覧

2021年03月25日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210325 最終報告書の閲覧  3月24日、金沢市企業局に開示請求していた「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」(300頁以上)が開示され、閲覧してきた。  「発電事業編」によれば、金沢市の発電事業の民間譲渡について、「事業・組織・財務の観点から、肯定的要素・否定的要素の双方を下記に記す。ガス事業に比べると、(発電事業の)財務面を中心に否定的要素もあるため、民間 . . . 本文を読む
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20210325 北陸電力に水の管理ができるのか?

2021年03月23日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210325 北陸電力に水の管理ができるのか?  金沢市は長年月をかけて維持してきた5発電所(新寺津、上寺津、新辰巳、新内川、新内川第2)と1ダム(上寺津)を売却しようとしています。ここでは、上寺津ダムについてレポートします。    上寺津ダムは図のように、犀川水系にあります。上寺津ダムと上寺津発電所は名称は同じですが、上寺津発電所は犀川ダムとの落差を利用した発電所であり、どちらかというと . . . 本文を読む
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20210213 金沢市はガス・電力事業の売却をやめろ!

2021年02月14日 | 金沢市ガス・発電事業譲渡問題
20210213 金沢市はガス・電力事業の売却をやめろ!  金沢市は、市営のガス・発電事業を186億円(以上)で、民間資本に譲渡しようとしている。2019年6月、金沢市議会に提案され、同年10月、市が設置した検討委員会が「株式会社に事業譲渡することが適当」と提言し、2021年3月までに優先交渉権者を決定し、2022年4月に譲渡するという。譲渡の条件はガス料金を5年間、現行水準を上回らないことだと . . . 本文を読む
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